第148話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【邪神龍魔法闇の書【禁断】編2】

 色々と面白いスキルが載っている事が解る。


 召喚魔法を活かして、邪神系を創り創作して、召喚したりする事が呼んでいるページに隠された文字が浮かぶのが見える。


 この本実際に、500ページて言ってたけど、もしかしたら隠れページ探せばもっとあるのではと思った僕は、いろんな角度から探りを入れてみるとパズル式になっている事が解る。


 そして、解読しながらパズルを構築していくと一冊の本が色違いで出て来る。


 表紙を見ると第二巻と書かれている事を知る。


 邪神龍魔法闇の書【禁断】のさっきのが一巻で、何かしらアクションを起こすと次の巻が出る仕組みなんだなと内心感心してしまう。


 二巻目になるとさっきより二倍の1000ページになっている。


 簡単にページをペラペラ捲ると内容が表示されない事が解る。


 一ページ目から順番に解読していかないと二巻目からは、内容を知るすべがない事が解った。


 一ページ目を捲ると急に視覚化暗くなる――


 うっすらと目を開けると?


 知らない見室の部屋にいる……


 ここはどこだろうと思いながら鉄格子の窓が一か所だけある事が解る。


 魔法を使って近づこうとすると、何も起動しない。


 両手と両足には、謎の文字がリング状に描かれている。


 不思議な事に、ポーションの効果は消えずに、七歳の状態でいるが、何故か違和感しかわかない――


 確か、本を開いてからの記憶がぼんやりと浮かぶだけで、ここに居る理由が解らない事とあの鉄格子付近に台の様な物がある事が少し冷静になってから見える。


 台を鉄格子の真下まで持っていき、ゆっくりと台に乗り鉄格子が写る場所を覗くと――


 真っ青に空と雲が見える事と下の街が見えず雲の絨毯が敷き詰めるようにひかれている事くらいしか情報がえられない。


 無理やり鉄格子に近づけて、下を見ると下にも鉄格子が何百個以上見える事が解るがこれといって情報には繋がらなかった。


 幸いの事に、服は変わっておらず服の中を調べると魔法の巾着袋が出て来る。


 この頭巾が使えるか謎だが、試してみる価値はあると何故か確信が持てる。


 そっと頭巾を緩めてみると?


 袋の中身が出せる事に気づく――


 袋から異常状態解除のポーションを探し出し手足両方にかけると変化が訪れる。


 謎の文字が違う形となり、僕でも読めるようになった。


 僕は何かあると怖いので、直ぐに袋を服の中に入れてから書かれている文字を読むと?


 頭の中に読んだ文字が変換された内容が表示される。


 そして、急に脳内にメッセージが流れる。


 「我の眠りを妨げる者よ?」


 「貴様は、創造主を目指す者か?」


 「それとも力を求め強力になる者か?」


 「それとも我の力をコントロールせし者か?」


 そんな言葉が脳内に表示されるような感覚が起きる――


 「僕は、我さんが言っている言葉が理解できませんが、これだけは、言わせて下さい」


 「その中に、知識と言う内容に繋がる物があれば選ばしてほしい――」


 「ふむ」


 「今まで居ないタイプのようじゃな?」


 「お主面白いぞ気に入った!」


 「お主が知りたい知識は、我を手に入れれば簡単に増えるじゃろうが……」


 「お主の力と知識が知りたいので、お主にクエストを出すから順番に解いて、我を求めてみるがよい」


 そして、映像と声が消えて、僕は……


 また意識を失うのだった。

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