第140話 吾輩は世界の中心で叫ぶ・・・「ガッデム――――!!」 

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「来たなこの時が・・・吾輩の出番が!!」

「うん?・・・ないですよ。」

「どうしてだ?エッセイコンテストが・・・」

「ここ見てください・・・ほらそこ・・・」

「・・・」

「フィクション以外。フィクションはのぞきます」

「・・・ガッデム――――!!」


吾輩対象外・・・。

くそ・・・エッセイ部門・・・くそ・・・。

何故?ホワイ?エッセイ。ノンフィクションに限るのですか?

神がお許しになりましたか?

神はこう告げています・・・バンパイア物語が世界平和に必要ですと・・・。

そうだな・・・世界平和のためだ。止む無し。

ルールブレイカー発動かな・・・。どこかの魔女を見習おう。

くらえーーー!!


「旦那、ダメですよ・・・アウト」

「くそ・・・勝利を約束されたチケットが欲しい・・・」

「旦那の存在は、アンリマユ的なものですね・・・」

「・・・そういうことか・・・ここのループは」

「違います。ループなどしていません」

「・・・」


吾輩は考える。

そもそもこのサイト・・・『エッセイ・ノンフィクション』って書いてるやん。

『・』は及びでしょ。又はでは、ないはず。OR演算子ではなく、AND演算子ですやん。

だから、題名で謝ったのに・・・。

嘘つきーーー!!ひどいよーーー!!

かくよむちゃんの裏切りである。シクシク(ノД`)・゜・。

顔文字も使いだしますよ。

もうやられたらやり返す。倍返しだ!!

コンテストに応募してやろうか!!


「旦那、落ち着いてください・・・どうどう」

「だって、だって、」

「旦那、これが何本に見えます?」

「うん?」

「私の羽です」

「0本」

「・・・重症ですね」

「違う!!羽は枚だろう!!本じゃない!!」

「そうです。あなたの作品は本じゃない」

「ぐっ!!誘導尋問・・・」


吾輩は考える。

遊びでコンテストを荒らすのはよくない。

落ち着こう・・・読まれるチャンスではある・・・。

しれっと上げて。

てへへ。なんてしてみようかな。


「旦那、思考が駄々漏れです・・・詐欺がばれますよ」

「おわっ!!ホントや、書いてもうてる」

「一発書きの原則により、これは保管されます」

「人類保管計画・・・セカンドインパクトがくるのか・・・小田原に引っ越そう・・・」


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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