第304話 姉様から学ぶ狩りの方法【おまけ【指導】】

 どうやら、さっき飲んでしまったのは、思った事を口に出してしまう液体だったみたいで、いつも以上に、良く喋る僕が、そこにいた。薬の効果が、だんだんと効きすぎていて、つらい――。

 念話で、リーヴスラシルに、その内容を伝えると、何か嬉しそうな声が聴こえてきたのは、多分気のせいだろう。

「ウィンお姉様、さっきの薬解りました」

「何の効果だったの?」

「いつも以上に、おしゃべりをしてしまうと言う効果です」とそれっぽい事を言ってみる。

「それほんとなの?」

「嘘です、似たような効果だからと言っておきます」

 あれ、まずいなこれは、聞かれると自然に答えてる。

「嘘て、事は、楽しい事が出来るて事?」

「そうですね、思った事喋ってしまいます」

 あれ、薬の効果が、強いぞ……、どうやって回避するかな。

「姫様が、ウィン殿に、やっているマッサージは、将来、姫様もしますか?」

「気になっては、いますが、まだ決めてないです」

 おい、リーヴスラシルなにを言わせるだ。それより、口調が乙女になってるぞ……。

「マリア、あれ、興味あったんだ」

「へぇー」

「ないですよ、そんな事は、それより、最近も大きくなってきて良かったですね」

 駄目だ、ここから早く逃げないと嫌な予感しかしない――。

「マリアが、私くらいになるときて、学校行っていないだよね、私――」

「なら、リーヴスラシル君が、揉んであげればいいだよね」

「ウィン殿、その考え、良いですね」

「二人ともベタベタしすぎです」

「「はーい」」

「今日のマリア照れすぎ」「姫様、照れすぎです」

 二人して、言葉が、似すぎだよ……。

「なら狩りを少ししたら、汗もかくだろうし、そしたら、お風呂にいこっか?」

「その時に、伝授してくれるですね、解りました」

「あ……、マリアその時悪いだけど、一人でいると危ないから、お母様とお風呂に入ってもらっていいかな?」

「そうですね、今日は、そうします」

 こんな状態でいたら、何話すか解らないから、良かった……。

「頑張って、伝授してもらってね、リーヴスラシル」

 僕は、何をいっているだ……。

「姫様、解りました、しっかりと学んできます」

 なんだろう、尻尾が嬉しそうに、フリフリしてるように、一瞬見えたよ――。

「それじゃ、狩始めようか、この辺一周しながら狩りするからゆっくりと着いて来てね」

「ウィンお姉様、そんなに、この体だと体力ないですけど、大丈夫ですかね……」

「姫様、大丈夫です、何かあれば、我が、剣で、切りつけます」

「その時は、宜しくね」

「おうせのままに――」

「それじゃ、出発」

 森の中に、ゆっくりと進んで行くと、熊らしき生き物が見える。木の陰からゆっくりと、弓を引き、放つ――、熊の片側に刺さるが、致命傷にならず、お姉様が、助けと矢を放ち、眉間に、刺さるが、まだ悶えている。そんな中、襲って来る所を、リーヴスラシルが、斬撃で、真っ二つにしてしまう。

「マリア、初めてにしては、良い場所だけど、もう少し急所を狙えれるように、頑張ろう。そんなやり取りがあるが、リーヴスラシルの攻撃の高さは、羨ましいと内心思ってしまった。

「リーヴスラシル君の一撃は、凄かったね」

「まだまだですよ、熊に、気配を察知されましたからね」

「それでも、あの一撃は、凄いと思うよ、本当に……」

 僕とかお姉様は、弓、魔法の二択だが、リーヴスラシルは、武器ならほとんど使えるし、魔法、格闘技も出来る優れものだし、僕より強いのに、何故姫とよばれるのかが、謎だよな……。

「姫様は、姫様です」

「あれ、声にでてたの今の言葉?」

「念話で、少し喋てましたよ」

 あぁ、今日は、本当に、駄目だ……。

「我は、あの戦いに惚れてから、姫様の従者をしているのだぞ、だから心配しなくても、大丈夫じゃ」

「ごめんね、今日は、どうも本調子じゃないだよね、悪いけど、一度……、家の付近まで戻って、そこから帰るから送って」

「ウィン殿、姫様は、今日は、疲れている様子じゃから、一度送ってからまた狩りの続きをしようぞ」

「宜しく、私は、このまま続けているから、マリアもゆっくり休んでね」

「ありがとう、ウィンお姉様――」

 こうして、家まで送ってもらい僕は、解毒剤になる薬を作り飲む為に、家に戻った。

「マリアでも、間違える事てあるんだな」とウィンは、一人で、なっとくする。

 あれから、一時間くらい経った頃に、リーヴスラシル君と合流した。

「ウィン殿お待たせしました」

「マリア大丈夫?」

「解毒剤を作って、飲んでゆっくり休めば、大丈夫と言っておった」

 良かった、解毒剤作ったのね、なら帰った頃には、いつものマリアに、戻っているのね。

「リーヴスラシル君は、マリアもいないから弓で、一緒に狩りをする?」

「そうですな、弓に替えさせてもらうとしよう」

 なぞのチャックから弓を出し、教えてもらったように、弓のひきかたを何度か試してみる。

「試しに、そこの兎を狩ってみるとしよう」

 矢を添えて、弓を放つと、「リーン」と音がなりそのまままっすくに、矢が兎に突き刺さった。

「さすがだね、リーヴスラシル君もう覚えた通りだね」と綺麗に命中する。

 このまま、狩が、二時間くらい続き、二人とも良い汗をかき、家に戻ろうかと話す。

「そろそろ良い時間だから、家に戻ってお風呂でも、入ろうか?」

「そうじゃな、さっぱりするのは、最近の楽しみじゃ」

 帰りながらと途中狩りをしながら、家へと戻る。家に、戻り、マリアの顔を見て、安心してから二人で、お風呂に、向かったのだった。

 着替えの服は、マリアが用意した、このアニマルパジャマと言うものらしく、三毛猫と言うネコのパジャマと、黒猫と言うネコのパジャマの二着で、黒い方が、私で、三毛猫と書かれたパジャマが、リーヴスラシル君用らしい――。

