第205話 初めてのクリスマス会【サンタさんて居るの?】

 「お姉様?」


 「何故にニーソが無くなるのですか?」


 「解らないけど、予想だとサンタさんも寒いからニーソつけてかえるじゃない?」


 「なるほど、確かにそれだと納得がいきますね」


 「ニーソ温かいですし、サンタさん風邪とかひくと大変ですから……」


 「そうなると、お姉様のニーソを履いてから出発するのですね」


 「一番にここから全世界に配りながら行くとは、凄すぎて驚きです」


 「そうだね~」


 「でも今年は、私とマリアがいるからマリアいつも使ってる服とか置いとくと着てくれるかもよ?」


 「じゃ~」


 「縞々パンツと一緒に靴下の中に入れておきます」


 「サンタさんも少しは暖かくなるはずです!」


 「リーヴスラシル君は、何を入れるの?」


 「何か話の流れだとサンタさんて物々交換するような生き物なんですかね?」


 「う~~~ん」


 「夢と希望と愛をくれるからたまには、こっちからあげてもいいかなて思って始まったらしいよ?」


 「どれだけの子供達から着る物貰ってると想像するだけで驚きですけど?」


 「そうですね、我も着てる物ならこのスポーツブラと言う姫様に頂いて気にいるこれを入れときます」


 「懐かしい物を入れるだね」


 「リーヴスラシル君がその姿になった時に、お姉様に指摘されるまで何もつけずだったからね」


 「我は、あまり気にしていなかったのだが、ウィン様が女の子なら着ないと駄目と言われてからですので……」


 「そりゃそうだよ!」


 「リーヴスラシル君ノーパンでブラとかつけないし、良く動き回るから付けてない事に気づいた時は、流石にびっくりしたよ!」


 「女性て大変な生き物なんですね」


 「ちょっとまって?」


 「それだと今までつけてないみたいじゃない!」


 「指摘されて初めて知りました」


 「ま、服類・装備類・武器類は、姫様から作って貰えるので、それだけで幸せですね」


 「いつも本当に姫様有難うございます」


 僕は、そんな事無いようとリーヴスラシル君に言って、逆に僕は、君に会えて良かったと呟くと?


