第147話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【邪神龍魔法闇の書【禁断】編1】

 今度は、マリアちゃんを鍛えるわね――


 「邪神龍魔法闇の書【禁断】編は、読んで解るように、禁術です」


 今まで書庫で見た本より内容は、とても短くて、ページ数にしても500ページくらいの本だった。


 お婆ちゃんが会話中に実話読み終わって対策まで練り終わっる。


 魔弾の強化・剣の強化・身体強化などに特化できるだろうと内心作り始めている。


 「マリアちゃんちゃんとお話し聞いてました?」


 「問題なく聞いてました」


 「それじゃ~何から覚えて行く?」


 「これとこれとこれを考えてみました」


 僕は、さっき思いついたのを紙スクロールに纏めて、お婆ちゃんに渡す――


 「え?」


 「ちょっと待って!」


 「確か私今説明してたわよね?」


 「説明してました」


 「それじゃ~名に作ろうかて言うまいに、何作ってるの!」


 「それも強化系で、レアものばかりじゃない!」


 「まだ三個しかできてないので、実感がわきませんね」


 「三個できれば凄い事なのよ普通魔法創るて――」


 「凄く歴史から考えて難しい物なのよ!」


 「う~~~ん、いっぱい考えたけど解んないや意味が――」


 「そっか、純粋に創れるとは、さすが母親似とか凄いわね」


 「それでもって、その年齢でそこまでいってたら問題天才児になるだけど?」


 「本人は、自覚なしだった」


 「末恐ろしい無邪気な子供ね!」


 「はい、行ってる意味は何となく解る気がしますが――」


 「あ、これさっき言っていたスキルです」


 「お婆ちゃん達全員のをまとめて作っておきました」


 「え、何を?」


 「『スキル:速読術』が、勉強会始める前に欲しいと言っていたので、それも作ってました」


 「ちなみに、このスキルは、知力が高い程速度が上がります」


 「それなので、補正で知力が高ければ高い程見るスピードも上がります」


 そして、お婆ちゃん達にロール紙を渡して、お婆ちゃんは、それを配りに行っている間に、何かを覚えようか考え中だった。

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