さてと、脱ぎますかと、上着、スポーツブラ、スカート、パンツを脱ぎ捨てて、ニーソのままお風呂場へ、リーヴスラシル君もニーソに、なって脱ぎ終わっている。プロモーションは、設定の七歳にしては、少し胸が大きくて、綺麗だとおもってしまう身体だった。

「そんなに、じっと見られると、なんか不思議だと思ってしまうぞ」

「ごめんね、あまりにも、綺麗だったからついね」

「ウィン殿も十分に、可愛いではないか?」

「自分が可愛いかは、自分では、良く解らないだよね」

「姫様も、ウィン殿は、可愛いといつも言っておるぞ」

「いや、マリアよりは、可愛くないと思っておるぞ」と真似してみる。

 リーヴスラシル君と最近良く会話するな。

「ウィン殿は、初めてあった時は、あまり我と話さなかったが、最近は、良くはなしてくれている」

「そうだね、色んな事が、一年間で、あったから、それの影響かもね」

「そうだな、この一年間は、濃い一年じゃったな」

 お風呂場まで、歩く間に、そんな会話をしている二人――。

「そろそろ、お風呂場に、着くが、先に、身体を洗ってからマッサージの伝授か?」

「うーん、今日は、リーヴスラシル君を洗ってあげながらマッサージで、いいじゃない?」

「我は、そこに、座っていればいいのだな」

「そうだね、座ってたら、私が洗っていくね」

 泡を作り、まず背中からゆっくりと洗っていく、いつもながら綺麗な背中だと、感心しながらあらっていると、リーヴスラシル君から、洗ってもらっていると、気持ちいいものだなと言ってくる。

「前もあらうから、バンザイしててね」

「解った」

 首元から、ゆっくりと洗っていき、胸部分を擦らない様に、丁寧に洗っていく。

「なんか、人に洗ってもらうとこそばゆいんじゃな」

「そうだね、でも、形が綺麗だよね、いいなぁ~」

 ゆっくりと、胸を揉むように、洗っていくと――。

「ウィン殿、くすぐったいぞ」とリーヴスラシル君が、言ってきた。

 何か面白いなと思いながら全身を洗っていく――。その後、交代だと私も全身を洗ってもらった、さすが、マリアを洗ってるだけあって、なんかお姫様になった感じがした。湯船に、浸かって、マッサージについての説明をしていく。

「持ち方は、こんなふうに、ゆっくりと後ろから持ってあげるといいよ、昔のマリアだと小さかったから前からだったけど、お風呂の中に、入って後ろからお湯につかりならが、こうやって、胸を揉むと、こんな感じに、なるでしょ?」

「力加減が、難しそうじゃな」

 リーヴスラシル君の胸をゆっくりと揉みながら説明をしていく、その時に、力加減をこんな感じだよと揉みながら説明していく。

「そうだね、強過ぎちゃうと、胸が赤くなってきちゃうから、ゆっくりと揉むといいよ」

「それに、最初は、五十回で、慣れて来たら、百回とかに、増やしていくのが、お勧めのポイントかな?」

「こんなふうに、上から、横を少し持ち上げながらゆっくりと揉み、そして、ゆっくりと掴みながら揉むといいかもね」

「なるほど、解ったから試しに、ウィン殿の胸で、試しても良いか?」

「いいよ、それじゃ、リーヴスラシル君の前にいくね」と位置を替える。

「そうやって、胸の位置をあわせて、持ってみて」

「こうかな?」

「もう少し、力をゆるくして、持ってね」

「こうか?」

「そうそう、それで、さっきみたいに、ゆっくりと、揉んでいって――」

 リーヴスラシル君が、私の胸をゆっくりと揉み始める。はじめは、少し強かったが、だんだんと慣れていきいまは、丁度良い感じに、揉み、マッサージしていくとなにか、掴んだかのように、数を数える。

「今、三十回目ですぞ」

「そうだね、もっとゆっくりとの方が、いいかもね、もっとゆっくりと揉んで……」

「あっ、そこ違う、もう少し下かな?」

「そこで、あっているよ、リーヴスラシル君」

 だんだんと、お湯に浸かっているからなのか、火照りが、強くなっていく――。そろそろ百回かというときに、のぼせそうになってしまった。

「あ、もういいよ、それで、だいじょうぶだよ」と少し息があらくなってしまったが、なんとか答えた。

「これで、姫様が、七歳くらいになった頃に、始めればいいのですな」

「そうだね、なれないうちは、私か、自分のを揉んでみるのもいいかもね」

「解った、ありがとう」

「いえいえ」

 二人は、浴室に、戻り、妹が用意したパジャマに着替える。尻尾の部分は、自分たちの尻尾をだして、着替えるのだった。着替えが終わり、マリアの所に行くと、二人とも可愛いと言ってくる。今度は、マリアも同じパジャマ着る事を約束して、食卓へと向かうのだった。

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