第183話 家族の思いと悲しみの遺産【状況生理と戦いの予感】
「各配置についたね、ヒビキちゃんとウツキちゃん?」
「つきました~」
「儂もついたぞ」
「どうですウツキちゃん周りの様子は?」
「ユウキがちょうど眠った所みたいなのじゃが、不気味な光景じゃなこの状態は……」
見ている映像が念話ないで見れている。お父様のかっこが何故かベビー服のフリフリを着ている。思わずシャッターをしてしまう。
「ま、僕だけが写真撮った訳じゃないみたい……」
ヒビキちゃんとウツキちゃんのシャッター音が聞こえたて事は、皆やはり仲間だなと思った。そんな痛い服を着ている僕のお父様に先に謝っておこう……
「ごめんなさいお父様……」
「僕は、この写真を後日ばら撒きます!」
「お母様との格闘を中継したいです!」
「キチちゃん本当に変身後から性格が違うキャラになっておるの~」
そんな事ないと僕は、満面な笑顔で言った
確かに良い笑顔なんじゃが、それよりもこの三人でスノーちゃんが居るときにそれぞれ呼び方を変えて父親見つけたみたいの方が楽しみが倍増しそうな気がするのじゃが気のせいじゃろうか?
確かにそっちの方がいいかもですね、それも皆父親探してやっとの思いで再会みたいな感じでいいのでは?
皆の意見は最後は、お母様に吊るされるお父様の図が出来上がる事は間違いないようだったがその辺は面白いので賛同してしまう。
しかもしょっぱなからこんな状況なのだからシルフィーさんは、どんな感じで壊れているのだろうか?
「シルフィーならここにおるぞ?」
「何故か紐で縛られている所じゃな?」
どれどれと僕は、縛られたシルフィーさんを見てみると? あれは有名な亀甲縛りだった。 ウツキちゃん多分だけどそれ縛られているて言うより顔を見る限り満足な顔をしているから罰とかじゃなくて躾じゃない?
「躾かぁ~」
「この歳で何を悪さしたらこんな縛り方をされるのじゃ?」
「多分だけどお父様のお母様事態の趣味とかじゃないかな?」
「種族によって変わった趣味をお持ちの方々て多い意のですかキチちゃん?」
「どうだろうヒビキちゃんが思っているよりもしかしたら多いいかもね……」
半分投げやりの諦めた声で答える。
「キチちゃんの方向に、リナさんがいったぞ?」
「本当だ遠くからヒビキちゃんが後ろについてるのが見えるけど?」
「凄いね座敷童子て、まったく存在感がないなんて便利な自動技能ですね」
「儂もこんなに近くに居るのに存在がないというのは、何か複雑じゃが凄い技能だと言う事は儂にも解る感じじゃな?」
「元々座敷童子は、その家を幸福にすると言う昔から居る子で、子供達と仲良く遊ぶのがすきなんですけど?」
「最近の子供はそう言った遊びをする事はすくなくなっているとお母様から聞いた覚えが?」
「キチちゃん? 儂の家にくればその辺の玩具類はかなりあるぞ?」
「確かにウツキちゃんの家何気にレトロなゲームが沢山ありましたね前回」
「我も次回参加して遊ぶね」
そんな話題をしているとお父様のお母様が君だなに近づいてくる。
とりあえず広範囲の解析を全体にかけると結果が解ってしまった。この人の身体99%が遺跡にある黒の黒龍炭(こくりゅうたん)と言う物で魔界などには残っているが活用性があまりにも悪すぎてこの編では取れないと言われている物がまさか身体の99%から出てくるとは、なんだろうと不思議に思ってしまった。さらに調べると年月の月日が長く閉じこもって居た事もある事と魔界に居た現象が重なり今の状態になっている。これはかなり時間がかかりそうだな?
一応勝福天昇と呪縛の奇跡を舞う様に頭からかけてしまえ……
お祈りをしている為か目を閉じているかの好きに技能を発動する。本人が気づいていないが周りのウツキちゃんとヒビキちゃんはその光景を見て綺麗だねと念話が飛んでくる。
「不思議だないつもより身体の重さがお祈りしただけでこんなに回復するとは思ってもみなかったが効果はあるようだ毎日続けることがと心で呟いている」
「りなさんのステータス確認お願いできるウツキちゃん?」
「う~~ん黒い霧に囲まれて上手く読めんが、レベル的には、儂らでも倒せるかな?」
「それとそこで転がっている二人が目を覚ましたらめんどいからそっちを手を打ってからの奇襲じゃな?」
「シルフィーさんの紐を金の鎖と封印魔法つけておけば取れないと思うからこの一回きりのスクロール使ってきてね」
「ほいほい面白い物があるじゃな?」
「ウツキちゃんにそれはまかせて、ヒビキちゃんは?」
「キチちゃん瞬間冷凍呪縛にてもう一人の変態を池に沈めて結界はっときました」
「なんだろう凄くすがすがしい顔をするヒビキちゃんだった」
あの変態親父が姫様の親父と言っても操られているからと言って限度があるはずなのじゃが、あれは酷すぎるから我の手で処置した方が汚れずに綺麗に終わると内心嬉しそうにしている。
「あら、夫と息子の気配がいきなり消えたわね……」
「あらあらどこにいったのかしら?」
「まさかの誘惑が解けるなんて事はないはずなんだけど?」
「ついに侵入者でもきたかしら実家から……」
「それにしても気配が全くないのよね不思議と?」
部屋の中を見渡すリナさんだったが、さすがに日常で使っている物に憑りついているなんて発想はないだろうし座敷童子が見えていたら凄いけどそれはないなと初めの頃に確信している。
「ユウトの子供達は、魔界にいってるから当分帰ってこれないはずだし……」
「ユウトとシルフィーの親族もこの時期忙しいからもあるけどあれだけの隠しきれない密度の力を持っていれば私が気づかないなんて事はないから何が起きているか整理しないと駄目なのかな?」
そんな事を考えて歩いて行くリナさんの後ろから耳元に吐息をかけてからあなたを『呪』ますと告げる。
リナさんの動きが止まり何かを唱えようとしているが、もうすでに遅い……
魔法類は使えないように、あらかじめこの立て問すべてに禁止札を貼ってある。その結果封印されている為に使えない状態になっている。これもPT効果でもあり入って無い者には直接魔法が使用できなくなるようになっている。
リナさんの顔から焦りが見えるが、ヒビキちゃんがそっと近寄り足の付近に氷を張る。
「寒い!」
叫んだ途端何かがいるのか何かに憑かれたのかを整理し始めるが後ろから気絶する程度に、『勝福天昇』を打ち込むと全身が金色に輝きながら崩れ落ちるようにリナさんは倒れるのだった。
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