13 羽無き猫は空を飛ぶ


 休憩を終えてから二つ目の森丘おかを下りきると、昨日も通ったような道路にぶつかった。


「ここを進んだ先に関所があるはずよ」


 ちらほらと見えてきた旅人や荷馬車を横目で見ながらスライアはそう告げる。

 その道はまたも上り坂になっており、レイジは少しばかり辟易したが、歩きやすいだけまだマシではあった。


 そのまま二十分ほど歩き続けたところで――急に視界が開けた。


 違いはすぐにわかった。木々が無くなっていたのだ。

 それまでは鬱蒼と木が立ち並ぶ森林が主な風景を占めていたのとは対照的に、この先からはごく背の低い草くらいしか植物が見当たらなかった。

 おそらく人工的に伐採ばっさいしたのだろう。見通しを良くするためには、背の高い樹林は邪魔になってしまう。


「……ってことは、あれがか」


 視線の先。ちょうど山道を塞ぐ形で、その建造物はそびえ立っていた。


 見た目には『煉瓦レンガで構成された城壁』といった印象である。

 当然ながらその奥に城は無いが、谷間に作られた堅牢な作りの壁からは、容易には人を通さないという固い意思が見て取れる。

 遠目に見ただけでも四、五人がすれ違えるほどの厚さを有しており、その上部では弓を携えた多数の兵士が油断無く警戒を続けていた。


「高さはだいたい七メートルってとこか。予想より低いな。……これなら余裕か」

「余裕って、なにが……?」


 疑問げなスライアを横目に、レイジは傍らに浮遊する機械球メルに顔を向けた。


「――メル」

『了解』


 前もってメルとの完全接続フルリンクを済ませておく。その後、スライアと同じく外套のフードを目深まぶかに被って他の旅人に紛れ込んだ。


「……ねえ。いまさらだけど本当に大丈夫なの? あんなのどうやって突破するつもり?」

「静かに。できればギリギリまで勘付かれたくない」


 歩きながら小声で質問してくるスライアに、レイジは砦を見据えたまま言う。


「いいか、俺が合図したら走り始めろ。その後は俺の指示に従ってくれ」


 極めて不明瞭な物言いに、それでも彼女は真剣な面持ちでうなずいてくれた。


「……わかった。なにか、気をつけることはある?」

「迷うな。躊躇ためらわずに動いてくれれば、それで良い」


 一定の速度で歩きながら、レイジは砦との位置関係を測る。

 どの程度まで近づけば良いのかを算出し終えた頃――壁の上に立っている兵士の一人が不審な動きをしていることに気付く。目立たない位置でこちらを指さしながら、近くの男に何事か伝えていた。


 話を聞いている男は武装こそしていないものの、なにやら奇妙な紙片を手に、自分とそれを見比べていた。


 ぞわりと背筋が粟立つ。


(まさか――)


 ――この関所にまでもう連絡が来ているのではないか。


 出発点の都合上、自分たちは山の中を通らざるを得なかったから、どうしても時間がかかってしまっていた。そう考えればここの人間に自分たちの姿がバレていてもおかしくはない。


「行くぞ、走れ!」


 その可能性に思い当たった瞬間、レイジは鋭く指示を下していた。走り出したスライアの手を取り、一緒になって人々の間を縫うように走る。


 それを見た上方の兵士がにわかに色めき立った。紙切れを持っていた男が素早く号令をかけ、それに呼応するように複数の弓がこちらへ向かって引き絞られる。


「あの連中、を巻き込むつもりか!?」


 躊躇いもなくスライアを斬り殺そうとした奴らの仲間だ。やりかねない。

 できれば周りを巻き込むのは避けたい。だが――まだ距離が開きすぎている。もう少しだけ近づかなければならない。


 心臓が早鐘を打ち、踏みしめる一歩はやけに小さく感じた。焦燥に焼かれながらもレイジは依然として足を緩めない。

 睨むような目つきで注視するのは号令を下した男の動作だ。彼は頭の高さまで右手を挙げ、いままさに射撃の命令を下そうとしていた。


 数瞬後。ついに男が腕を振り下ろす。


 追従するように多数の弓兵が矢を放とうとした――その瞬間。



「いまだ! ――思いっきり、ッ!!」



 レイジは声の限りに叫び、全力で地面を蹴り――跳躍した。

 同時に脳内コマンドを叩き込み、重力制御機構アドグラヴを起動する。予備演算はすでに済ませていた。即座に足下を基点として重力子が偏極を始め、陽炎のように景色が歪み出す。

