第4章 書を捨てず、町へ出よう イベント回顧録

こども達に夢を与えるイベント、その裏方

 こんにちは。今度は間隔を開けずに更新できました。

 新章スタートです。

 今回から数回にわたり、私が書店員として出席させていただいた外部のイベントについて、差し障りがないだろうと思う範囲でお話させていただきたいと思います。

 

 いきなり最初からパンチのきいた内容ですよ。

 


 実は私……今も連綿とシリーズが続く某国民的女児向け変身魔法少女アニメと男子向け某特撮番組合同のショーイベントで、売り子をしたことがあります!


 

 ……ふふん、いわゆる「ニチアサ勢」と総称される女児向けアニメと特撮などが連続するあの時間のテレビ視聴者さんや、女の子のお子さんがいらっしゃる方、食いついてこられたのではないですか?(笑)

 ……ゴホン。すみません調子に乗りました。

 これは私が雑誌担当だった、最初に籍を置いた書店での話ですので、ライトノベルと離れてしまうのですけれど、どうか最後までお読みいただけますとさいわいです。



 もうかなり前の話になりますが――

 出版社さんが主催するこども向け屋内ショーイベントがちょうど私の店の近くのイベントホールで開催されたことがありまして。

 といってもお店とはちょっと離れており、付近には会場からもっと近い書店さんがいくつかあったのですけれど、どういうわけか我々の書店がお手伝いすることになったようです。

 

 最初にその話が来たときは私は行かなかったのですが、翌年もオファーがありまして。その時には確か店長さんから、私も一度そういう経験をした方がいいといった趣旨のことを言われ指名されたのだったと記憶しております。


 私が雑誌担当として、「小学○年生」「たのしい幼稚園」「おともだちピンク」などの児童向け雑誌を触っていたことも大きかったのかもしれません。


 というわけで店長さんと、当時のカラオケ仲間の女性従業員さん(子持ち)と私3人で、1日限りのイベントスタッフをすることになったのです。

 

 私たちが担当するのは、ショーイベントが行われるホール入口前で、いわゆる「物販」の係として関連したこども向けの付録付き雑誌や関連の絵本などを売るといった役割でした。

 私たちとちょっと離れた向かいのところにおもちゃとかなりきりの衣装などを売っていた方々もおられた気がします。確かそれは出版社からの方々でしたっけかね? すみませんなにぶん数年以上前なので細かいところが曖昧です。


 

 イベント開始前、私たちの目の前にはうず高く積まれた雑誌のタワーが……!

 それはそれは、多種多様でかつ圧倒されるほどの物量で、とても荘厳なまでの品揃えでした。


 あの手の付録付き雑誌を手に取ったことのある方ならおわかりだと思うのですけれど、ああいった付録は雑誌の真ん中あたりに挟む必要性があるので、雑誌を積む際の高さが大きくかさ増しされるのです。


 しかもそれで安定するのならいいのですけれど、付録の形によっては安定せずグラグラグラと……放っておけばタワーが崩れてしまうおそれも……! 

 なんのためのショーイベントかと言われたらこの物販をなるべく多く売るのが主催さん側の狙いなので、付録が壊れたりしてしまってはなりませんし、相当慎重に扱わなければなりませんでしたね。


 

 スタッフさんの準備も整い、いよいよお客様の入場の時間――!

 さてがんばろう、と思っていたら心の準備もできないままにこども連れのお客様方が雪崩のように押し寄せてこられるではありませんか……!


 入場が始まってからしばらくは、本当に息つく間もないという感じでした。

 夏場だったということもあり、室内とはいえ汗だくです。

 普段とは違い会場にはレジなどなく、完全に電卓がお供の手渡しだったこともありまして現金の間違いがあってはならない。

 でもお待たせしすぎるのもいけませんから、売り子3人でとにかく必死だったことを覚えています。

 

 アレです、たとえばコミックマーケットといったような即売会での売り子さんの苦労が少しわかったような気がいたしました(笑)

 

 様々な雑誌が多く並べられたワケですけれど、早々に売り切れてしまったものもありました。もっと売れるならなるべく売った方がいい、という話になり雑誌担当であった私が急遽お店にあった在庫を取りに行くことになり、大急ぎで会場とを往復したということもあったなあと記憶しています。

 

 お母さんに手を繋がれながら、ちょこちょことやってくるこどもたちはとてもかわいらしかったですね。けっこう女児向けアニメのコスチュームを着てた子も多かったように感じました。

 特徴的だったのはほとんどお母さんとお子さんといった親子2人連れで、親御さんとしても男性はあまりいらっしゃらなかったことだと思います。

 さすがにこの手のイベントでいわゆる「大きなお友達」の男性は見られませんでしたね……(笑) まあ、メインの客層を考えれば、そりゃあそうですね。


 

 お客様にとってのメインイベントであるショーがはじまる時間となりますともうほとんどの方が会場入りしたので、その間が休憩時間のような感じでした。

 客足も落ち着いたところで、店長さんからは「こどもに混じってショー見に行けば?」とかイジられたりもしました(笑)


 いや確かにオタクですけれども……

 流石に1人でこども達の中に入っていける勇気も純粋さも、私にはありませんでした(笑)

 とはいえなんだかんだで気になったりはしたので、ホールの外のエントランスに漏れ伝わってくる音声に、さりげなく聞き耳立てていたりしましたね。

 そこまで気になるんだったら見とけよ、というツッコミは受け付けます(笑)


 

 ――とまぁ、このような感じで、その日は文字通り汗水流して、多くのこどもたちとふれあうという貴重な体験をすることができました。

 非常に大変な現場でしたが、滅多にできない経験になったと思います。

 完売というわけにはいかず男子向けの本が少し売れ残ってしまったのは少し残念でしたが、それでもその日だけでかなりの部数をさばいたのではないでしょうか。

 ロケ弁っていうんですか、ちょっといいお弁当も出たのでそれも含めてなんだかんだでいい思い出になりました(笑)


 その時にスタッフとして支給されたシャツはそのまま頂戴しまして、今現在も我が家の引き出しの中で、大切に眠っております。

 や、ものっすごく鮮やかなピンクで、イベント名とその年度の数字がデカデカとプリントされてるのでさすがに普段着として使うには……ええ……(笑)


 

 さて。このような感じで新しい章では書店員として出席した各種イベントについて、出版社さんやほかの書店さんなどにご迷惑をかけない範囲でお届けしたいと思っております。


 思えば私のこのエッセイ、話数やコンテストの可否なんぞ気にせずどんどん新しい話で読者さんを楽しませるスタンスでした。

 何を守りに入っていたんだと自分に喝を入れたい気分です。

 

 なまじスタートダッシュがよかったものだから忘れていました。

 私は挑戦者なのですよね。勘違いしてました。今後は以前と同程度、いやもっと迅速に更新させていただければと思います。

 

 それでは、冒険が過ぎて「お前それはマズいだろ」とのご指摘をいただかぬ限りは、またお会いしましょう。

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