 「我も主が、姫様で良かった」と二人して笑顔で笑う。


 この話の流れだと来年は、何を着てもらうのだろうと少し謎が残るが、サンタさんが元気ならいいかと思った。


 「ほら、三人ともそろそろ着替えの準備して、お爺ちゃんの家に向かうわよ?」


 「お母様今回て、マリアの魔法で行かないの?」


 「それは、勿論いかないわよ?」


 「だって、貴女達には、このミニスカゴスロリサンタ服に着替えて行くのだから一瞬で着いたら楽しめないじゃない!」


 「「「え?」」」


 「誰がですか?」


 「私が撮影しながらこの雪の中可愛い娘達保存しないと駄目でしょ?」


 「それは、そうとお父様が気持ち悪いです!」


 何がと振り向くと確かに顔的に駄目な気がする。お母様は、僕に念話を飛ばして、お父様を先に現地に飛ぶように指示をだす。


 「転移魔法にて、お父様お爺ちゃん地へ……」


 「バイバイユウト!?」


 「えぇぇぇ!」


 「さて、服に着替えるの手伝うから貴女達のお部屋に行きましょう」


 お母様と二人の姉妹と従者が娘達の部屋に行き着替えるのだった。そして、着替え終わると何故か皆して僕を写真を撮り始める。


 「マリアの赤ん坊版も可愛かったけど、やっぱり変身後の方がしっくりくるわね」


 「お母様いつの間にこれを作ったのですか?」


 「二ヶ月くらい前よ?」


 「あれ、あの頃バタバタしていたきがしますが……」


 「はれのクリスマス舞台なんだから気合は入れるわよ!」


 「それに、ダイトカイト様も手先が器用で手伝ってくださったから思ったより早くて良かったわ」


 「お母様それは、ある意味びっくりです」


 「私もびっくりよまさか初代様は、手先が器用な上に、私のデザインにコメントとか入れてくれるから楽しく作れたわね」


 「そう言えば、マリアは、今回初めてだから知らないだろうけど?」


 「ウィンは、一人で一発芸をしていたけど?」


 「今回は、何をやるの?」


 「お母様秘密ですが、三人で催し物をするつもりです」


 「楽しみにしていてください」


 「お母様も何か芸やるの?」


 「私も初めて結婚した時は、流石にびっくりしたけどここまで参加すると慣れちゃってやる事とかは、もう決まっているかな?」


 「去年お母様の芸を見て、驚きました!」


 「何をしたの?」


 「手品と言う物をみました」


 「お姉様それってどんなの?」


 「お父様を箱に入れて、何か凄い匂いがする液体を流し込み火の着いた松明をその中に入れて、氷魔法をお爺ちゃんに頼んでする感じだった?」


 「え、お父様良く燃えなかったね」


 「燃えたら楽しかったのですがね……」


 「リーヴスラシル君本音が漏れてるよ!」


 「聞こえる様に言ったまです」


 「そんな嬉しそうに言わなくても大丈夫だよ!」


 「ま、結果として今居る訳ですから問題なかったのでしょ?」


 「ん~~~」


 「失敗して、半分死にかけたお父様ならみたけど?」


 「お爺ちゃんとお婆ちゃん達は、大爆笑で凄く笑っていたのを覚えてるかな?」


 「お父様何をしたら皆にそんなに笑われるのか不思議ですね」


 「それはね、ウィンの芸を考えたのがユウトだったんだけど?」


 「それがあまり好評じゃなくて、ユウトの番になったらウィンちゃんの仇を取るぞ見たいなのが聞こえていたんだけどまさかあそこで私がどじるなんて思ってなかったから不思議な事よね」


 「お母様その箱にこんな模様ついてませんでしたか?」


 「あ、確かにあったかもだけど?」


 「これ何の模様?」


 「これは、転移系の魔法封じの模様らしいです」


 「あ、だから失敗したのね、納得だわでもそんな箱用意した覚えはないけど何故かしら?」


 「箱の準備は、お爺ちゃんですよね?」


 「そうね」


 「その時に仕掛けたのでしょう」


 「ま、良いと思うわよ?」


 「今年は、色々ユウトが迷惑かけた訳だし、たぶん先を読みでもしたんでしょ?」


 「お爺ちゃんの事だからきっと……」


 「それよりどうやってお父様助かったのですか?」


 「お婆様達の中に、回復が凄い方が居て、クリスマス終わった後に治したかな?」


 「ま、虐めだと思うのは、クリスマスの間は、簡単な魔法を使ってボロボロでなんとかの状態のユウトが居たて事かな?」


 「それも凄いですね」


 「それより今回のは、誰が考えたの?」


 「僕とお姉様が考えて、動作をする感じがある所は、リーヴスラシル君に習いました」


 「マリアそれ以上言っちゃ駄目だよ!」


 「あ、お母様誘導尋問しましたね」


 「あらばれたけどそこまで聞いてもピンと来ないから楽しみにしているわね」


 「それじゃ~」


 「着替えも終わったし、そろそろ出発ね」


 他に持っていく物は、袋に収納して家の玄関をでるのだった。 


 何と言うか懐かしいですね、初めてお爺ちゃんの家に行った際に、変な人間に絡まれてダイトカイトお爺ちゃんに助けてもらって、あの時は、本当にお姉様を守れない自分が不甲斐ないとおもいましたよつくづく……でも今ならこの三人で何とかなりそうな気がしますが、お母様が居るだけで問題ないと思いますね……なんたって、僕達では、絶対に歯が立たないくらい強いですしね、それでも封印していて力を抑えているとか言ってるのですから怖すぎます。それでも将来的にお母様みたく綺麗で可愛い大人になれたら嬉しいですねと僕は、動きながらそんな会話をすると後ろから嬉しいわ有難うねマリアと返事が返ってくるが、何故後ろからだと言うと撮影中だからだったりする。


 お姉様がそろそろお爺ちゃんの家が見えてきたと僕らに語りかける。確かに遠くから見ても大きな家だなと本当に思ってしまうのだから広いのは確かだったりする。


 そして、到着と言う様に、羽が地面に落ちるような音がする感じで着地をする。


 庭をゆっくりと歩き、玄関前まで行きドアを叩くと?


