第245話 家族団らんまったりと…⑭

 お母様から今後の方針を聞く事になる。


 お婆様が、解った事と娘達の事とガゼフ君の事に、共通する話があるらしく若返りポーションと変身ポーションを作ってと頼まれる。


 お母様だし別に、作らないと言うか普通に作るのに、何故かお願いとまで言われた……。


 訳は、解決対策が出来た状態になったら話して下さると言っていた。ならその時まで、僕は、お姉様と気ままに生活しながら精進して行こうかなと内心思う事になる。


 そんな訳で、ポーションを作製して、少女が似合いそうな服を作製する。お母様も持っているはずの猫顔の巾着袋を渡そうとするが、あるから大丈夫と言われた。そんな訳で、入浴して…体を癒すのも良いのだが、嫌な予感がするとタロットで、出たらしく早めに家に一度戻り、ちょっとした用事の場所へと向かうと娘達に説明する。お婆様が近づいてきて、何やら二人でお話をしている……内容が解らないが、何か糸口が、見つかったら教えてくれると言っているのだからお風呂に、入ってまったりとして、その後は、今後の事とかを話して、ゆっくりする事になった。


 お母様に、若返りポーションの解除方法を説明して、頼まれている本数分渡した。


 かなりの数だったが、詮索は、やめて…気をつけていってらっしゃいとお姉様と僕とで頬にキスをして見送る……。


 さてと、お姉様と久々のお風呂だったりするが、リーヴスラシル君の憑依も解いて元の状態に戻ると、戦いの中の記憶がきちんと蓄積されているらしく今後の戦いに、とても役に立つと本人は、喜んでいたのだった。


 ふし後と言えば、お婆様は、少女のまま元に戻らずにいる事が謎だったりする。


 「えっと……呼び方は……」


 「ロリ―お姉様は、元に戻らないのですか?」


 「マリアよ私は、この姿で、当分過ごす予定なの!」


 元気に、はしゃぐ子供の様に、言われる。それとこれが、片付いたらお願いしたい事があると言われる……何故かお母様のパターンと似ているのが、不思議でたまらないきがしてきた。


 「気になって、若返っているお歳を聞いてみると?」


 「この頃だと、16歳くらいかしらね」と言われる。


 さっきの美少年だった、お爺ちゃんは、年齢的に、7歳くらいだったらしく、とても可愛かったと笑顔で話すお婆様が居る。心は、今でも永遠の乙女らしいと謎の発言をお姉様に言っている。


 今度は、お爺ちゃんを13歳~14歳くらいにして、その後は、色々とねと言われたが、お姉様と僕は……「?」が、頭の上にでるくらい謎の台詞だったと認識している。


 そういえば、お婆様に、さっきまでの刀について聞いてみると予想外にも答えが返ってくる。


 「あれは、私の先祖代々からある代物なのよね」と話して下さるが、それが何かまでは、話さないらしい――


 お姉様と僕にも出来るのかを聞いてみた所……どうやらある特殊な事をすれば覚える事は、可能らしいと言っている。その方法を聞こうとする前に、人差し指が僕の唇に、あてられて……「内緒」と言われるのだった。


 そんな話をしながら歩いていると、あっという間に、大浴場の入り口に着くのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る