第138話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【人探し:知合いに連絡】

 「凄い事になりましたね、お母様!」


 僕とお姉様は、お母様に呟く――


 お母様は、何か考え事をしている?


 お父様とシルフィーお爺ちゃんは、あたふたしている。


 仕方ないので、そのアーティファクトを解除する本を二人に渡して、ダイトカイトお爺ちゃんの所へ向かう――


 ダイトカイトお爺ちゃんは、奥さんが悩んでいる事を聞いている。


 どうしたんだろうと思い聞いてみると?


 「騎士団で、持たせてる装備類がレアな物ばかりなのと、悪い方で使われて欲しくない物が混ざっていると聞く」


 僕は、ロリ―キャメロンお婆ちゃんに一言聞いてみる。


 その装備系て、レアて事は、作れないと言う意味でのレアなんですか?


 この世界にただ一つの装備類と言った方が早いかしらと言われる。


 その装備を回収か破壊する事は、出来ないのかを聞いてみると?


 創部類を作成する職人がいるらしく、その人達に頼めば更新されて、元あった物は、破壊する事が出来ると話す。


 ダイトカイトお爺ちゃんに、耳打ちをしてお話しする。


 僕が作ればこの問題は解決しませんか?


 「あ、あぁぁぁ!」


 「そうじゃった!」


 「マリアに頼めば作れるやもしれん――」


 「その装備ランクてどれくらいか聞いてもらってもいいですか?」


 「装飾品が一個神器系以外は、Sランク系の装備だといっている」


 「それなら今のレベルで作れますよと祖母に言うと?」


 「そんなレベルの高い魔法系がこんなに小さな子に使えるわけが――」


 「構造と映像を下さい」


 「試しに、その神器装備を作りますので、データを僕の頭に投げてください」


 マリアと言う子は、そんな事が出来る訳ないのに、励ましていってるのだろうと思いながら情報を渡す――



 有名な一族が愛用したと言われる神器。


 を作ることに、材料は、お母様に言ったらすぐに用意された。


 そんな材料で作れるのと疑問視されるくらいに……


 僕は、呟くアーティファクト起動――


 作成装飾式術式向上


 解読・製図・構図・展開――


 一式降臨さいてあるがまつる。


 呟くと机の上に、指輪が出来る。


 ステータスを確認する為に、鑑定スキルを使用。




 天照の涙:神器

     :(固有魔法向上90%/攻撃力増加80%/魔物に対して、60%セントの確立で防御無視発動。)

     :天照が流した涙が結晶化して、大地に出来たとされる神器。




 成功の様だ、僕の口から吐息が漏れる。


 ロリ―キャメロンお婆ちゃんこれでよいですか?


 お婆ちゃんは、装備をして鑑定すると驚きの声をあげる!


 「こっちの方が能力が上で、さらに本物の神器とは、恐れ入った!」


 「ロリ―や、マリアは、これでも色々作っとるし、最近は、勉強や狩りなどもしてるからそれくらいの装備は、簡単に作れると儂は、思っとる」


 「これは、凄い!」


 「ロリ―キャメロンお婆ちゃんは喜んでいるようだ」


 するとお母様が溜息をして、仕方ないと呟きが聞こえる――


 「ユウト、昔の仲間に聞いてみようと思うけど、絶対に何も言わないでね?」


 「スノーラビットさんの知合いに、その手の方がいるのかえ?」


 「居ますよ?」


 「ユウトと取り合いしたくらいの男の子が――」


 「その人とは、連絡をとっとるのかえ?」


 「ユウトに断りいれるくらいなので、ほんと何十年ぶりくらいですね」


 「それで、手掛かりがみつかるなら嬉しいものよのうダイトカイトよ?」


 「そうだな、スノーさんにまかせてみよう」


 そして、お母様は、昔の冒険者の男性の人に、念話を飛ばすのだった。

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