 凄い足音が聞こえて来た――


 「やっと主役が来たぁぁぁ!」


 大勢のお爺ちゃん達と多数のお婆ちゃん達が迎えてくれるのが解ったのだが……何故かお父様が吊るされているのが見える。それと何時貼ったのかは謎だがこれは、娘達からの愛のこもった贈り物と書かれた紙が貼られている。


 「ウィンちゃんに、マリアちゃんに、リーヴスラシル君ようこそ!」と皆が声を合わせて言った後やっぱり三人は、可愛いねと撮影会が始まる。着ている服と色んなポーズを三人でして皆に撮影されながら一時間程過ぎて、お母様からそろそろ中へいきませんか? とお誘いがなければこのまま続いていただろうと内心思ってしまう。そんな事で、部屋に入ると今度は、鉄の牢屋みたいな箱にお父様が売値ただでどうぞと貼られた紙に入ってるのが見える。ここは、聞いたら負けの様なきがしたが、流石お姉様と思ってしまった。


 「あれ、お父様また悪い事したの?」


 「さっきもおいたして、マリアに飛ばされていたけど?」


 「駄目だよ何度も一日悪戯してると私達に嫌われるよ?」


 「ちょっとユウトさん?」


 「娘達に何をしたの?」


 「あれ、お母様は、知っててお父様を飛ばしたのかと思ってました!」


 「俺は、悪くない……」


 「悪くないじゃなくて、悪いが正解です!」


 「娘に何かしたの?」


 「この馬鹿なユウトが?」


 「その事は、黙っててくれ――」


 お父様の叫びが聞こえるがあえて放置される。さらに、口元に布が巻かれて、本当に喋れない状態になる。


 「お母様ならてっきり聞いてると思ったのですが、最低ですお父様……」


 「我もきっとその事は、奥方に報告していると思っておったぞあの現場であんなに元気だったからてっきり怒られた後でも元気をだして話しているのと思っておったのじゃがなるほど……」


 「ま、お父様だし流石に言えないでしょと八割くらい思ってたけどね実際は……」


 「それで何をしたのユウトは?」


 「言ってもいいけど、お父様が白がないサンタになりますけどいいですか?」


 「それは、血だらけになるて事を言ってるの?」


 「そうならなければいいなとおもってますけど?」


 「まさか、お爺ちゃんの家で話す事になった時点でもうアウトかなと思いまして……」


 「我も家でその話題してれば軽いスノーさんの天罰で済むと思ってましたが、もう流石と言うしかない状態ですね」


 お父様て、地獄を見るのが本当に好きなんだねと娘達とリーヴスラシル君に言われる。




 「さて、あ な た 何をしたのか聞いていいかしら?」


 「我が説明した方が良いと思います」


 「え、被害者のリーヴスラシル君が言うの?」


 「変な誤魔化しなどなく説明も出来てなおかつ体験したみなので、説明も楽かとおもいまして……」


 「そうだね、確かにそれでいいと思う」


 「今のお父様の状態なら喋れないし問題ないかな?」


 後ろからモゴモゴと言葉が聞こえる……通訳すると誤解だったんだと言っているらしいが誤解で済んだら世の中大変だよとお姉様に言われる。


 そして、リーヴスラシル君の口から話が語られるのだった。







 そうですね、今日も姫様とウィン様とで狩りに出かけて指導を終えて戻って汗を流そうと決めまして、お風呂に三人で向かい脱衣所で誰も入っていない事を確認していると後ろからウィン様に服を脱がされまして、いつもながら気配がつかめないなと思いながらされるがままに服を脱がされて、姫様もいつもの事だと気にせずウィン様の事を気にせずに服を脱がされながら悪戯されたり仕返ししたりで戦う姉妹が五分くらいしてからやっとお風呂に行けるようになった頃には、外で訓練していたよりも体力を消耗した二人がそこにいましたので、少し休憩してからと伝えて我が先に大浴場へと向かいお湯に浸かろうとした所で問題が発生してしまいまして……我も珍しく驚いてしまって、悲鳴を上げてしまった声を姫様達が駆けつけてその現場を見て大変な事が起きてると騒ぎになりまして、今に至ります。


