第49話 時の知の平等な編集権


 知の平等の時の平等編集権の幸せになる価値のバラバラ具合。

 科学論文や芸術作品を誰の著作にするかは、キュウベエの後継者の「古武術の男」の研究成果である「情報編集権」の思想でだいたいあってると思う。

 ひとつの作品に対する関わったすべての人に情報編集権があるということで意見は一致している。ムハンマドはアラーの書記官だとか、有名人の口述筆記はどの著作になるか難しい。

 研究などは何十人で行うし、作戦の立案も何百人で行う。だから、代表者の署名だけでは作者は決まらない。

 例えば、問題の課題設定と解答。どちらが著作権を答案用紙についてもつべきか。教師や解答者で平等だろうとぼくらは考えてしまう。そしたら、答案用紙に落書きしたら誰の著作物になるのか。このような著作権問題の現場に数多くいる人たちは、情報編集権については未解明な問題にするしかないということになる。

 時の知の平等な編集権というものもあり、課題設定者、発明家、改良者、最終設計者で、時の知の編集権は平等なのか。未解明問題だ。


 知の存在編集権管理者からすると、知の存在編集権なんて適当でさ。幸せ編集権管理者なら、どれだけ幸せにするかは、あまり幸せではなかったぼくにはわからなくてさ。どっちも似たようなものに思えるんだよ。これより小さな編集権概念なんて、いったい何ができるんだろうかっていったら、精密統治って概念があるらしくってさ。

 逆精密統治編集権限っていったい誰にあるだろうくらいぼくもよくわからなくてさ。

 むしろ、やっぱり、偉大な概念なんて、すごい簡単だよ。ぼくらと通信をとってるはずの異次元との和平交渉とのやり方なんて知らないです。これがすべて時の知の平等な編集権なら、最初から、あの大英雄伝説シヴァ伝だって、誰が発明したかわからないだろう。

 そんなこといまさらいわれたら、どうしたらいいんだよ。



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