第11話

【恋愛裁判→恋愛マニュアル】#4

 「君の監獄に閉じ込めても良い。だから、許してくれ。」

彼は何回も謝った。ちょっと魔がさしただけなんだ、と。

「知らない。」

「どこが完全犯罪なんだ。君も僕もどれだけの悲しみを。」

「どういう事よ。」

私は食い気味に言う。

「君は何故この数日間平良と一緒にいたんだ!」

「それは…。」

バレていた。作戦は成功のようだった。

「終身刑って言うと悪い事みたいだから、もう一度、結婚を前提にやり直してくれないか。」

「え…。」

驚きだった。奥手の彼が結婚なんて言うなんて。

「ずっと、ずっと一緒に、笑って、泣いて、怒って、良いと…思わないかい。」

「はい。良いと思います。」

「じゃあ、君の事も無かった事に。でもスンゲー悲しかったんだからな!」

「ごめん、ごめんもうしないよ。絶対。」

「じゃあ、もう外も暗いし帰ろうか。」

 外は夕日が綺麗に浮かんでいた。

オレンジ色の道を彼と一緒に、家まで帰った。

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