 「えっと、うちのユウトが何をしたの?」


 「あ、我ごときに、何を血迷ったかはしりませんが……」


 「お湯の中から出て来たタイミングで、丁度顔面が我の下半身に突っ込まれまして……」


 「何が起きたのかと思った頃には、し…舌が……我の……膣口内に…入りまして…そのままお湯に落ちてしまい…舌が入ったまま馬乗りになりまして……流石に我もびっくりして一瞬時がとまりまして、姫様とウィン様に後ろから抱きかかえて貰うまでそこから腰が抜けた状態になり上手く立てないでいる所を助けてもらいその後事情を聴くと言う事がありまして……」


 「ま、我は、あれなので、べ、別に問題は、無いと姫様達に言ったのですが、これは問題ありと言って島流しにする的な話にもなりましたが、意識を取り戻したユウトさんが事情とその瞬間の映像を見せて平謝りして、奥さんに言って罰を受けてくると言ってその場を離れた後に、飛ばされたのでてっきり知っている物かと思ってました」


 「…………」



 「そっか~」


 「ユ ウ ト 君てばそんなおいたをしたのね……」


 「あ、お母様が本気(まじ)切れしてるの初めて見る感じ?」


 「と、とりあえずスノーちゃんここだと娘達の目に悪いから下の部屋にいかないか?」


 「あらやだそうね、皆さんも行かれます?」


 「勿論じゃよ?」


 「ここには、回復系のスペシャリストも居る訳だし……」


 「クリスマスまで、まだ時間があるからそれまでは、少し折檻をしても問題はないじゃろうから……」


 「ウィンちゃん達は、中に行って、クリスマスの料理を手伝ってきてね」と笑顔でダイトカイトお爺ちゃんに言われる。


 僕達は、返事をして、引きずられるお父様を見送り、食卓へと足をのばすのだった。


 扉を開くと中から凄く美味しそうな匂いがする。


 「良い匂いですね姫様」と話しかけるリーヴスラシル君だったが、さっき話し途中の顔が可愛かった事は内緒にしておこう。


 僕もお姉様もその顔を見乍らついつい写真とってたなんて言えないしね……


 「それより、さっきの我が話している時の恥ずかしい顔の写真の消去をお願いしますね!」


 「あ、ばれてる……」


 そんな事を考えていると、流石お姉様と思ってしまった……


 「御免なさい…あまりにもいつもの凛々しいリーヴスラシル君と違って、可愛かったから写真撮ってから皆に配信しちゃったかな?」と片目を閉じて舌をだしながら謝っている。


 「仕方ないですね、皆さんサンタさんになれますね今夜は……」


 「リーヴスラシル君本気なの?」


 「勿論冗談ですよ?」


 「顔がいつもより清々しい顔してるよ!」


 「それより、料理の手伝いとやらに行かないと駄目ですよ?」


 「なんか上手く逃げられた感じがする!」


 そして、料理を作っているお爺ちゃんとお婆ちゃんの所に行き手伝うのだった。


 あれから五時間くらい過ぎて、お母様とお爺ちゃん達とお婆ちゃん達が戻ってくる。とてもよい出来の仕事をした顔をしている。お父様は、後からゆっくりと入って来て、遅くなってすまなかったと言っているが凄く違和感がありすぎて逆に怖い……




 そして、クリスマスが始まる――


 料理を食べて、ジュースを飲んで、その合間に芸をして皆で騒ぎ始める。


 そろそろ私達の出番だねと言って準備に入る。


 今着ている服でも良いのだが、それように作った服があるのでそれに着替えて、上からマントを羽織順番を待つ――


 そして、私達の芸が始まる。



 始めに、お姉様がアカペラで歌を歌いながらマントを脱ぎ捨てたマントがヒラヒラと床に落ちる瞬間に転移で、僕とリーヴスラシル君が登場して、マントを投げ捨てる。そしてリズムに沿って踊を始める。音楽は、僕達が投げたはずのマントが変化して音が出るアーティファクトに変わり音が部屋中に響き渡る。お姉様が歌い終わったと同時に、僕とリーヴスラシル君が二人で踊りながら歌い始める中お姉様は、途中に歌を交えながら後ろでダンスをする。そして、最後の方になり三人でダンスをしながら歌い終わり、一言を僕達が言う――


