第5話 予備自衛官補 A 前日

Q 予備自衛官補ってなんぞや?

A 予備自衛官になるために訓練を受けている民間人のことです 言うなれば補欠の候補生



一般幹部候補生と並行して予備自衛官補も受験していました。試験に受かりいよいよ訓練開始です。

予備自衛官補は合計で50日間の訓練を指定された駐屯地でクリアしなくてはいけません。ただ50日といっても5日間ごとに間を空けて受ける形になるのでそれほど連続して拘束はされません。


某駐屯地に訓練開始前日に到着し門をくぐり指定された隊舎に入りました。そこで被服を確認しそれを持ってこれから数日間寝泊まりする隊舎に向かいました。隊舎は10人部屋で二段ベッドが並べられています。食事は自衛官の方に引率されて着隊した予備自補皆で食べに行きました。食事は後に入隊した幕とは違って肉類が多く小鉢も1つ多かった記憶があります。まあ駐屯地によるみたいですけどね。


夜は迷彩服へのプレスの仕方、靴の磨き方、ベッドメイキングの仕方などを教わりました。


さてそろそろ就寝時間だという時間になって居室最後の方が着隊してきました。予備自補に入る人は気を付けましょう。着隊時間は結構就寝時間ギリギリまで大丈夫なんですが色々やることがあるので早く来ないとキツいです。

バディの自分は急いでベッドメイキングを手伝いました。と言っても教わったばかりの人間二人で間に合うわけがなく居室全員で手伝いました。

まあ無慈悲にも途中で消灯されてしまいましたがね。


予備自補達は眠りにつきました。明日から地獄が始まると知らずに…

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