真上・アンジェリーノ 〜マカミ・アンジェリーノ〜



「今日はゲストの予定はなかったはずだが……」


「来ちゃっタ」


「ジェリー、君の仕事はさっきの収録で終わりだろう? 次の仕事まで時間があるからと言って勝手に出演されてもギャラは出せないよ」


「その点に関しては問題ナーシ。偉いお兄さんとコーショーしてマグレのギャラから1割貰う事になったから」


「ボク抜きで勝手に決めないで貰いたいな」


「フツオタのコーナー」


「勝手に会話を止めて勝手に仕切らないでくれるかな」


「ペンネーム『超絶キュートなハーフ少女アンちゃん』さんから。イッツミー! 『リーノちゃんハロー』は~い。ズドラーストヴィチェ『リーノちゃんはキュートだからアンちゃんからKissをプレゼントフォーミー』わ~お、アンちゃんグラシア~ス。アンちゃんもキュートだからKissをプレゼントフォーミー」


「……終わったかい?」


「満足したヨ。だから、マグレにもKissをプレゼント」


「お断りだ。ほら、茶番のせいでタイトルコールをしていないってスタッフがお怒りだよ。ジェリー、タイトルコールをお願いするよ」


「OK! AYASHIRadio Start!」


「便利だね、君は」

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