第122話 吾輩は注意喚起を促す

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・どうしよう・・・ほっとけないな」

「・・・ほんと、おせっかいさんですね」

「そうだね。」


吾輩はある方に注意喚起をする。

哲学的な話と科学的な話である。


『幽霊はいるか?』


これは、大多数がいないと答えるだろう。目に見えないものは信じられない。

そうだね。そう思う。現実ではない。

ただ、これは「悪魔の証明」である。


悪魔はいるか?悪魔はいないか?

これに答えや証明はない。なぜなら、ないものは証明できないのである。


科学的観点からお話しするとマッチに火はつくか?

つきます!!当たり前です!!

ほんとに?


実は条件がいるのです。マッチの火がつくには。

酸素濃度、風速、物質、色々、エトセトラ、エトセトラ。

だから、条件を満たしたときにマッチに火がつく。

条件を満たさない時は、マッチに火がつかない。


だから、両方が成り立つ。

そして、悪魔の証明というのは、いないものをいないと証明する。

これは難しいというか・・・できるものかは定かでない。

そもそも、物質という概念の中で、見つかってない物質かもしれない。

現象として、捉える情報が少ない。

条件の洗い出しが不十分である。

だからこそ、証明ができないのである。


おそらく、見たことがある人など、ほぼいない。

けど、見たことがあるという人は、存在したりする。

これは、データ的観点から、大多数の法則が発動する。


仮定としては「ない」から、始まり、それの証明を始める。

そうするとないもののデータを集める。

そして、「ない」と結論付ける。


果たしてそれは、正しいのか?

これはすべての学問に通ずると思う。今あるものは正しいのか?

今、立証されていることは正しいのか?


実は間違いだらけなのかもしれない。都合のいい解釈が生んだ答えかもしれない。


歴史というのは、変わりやすい。

西郷隆盛の写真・・・あれは、西郷ドンではないかもしれない。

えっ?


そうです。実は赤の他人説まで流れている。

1192作ろう鎌倉幕府・・・。変わったらしい。


定説はくつがえったりもする・・・。

吾輩の物語のメインテーマの一つである。


書かないつもりだったが書こう。これを書き始めたときのメインテーマ。

『定説はくつがえる』『定説とは意外と嘘かもしれない』


バンパイアの定説をひっくり返すことでそれを書こうと思った。

これが始まりである。

実際間違っているが・・・。


実は、この世界は仮想世界論なんてのもある。

物語と一緒だ。ホントのことは、わからない。


どこかの誰かが言った。

『人間が想像できることは、現実に起こりうることである』

その通り!!

『事実は小説より、奇なり』

その通り!!


だからこそ、正しいこととは何なのか見極める力が求められるのであろう。

あなたの妄想は具現化するかもしれない。

だって、奇跡って言葉があるから。


ただ、事実もある。

1+1=2

これは、変わってはいけない。計算式としてね♪


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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