予告編:ダイジェスト

「俺たちは……24時間以内に死ぬ」

「嘘でしょ、研一君——?」



「みんなで一緒にだと? ふざけるな。助かるのは俺だけだ」

「おい、待て……!」

「じゃあな、アディオース!」


〜「一つ目の方法」より〜



「聞かせてもらおうじゃない。雪を騙してまで伝えないといけないその脱出方法ってのを」

 研一はその二つ目の方法が一筋縄では行かないことは容易に想像出来た。


〜「二つ目の方法」〜


「もし……もし、このクラッシュから抜け出せたら……俺と付き合ってくれ」

 壱はドラゴンを一つ蹴飛ばしてから、再びその喉元を突き刺した。

「えーーーーーーーーっ? それって、今言うタイミング?」



「そろそろ話してもらいましょうか、事の顛末を。いつ気づいたんですか? ケンイチ」

 研一は空を仰いだ。そこには12ヶ国語の文字でこう書かれていた。


 ………………。


〜「天国」より〜

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あのオルタナ事件、真相。 木沢 真流 @k1sh

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