第135話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント⑦:過去】
「まさか、ロリ―キャメロン様に会えるなんて思ってもみませんでした」
「わらわの事知っているのかえ?」
「貴女のお兄様が家をお次になり、私が結婚するまでは、あの名前でしたので――」
「ほう、証拠があるかえ?」
「これですよね?」
お母様は、大胆に、胸元を見せて何かを呟くと印が出る。
何の紋章か解らないが、お婆ちゃんは、それを見て驚いている。
「まさか、血縁に出会えるとは、思ってもみなかった」
「それだと、誰があの家をついでるのだ?」
「結婚するまでは、私の名前があがってましたが、ユウトの力と仲間の力により、あそこから出られて、弟が継いでます」
「帰る事は、一応できますが、出てこれる自身がないので、力を一割まで、封印して生活しています」
「ま、実際姉妹の娘達も生まれたので、楽しく生活をしていこうと思ってます」
「紋章は、姉妹ともまさかでないじゃろう?」
「びっくりな事に、二人ともでますし、マリアの輝きは、叔母様よりも神々しいですね」
「さすがに、封印は、きちんと漏れないようにしてますが――」
そんな会話をしていると、一人の女性が近づいえくる。
ユウトの母親である――ヴァリアンテが近づいて来て、お母様に話しかける。
「私のユウトは、ちゃんと元気しているの?」
「それはもちろんお母様の手から離れてやっと心を持てたいい男になりました」
「それ、どう言う意味かしら?」
「そのままの意味です」
「相変わらず、嫌な性格ね」
「ここの家族で、一番貴女の心が汚れてますけど?」
「それでもユウトに出会えた事だけは、感謝してますよ?」
そんな二人がにらみあいをしていると?
『ヴァリアンテ』とロリ―キャメロン叔母様が横から話しかける……
「私の親族の子をあなた事気が攻めれる訳ないのに、なにその言い方は?」
「へ?」
「ロリ―キャメロン叔母様に、私なにかしました?」
「今、スノーラビットとお話し中になんですか、はしたない!」
「会話中に、入って来るなんて!」
「すみません、話が見えないですけど?」
「このやりとりは、いつもの事なので、気にしなくても……」
「スノーラビットは、このやりとりは、面倒じゃないの?」
「仕方ないので、相手してますけど、基本は、ユウトの為なので、我慢してます」
『ヴァリアンテ!』
「はい!」
「今後この子を姑の様に、苛めないで、優しく接しなさい!」
「何で、息子の嫁に、ぺこぺこしないといけないのですか?」
「品格の違いかしらね――」
「あなたとスノーラビットでは、月と雑草の差があるのよ、訳は、言えないけど?」
「ロリ―キャメロン様の血縁だからと言ってもそこまで、力はないでしょ?」
「ハッキリ言っちゃうと?」
「フォルト家で、貴女の地位は、下から数えて一番したかしらね?」
「そんな馬鹿な事がありますか?」
「ダイト聞こえる?」
「何だい愛しのロリ―どうしたのかな?」
「今までの会話念話で飛ばすから判断よろしゅう」
「血縁者に、会えたのかこれは、めでたいのう~」
「確かに、血縁が絡むとしたら?」
「残念じゃが、ヴァリアンテは、下から数えて一番下じゃの~」
「シルフィーそこにいるのでしょ!」
「夫として、何か言ってよ!」
「残念だが、それは、本当の事だし、君と結婚は、お見合いだから、権利的な話になると?」
「君は、街の娘と同じ事になる――」
「残酷だけど、それは、結婚する前に決めた事だろう?」
「俺の母様や叔母様達は、かなりの家の出だから――」
「世の中は、家柄には、勝てないのね――」
そして、過去の話し合いは、終わるのであった。
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