第58話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【中編:稽古3】

 朝ご飯を食べ終わり、二人ともバラバラで稽古をつけてもらう。


 お姉様は、知識を学ぶ為に、シルフィーお爺ちゃんの後を追っていく。


 本系なら後で、ステータスをみたうえで見合ってたら、『速読術』の紙スクロールを作って渡そうと決めている。


 僕は、召喚家の初歩を学ぶ為に、『グリモワール魔術書召喚』を何冊か持って、広い外へと移動する。


 講師は、リュウテイお爺ちゃんとフォ―スペルお爺ちゃんの二人から学びそれ以外の武術・剣術等は、ダイトカイトお爺ちゃんから学ぶと言う仕組みらしい。


 グリモワールから召喚したモンスターを僕の力で倒すには、到底出来ないので、ダイトカイトお爺ちゃんがいる。


 魔法関係とアーティファクトの専門は、リュウテイお爺ちゃんとフォ―スペルお爺ちゃんの二人が特化している。


 初めに、召喚の初歩と言う本を渡される。


 本の数秒で読み終わる。


 お爺ちゃん達は、マリアちゃんちゃんと読まないと駄目だよと言うが、内容を言うと何故か驚いている。


 どうして、そんなに早く読めるのと聞かれたので、『速読術』のスキルを作って、覚えましたと言うと?


 『速読術』の紙スクロールをリュウテイお爺ちゃんとフォ―スペルお爺ちゃんが下さいと言ってくる。


 別にいいですよと紙に書きスキルを渡す。


 これで作業効率が上がったと喜んでいるとダイトカイトお爺ちゃんが、お前達マリアちゃんに、教える側が教えてもらってどうすると言う。


 二人は、照れながらそうだと話す。


 グリモワール魔術書召喚』のどれを召喚するか聞くと?


 たぶんこれがまだ倒せるとお爺ちゃん達が話す。


 『魔術書ユニコーン召喚』・『魔術書鬼神召喚』・『魔術書夜叉姫召喚』・『魔術書皇帝龍召喚』・『魔術書堕天使ルシファー召喚』・『魔術書ヴェルゼブブ召喚』六冊の本を取り出すと?_


 マリアちゃんのレベルで、倒せるのは、『魔術書ユニコーン召喚』・『魔術書鬼神召喚』の二冊かなと言われる。


 他は、宿泊中に、覚えられるだろうと話す。


 この中で一番危険なのは、なんの魔術書ですかと聞くと?


 『魔術書堕天使ルシファー召喚』・『魔術書ヴェルゼブブ召喚』は、お爺ちゃん達全員こないと無理と話す。


 これを召喚で覚えて、アレンジ出来る様になったらパーティー狩りが一人で、出来る様になるとお爺ちゃん達が言う。


 例えば、マリアちゃんスキルロールを作って、それを学ばせて覚えたらそれだけで凶悪な召喚になると言っている。


 例で言うなら、ヴェルゼブブにダブル魔法の魔法範囲攻撃というスキルがあったとして、覚えさせて、元々持っている、全体魔法を使用したら辺りは壊滅的なダメージが出せると言う事。


 自分の知合いとか仲間が演唱破棄を覚えるのは、良いと思うけどヴェルゼブブが演唱破棄を覚えた日には、地獄とかすかな?


 マリアちゃんが、召喚でヴェルゼブブを呼んで、召喚して飼いならしているなら、間違いなく最強になれるかもね。


 それくらい召喚系は、やばい物だね。


 それでもマリアちゃんは、覚えているのだから凄い事だね。


 お爺ちゃん達も召喚系を持っているが、僕が持っているのと違うシリーズの召喚系らしく、そのシリーズがあるならそっちが良いと言っている。


 たぶん今まで戦って狩りした敵が凄かったのだろうと予測される。


 実際の召喚は、お昼後やる事になった。


 それまでは、覚えたスキル以外のスキルの本を整理したり、新しい『グリモワール魔術書』が、何冊かあるからと渡される。


 休憩中に、何があるのかを見ておこうと思いながら魔法の巾着袋にしまう。


 そう言えば、今頃の話なので聞いてみた。


 魔法の巾着袋てどうやって作ってるのですか?


 リュウテイお爺ちゃんからその質問についての回答が聞ける。


 魔法のスキルで、錬金術があると思うけど?


 それ以外に、時空魔法と言う魔法があるだけど?


 『グリモワール魔術書』のシリーズでもあるだけど手元にないからもし見かけたら覚えると良いよ?


 そしたら、魔法の巾着袋の作り方を学んで、自分専用の袋を作るといいよ、結構便利だから覚えたら教えてとお爺ちゃんに言われる。


 時空魔法か……


 凄く良い響きの魔法だなと僕は、思ったが実際に覚えないと駄目だなと思う。


 ま、そのうち手に入るような気がすると思いながら、召喚についての本を色々と歴史から漁る。


 そして、午前中の稽古は、終お昼へとなる。

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