第42話 お爺ちゃんの家にお出かけ…②

 お母様に明日お爺ちゃんの家に行くと伝えると?


 ウィンに、連れててもらうの?


 お爺ちゃんの家までは、抱っこしてもらうけど、着いたら自分で歩くよ?


 「えっ!」


 「マリア歩けたっけ?」


 「ほら、前に水色の液体あったの覚えてる?」


 「お爺ちゃん持ってきた液体ね」


 「あれ、私使えるのだから家に着いたらそこで変身するの!」


 「話が見えないだけど?」


 「ウィンあなた何か知ってる?」


 「ん?」


 「マリアが七歳バージョンになれるて言う話?」


 「結構だいぶ前からだよ?」


 「マリアンローズ!?」


 いきなりフルネームで呼ばれた!


 「あの姿になれるならなんでもっと早く言えないの?」


 「あれ?」


 「お姉様から聞かされていると思ってましたけど?」


 「私は、てっきりマリアがその姿お母様に見せてると思ってた」


 「どうやら、二人とも何かあった時は、私にいいなさい!」


 「解りました」と二人が言う。


 「それよりそのバージョンていつでもなれるのかしら?」


 「一日一回で、今の所最低三時間~最高五時間ですね」


 「今度出かけるときに、変身して、三人で買い物いきましょ~」


 お母様は、僕とお姉様にそんなお話をする。


 「あ、お母様聞きたい事が!」


 「どうしたのウィン?」


 「お爺ちゃんの家に、何か持ってた方がいいかな?」


 「大丈夫貴方達だけいけばそれで充分のお土産になるから……」


 「そうなの?」


 「不思議だなぁ~」


 「なら可愛い服着て、マリアと行かないとね!」


 お姉様は、満面な笑顔で僕とお母様に言われる。


 そんな事を言っていると?


 「ウィン良い服が二着あるわよ?」


 「お母様買ったの?」


 「またマリアの七歳バージョンが見れるかもてこの間買っておいたのよ!」


 「ペアルック?」


 「もちろん!」


 「わ~~~い」


 お姉様とお母様は、互いに手を繋ぎ喜んでいる。


 僕は、聞いてみる。


 「お母様どのような服なんですか?」


 「これよ!」


 ゴスロリ系のひらひらだ……


 「わ~可愛い、それもマリアとお揃い何て嬉しい!」


 「髪は、明日リボンで、二人の髪をデコレーションしてあげるから楽しみにしてなさい」


 「まるで、プレゼントのラッピングだね!」


 お姉様は、僕に話しかけながら言われる。


 「そう言えば、お父様も一緒に来るの?」


 「俺か?」


 「途中までは、行くつもりだが、家に着いたら、速逃げる……」


 「そっか~」


 お父様、お爺ちゃん達苦手だもんね……


 ウィンと僕の心の声が聞こえる。


 「それじゃ~」


 「ご飯にして、明日の準備しちゃいましょう」


 元気よくお母様が言われる。


 ご飯を食べて、明日の準備をして、お姉様に唇にキスをされる。


 おやすみマリア――


 そのままお姉様は、眠りにつく――


 僕も眠ろうと目を閉じて眠るのだった。

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