 「メリークリスマス~」


 「皆有難うございました!」


 そして、言葉が終わると同時に、拍手がいっぱい鳴り響く――


 そして、その後お爺ちゃんとお婆ちゃんの芸を見て最後に、お母様の分解魔法で、お父様を変身させますと誓言されて始まる。どこからか出した大きな黒い袋に、革靴を口に入れられたお父様が袋の中に入って行く…それを今度は、大きな箱に入れて上からテープの様な物で止める。それから魔法の紙ロールで、箱を石で周りを囲いながら綺麗に埋める。そして、これからショータイムの時間らしいが、この動作だけで軽く準備で三十分が過ぎてるがお父様の息は大丈夫なのだろうかと少し心配になるが、後から酸素は、大丈夫だよとお婆様から言われる。なら安心だねと言って芸を見始める。


 「ここまでの準備整いまいた、これから分解魔法に入ります」


 「中身は、上手くあちらのテーブルクロスしたからでてこられるのでしょうか?」


 そんな解説をするダイトカイトお爺ちゃんが居る。お母様の口から魔法が唱えられている。聞いた事の無い魔法が聞こえる。何の魔法か凄く気になるが、そのうち将来的に解るだろうと思いながら中央を眺めていると?


 「分解魔法…永遠(とわ)の光(ひかり)」と唱える声が聞こえる。


 すると全体から空気が圧縮したように見えながら石が小さくなってくのが見える。一瞬何か音が聞こえが気がしたが、粉々になると拍手が流れる。


 「あれ、お父様は?」


 僕とお姉様は、そのテーブルクロスを見つめると?サンタさんが現れる――


 「メリークリスマス良い子の皆さま」と喋るサンタさんがそこに居る。


 僕とお姉様は、嬉しそうに拍手をするがリーヴスラシル君が不思議な顔をする?


 「あれが、サンタさんと言う人物か……」


 「気配が何も感じられない……」


 「凄いな我が知らない事が、姫様に出会った事で知れるとは、奥が深いな」と嬉しそうに話をしをしている。


 こうして、芸が終わったが誰かの存在を皆忘れている。ここにお父様が居ない事を……


 今回の芸で、一番を取ったのは、さすがにお母様だったが、特別賞に僕達が選ばれて嬉しかった。


 何だかんだで騒いでいた事で、疲れがやってきていつもより早めの寝る時間になる。


 僕とお姉様とリーヴスラシル君は、サンタバージョンのパジャマに着替えて、お布団の中に入り眠りに入るのだった。


 三人の中でサンタさんに出会てよかったねと話をしたりして、今日はとても楽しめた……


 翌朝ニーソ内の荷物がなくなり他に箱が入っており、手紙も入っている。


 手紙の内容を見ると、凄い事が書いてあった。


 サンタクロースは、普通は、子供の夢を壊さない為に会わないのだが、今回は、仕事の手伝いをしてくれる者が居て、トナカイが一匹風邪をひいてしまって困っていた時にきた話だったので、助けて頂き感謝とかかれた手紙が入っている。


 そんなきっかけで、サンタさんに会えたのだから僕達は、幸せな時を味わったのだな~ と思いながら中身の荷物を見る。


 僕が作る袋の様な作りで、紙に文字が書かれている。この袋を開けると中身がでるのじゃが、一度開いたら元に戻せない事を知ったうえで開けるとよいぞと書かれている。


 そして、三人で同時に袋をあけると?


 僕には、本が入っているリボンつきの袋が手に残り……姉様には、袋に入っている謎の眼鏡が入っており……リーヴスラシル君の両手には、双剣にリボンがついているのが見られる。


 「ただものじゃないと思っていたが、凄いなこれは!」とリーヴスラシル君が驚いている。


 こんなにも楽しいお祭りなら確かに、年に一度と言うのも納得がいくのだった。




 その後、家に帰ってから数日してから知った事だったが、どうやらトナカイの代わりに、子供達にプレゼントを渡しに行ったのは、お父様だったと聞いた事に三人が驚くのだった。


 そして、そろそろお正月と言うイベントが来ると聞いて、それも楽しみだと三人で騒いだのだった。

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