 指示を受けて跳んだスライアを抱え込む。直後に完成した疑似斥力場の後押しを受け、二人の身体がまで跳び上がった。


「ひ。――ぁ、ぅっ!?」


 スライアが声を詰まらせる。だが、それに構っている暇はなかった。

 瞬時に目の前へ現れた二人に対して敵の兵士たちは動揺の色を露わにしながらも、幾人いくにんかは既にこちらへ弓を向け直していた。


「だめ押し、……だぁあッ!!」


 城壁の上部に足をかけて、レイジは空へ向かってさらなる一歩を踏みあげる。跳躍の瞬間にまたも足裏を基点として力場を生成。

 一瞬のの後、強烈な突風にも似た衝撃が二人の身体を天上へと舞い上がらせた。飛翔の直前まで二人がいた空間を幾本かの矢が貫く。

 景色が瞬時に背後へと流れていく中、冷え冷えとした空気を全身でかき分ける。

 数秒間は相対的に生じる突風でまともに息もできなかったが、それも上昇の速度が緩まるにつれて収まり、今度は奇妙な浮遊感に包まれた。見れば、同じ目線の高さで大型の鳥が悠然と羽を広げている。


「なに、これ……」


 呆けたように腕の中の少女がつぶやく。それほどの景色が目の前には広がっていた。

 視界いっぱいに映ったのは、白く輝く太陽と抜けるような青空。そして、見渡す限りの緑に覆われた大地だ。遙か彼方では、かすかに湾曲した地平線が青と緑を二分していた。


 まるで、世界の中心に自分たちだけが立っているかのような感覚。


 思わず我を忘れそうになる光景を目の当たりにしながら、ふとレイジは視界の中に奇妙な光を認めた。

 山裾の、さらに遠方。

 反射光だ。鏡――いや、金属の類か。目をこらして見るがいまいち判然としない。その正体を明らかにしようとしたところで、急にスライアが騒ぎ始めた。


「って――うっ、浮いっ!? 浮い、え? 飛んでる? いや、え……えぇっ!?」

「浮いてるわけでも、飛んでるわけでもない。単純に思いっきり跳び上がっただけだ。最高点に到達したら、後は落ちるしかない」


 混乱を落ち着かせるために純然たる事実を教えただけなのだが、どうやら、それは逆効果であったらしい。少女はさらに混乱を深めてうろたえた声をあげる。


「落ちる……って、落ちる!? ち、ちょっと待って! それって――」

「まあ、正確に言えば、もう落ち始めてるんだが」


 平然と言ってのけるレイジ。その言葉をスライアが理解するよりも早く、二人は徐々に落下を始めた。


「ひ……ぃ、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!?」


 指が食い込むほどの力でこちらの上腕を固く握りしめながら、これまでにないほどの大声でスライアが悲鳴を発する。涙の粒が空中に散った。


 加速度的に地面が迫っていた。だが、焦ることでもない。

 振り返っていましがた跳び越えた関所と現在の高さを比較し、接触までの時間を割り出す。前方に向かって伸ばした足を座標指定の基軸とし、重力制御機構アドグラヴを再び起動。そうしている間に落ちた距離と先ほどの計算との差から予測を修正。


 ――しかし、そこにごくわずかなズレが生じてしまった。


「ち――生成が遅れた……っ!」


 たとえ一瞬に満たない刹那であれ、落下の速度を考えればそれは致命的なズレとなり得る。舌打ちをしつつ、レイジは衝撃に備えた。足の先が地に激突しようか否かという時になって、どうにか力場が完成する。

 面状に形成された重力偏向力場は、あたかも地面に敷かれたクッションのように落下の衝撃を大きく減じさせたが、それでも勢いを殺しきるには不十分だった。


 足を伸ばしたまま滑り込みスライディングの要領で接地。転倒しないようにバランスをとり続ける。ブーツで地の表面を削りながら三メートルほど進んだところで、二人の身体はようやく停止した。


「あなた、なに考えて……けほっ、無茶苦茶むちゃくちゃよ。なにもかもデタラメだわ、こんなの……!」


 もうもうと立ちこめる砂煙にむせつつ、レイジの腕から解放されたスライアが、そんな抗議の声を上げる。


「昨日――いや、も同じことをしたはずなんだが」

「今朝って……あれとはまるで話が違うでしょう! 関所だけでもあんなに高いのに、そこからさらに跳ぶなんて――って」


 憤然と反駁を続ける少女だが、指さした先の関所から奇妙な形の影が出てきたことに気付き、それを途中で止める。軽騎馬に乗った兵士がこちらに駆けてきていた。


「馬ぁ!? ああそうか馬か! そりゃ、自動車の類は出てこないよな!」


 思わず驚きの声を上げるが、よくよく考えればここまでの道中でも幾度か馬車を見かけていた。現在の軍事に関してまともに考えたことが無かったからつい忘れていたが、一般に浸透している移動手段が軍事に利用されていないわけがない。


