時計台
時計台は時計に嫉妬していた。みんな、時計にばかり気を取られて、台を見てくれないのだ。
でも、時計は針に嫉妬していた。みんな、針の動きに気を取られて、時計を見てくれないのだ。
でも、針は歯車に嫉妬していた。結局のところ、歯車がなければ時計なんて意味がないのだ。
でも、歯車は時計台に嫉妬していた。結局見えないところでいくら頑張ってもなぁ。
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