「くそっ! 逃げるぞ、スライア!」


 きびすを返して走り始める。

 相手は騎馬で追ってくるが、対するこちらにまともな移動手段は無い。メルの重力制御機構アドグラヴを使えば多少の無理は利くが――関所を飛び越えるためにそれなりの高出力で三発撃った直後ともなると、持続的に使用できるかどうかは怪しいところだった。


 どうするべきか。全力で逃走を続けながらもレイジは肩越しに相手の出方を窺う。視界に映る騎馬は凄まじいまでの勢いで距離を詰めてきていた。


「このままだといずれ追いつかれるな。となれば……」


 騎馬隊を見据えながら足を止め、身を反転。真っ正面から敵に対峙する。


「なにを……あなた、追いつかれるって自分で言ったばかりじゃない……!?」

「大丈夫だ。なんとかする」


 息を切らして問うてくるスライアを見返し、そう答えてみせる。彼女は面食らったように目を見開かせたが、すぐに顔を伏せた。


「どうしてあなたは、いつもそうやって……!」


 小さな声でなにごとか言っていたが、生憎と構っている余裕は無い。

 周囲の状態を確認しつつメルに呼びかける。


《――メル、エネルギー残量を視覚化しろ。重力制御機構アドグラヴを戦闘に使用する》

《了解》


 命令に即応。すぐさま視界の隅に小さなウィンドウが現れる。

 残されているエネルギーは三割ほどだった。やはり重力制御ともなると消耗が激しい。

 足元に落ちている十センチほどの大きさの石を拾い上げる。手の内で軽く投げつつ重さを確認。その間も敵である騎馬は視界から外さない。


「足を止めたぞ! いまが好機だ!」


 馬上槍を天上へと掲げ、騎馬兵たちは意気揚々とこちらに向かって駆けてくる。


(距離は約二百――いや、百五十か。敵の数は五。軽騎馬とは言え防護装備は金属。生半可な出力じゃ貫くのは無理だな)


 観察しつつ石を持った腕を振りかぶる。そのままもう一方の手を突き出し座標指定の基軸とした。


(――投石これなら弾丸よりも風の影響は受けづらい。補正値はマイナス1。コリオリは無視)


 様々な周辺情報をもとに変数を規定。動作補正機能フィードバックシステムに微調整を加える。人体の身体性を極限までそぎ落とし、一つの外部出力系と割り切った操作だ。


 ――自分は単なる引き金で良い。


 足を踏み出し振りかぶった腕を前に出す。

 後は計算結果にのみ己を委ねれば良い。

 自分の意識が身体から離れ、副脳の指令を誤認した肉体が動作を補正され――最適化されたフォームでもって石が投げ出される。


「投石などそうそう当たるものではない! ましてこの距離だ! 届くはずが――」


 そうして石が指先から離れた、その、瞬間。



 ――重力制御機構アドグラヴ、起動。



 石の軌道上にわずかな歪みが生じる。

 円形のレンズにも似たその歪みは投げ出された石を飲み込み――重力子の偏極へんきょくによって路傍の石を弾丸へと変貌せしめた。

 瞬時に加速を得た投石は一直線に騎馬隊へと向かい、横列の中央にいた兵士の腹部にめり込む。


「――な、にが」


 金属製の防具を陥没させられた兵士が後方に大きく吹き飛ばされる。地面へと無様に転がった仲間を見て、残る四人が狼狽を露わにした。


「なっ、なんだッ!?」「弓なんぞ持ってなかったぜ、あいつぁ!」「石だ! あの野郎が石を投げたんだ!」「馬鹿を言うな! あんな距離から届くわけがなかろう!」「しかし――」


 相手方の足が緩む。戦場では一秒に満たない逡巡さえ命取りだ。これを見逃す理由は無かった。


「――ッ!」


 二つ目の石を投擲する。弾丸と化した小石はあやまたずもう一人に命中し、衝撃をもろに受けたその兵士はなす術無く馬上から転落した。


 防具を突き破ることはできないが、これで十分だ。無力化さえできれば問題無い。そもそも、投石は古来より鎧を着込んだ相手への対抗手段として用いられてきた。疑似斥力場の補助によって加速した石なら、多少の防御は無視して打撃を与えられる。


「ひっ、怯むな! この程度では死にはしない! 一人でもたどり着けば蹂躙できる!」


 残った兵士の一人が仲間を鼓舞し、三人がようやくこちらに向かい始めた。この状況で逃走ではなく突撃を選ぶ度胸は大したものだが――遅い。既に次撃の用意は済ませていた。

 立て続けに石を投げつける。山道だけあっては尽きようがない。問題はだが、視覚化されたエネルギー残量を見る限り余裕はあった。

 正確に飛来する攻撃を避けきれるはずもなく、十秒と経たずに残る三人も。まさか死んではいないだろうが全身打撲は免れない。案の定、立ちあがろうとする者はいなかった。


「さて。規模から見るにまだ馬はいそうだが……どう出てくる?」


 犯罪者を逃がすつもりが無いのはよくわかった。ならばこの程度の損害で諦めるはずもあるまい。

 目を細めてじっと関所を見ていたが――不意に、横からスライアがこちらの手を掴んできた。


「……どうした?」

「逃げましょう。この距離なら逃げ切れるわ」

「だが、馬を出されたらすぐ追いつかれて――」

「良いから早くっ!」


 問答無用と言わんばかりに強く腕を引かれる。つい数日前も同じことがあったなと思いながら、レイジは逃走を再開したのだった。



   ●



 あの関所から十分も走っただろうか。距離にして二キロほどを走破した二人は、山道の端に腰を落ち着けていた。

 頬を上気させたスライアが手で顔をあおぎながら口を開く。


「ここまで来たら、ひとまずは安心よ。……ほら、あそこ」


 言いつつ指さしたのは、二人がいままで走って来た道だ。ほぼ直線だったため、未だに木々の後ろから関所の一部が覗いていた。

 道中には幾人かの商人や旅人が行き交っている。

 その中に、先ほどと同じ装備のが見えた。


「ッ、追っ手か――」

「落ち着きなさいってば。ここはもう大丈夫よ」


 咄嗟に腰を浮かしかけたレイジをスライアが手で制する。


「どういうことだ……? どうして、追ってこない」


 確かに兵士はこちらを睨みつけるように見ているものの、あれ以上近寄ろうという気配は無い。

 座り込んだまま困惑する自分に対して、少女は肩で息をしながらゆっくりと話し出した。


「ここから先じゃ、もう帝国の常備軍は動きが取れないわ」


 それを聞いて納得した。どうやら国家間に存在するという緩衝地帯へと入っていたらしい。悔しげに遠ざかっていく騎馬の影を見送りながら、レイジはほっと胸をなで下ろした。

 そこから先は緩やかな下り坂が続いていた。歩を進めながらスライアが口を開く。


「それで。……ここからどうする?」

「どうする、というと?」

「このまま例の遺跡まで行ってしまうこともできるけれど……正確な位置がわからないのよ。新しい物だから地図にも載ってないだろうし……」

「南西に徒歩で一日、だったか」


 このについてスライアが教えてくれた時、彼女はそう言っていたはずだ。

 あの時は細かい場所を説明しても仕方がないからそんな説明をしているのだとばかり思っていたが――どうも、それ以上の情報を知らなかっただけのようだ。

 そこまで考えて、メルへと指示を下していたことを思い出す。


「メル。いつだったか、地図の作成マッピングを頼んでおいたはずだが……関所を越えたときの視覚情報でも作れたか?」

肯定イエス。先ほど得た俯瞰図データから、大まかな地形は把握できました。マッピングには問題ありません。――無論、多少のズレは生じますが』

「問題ない。誤差の範囲内だ」


 レイジはメルから送られてきた地図データを視界に表示しつつ、そう答えた。


「地形はかなり変わってるらしいが……これで道も分かった。目的の遺跡とやらは、さっき向こうに見えた奴じゃないか?」


 関所を跳び越える際に見えたあの光のことだ。方角的に見て、あれは目的地である遺跡の一部とみてまず間違いない。

 日本の都市は基本的に盆地や平野部へ置かれているから、ここまで情報が揃っていれば場所の推定は容易だ。


「そのあたりで遺跡がありそうな場所となると……ここ、だろうな」


 視界に表示されている地図を眺めつつ、山あいのある地点ポイントに指でをつける。直線距離でおよそ十五キロの場所だった。崖や谷の存在を考えると実際に直線で進めることはほとんどないため、彼女の言葉とは矛盾しない。

 地図データを見つめながら、これからの移動経路を策定する。横を歩く少女は不可解そうな表情で手元を覗き込んでいた。


「ん? ――どうした?」

「い、いえ。……変な動きをしてるから、どうしたんだろうと思って」

「変な動き? ……ああ、そうか」


 現在レイジの目に映っている地図は皮質回路デカールによって作り出された一種の拡張現実ARだ。拡張臓器サイバーウェアを身体に移植していないスライアからしてみれば、虚空に向けて手を動かしているようにしか見えないはずだ。


を使ってるところだ。なんせ俺は魔術師ウィザードだからな」


 レイジの冗談めいた発言に、スライアは相も変わらず奇妙な物を見るような視線をこちらに投げかけていた。


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