FGO『カルデア・サマーアドベンチャー!』感想(ネタバレ)

『夢』を見よう。

『冒険』に出よう。


 様々な『経験』をして。

 色んな『景色』を見て。

  

『出会い』と『別れ』を繰り返し、

 そして彼らは『夢の果て』に辿り着く。


 ある者は『夢』を叶え、

 ある者は『夢』に破れ、


 一人は現実の中に『理想』を墜とし、

 一人は『空想』から現実を見出した。


 かつて彼らは『夢』を見て、

 そして彼らは『大人』になった。


 等しく『夢』は弾けて消えて、

 あるべき姿の『現実』だけが残される。


 波乱万丈な冒険もいつかは終わり。

 夢見る日々は遠い過去へとさようなら。


 それでも。

 例え誰も覚えてなくとも。


 あの日見た『夢の欠片』はこの手の中に。


 ナニカになりたい。

 ナニカをしたい。


 希望に溢れた辛くて楽しい『冒険』の日々。


 だから、『夢』を見よう。

 そして、『冒険』に出よう。


 いつか消えてなくなるその一瞬が。

 僕たちの『宝物』になるのだから。 



――――


 つまりは


 夢を叶えた者が『レオナルド・ダ・ヴィンチ』であり、

 夢に敗れた者が『クリストファー(大人版)』というわけですね。


『クリストファー』もかつては夢見る少年でした。

『恐竜』を見つけることも彼にとっては夢だったわけです。


 でも、現実にはそんなもの見つからなくて。

 普通の人ならば諦めてしまうところを。


 彼は現実の中にある『宝物』を手に入れようとしてしまったのでしょう。

『夢』を諦めなかったからこそ、かつての『夢』とは違うものを選んでしまった。


『夢』と言うのは時として『悲劇の引き金』となり得るものでもあります。


 それでも人は夢を見る。

 見てしまう。


 それが『人が生きていく』ということだからです。

 でも、『夢の中』で生き続けることはできません。


『夢』は必ず『現実』へと辿り着きます。

『夢』を見続けるということは、ある意味では『死んでいる』のと同じです。


『夢』と『現実』をどうやって折り合わせるのか?


 その答えの一つのこの場所に溢れている『物語』というやつです。

 人が持つ『夢』を託すもの。人が見る『夢』を見せてくれるもの。


 それを『現実逃避』と笑う人々もいますが、これは『希望』でもあります。

 人は他の人が見せる『夢』に共感することができるのです。


 きっと『現実ではない物語』に救われた人だっているでしょうね。


『夢』は現実に影響を与え、

 現実もまた『夢』に影響を与えるわけです。


『その果て』に我々がどこに辿り着くのかというのは分からんわけです。

 最終的に地球が爆発して人類が滅亡したとしても。


 それまでに見た夢と辿った現実は無駄では無いと思いますヨ。


 そんな感じで真面目な話は終わりにして、


『クリストファーって何だよ!(笑)』


 いや、あれは予想外でしょ。

『リリィ』シリーズの人選が酷いぜよ(汗)


 物語としては『レオナルド・ダ・ヴィンチ』が主役でしたね。

『子供』と『冒険』と言えば『恐竜』なわけです(暴論)


 たぶん『ドラえもん のび太の恐竜』のイメージが強いです。

 その他にも何かあったけどタイトル忘れました(汗)


 そのイメージが変わったのは『ジュラシック・パーク』のせいですね。あれのせいで『恐竜=冒険』という図式が『恐竜=パニック』という感じに変わった気がします。


 まあ、あれはあれで面白いですが、扱いが『サメ』と同じ感じになってしまったのは微妙な気もします。『アナコンダ』とかと一緒で人を襲う象徴みたいな扱いになってますの。


 後は『沖田オルタ』『シャルロット』『アナスタシア』は『幕間の物語』と合わせてかなりキャラクターとして掘り下げられてきましたね。『アナスタシア』は最初の頃のイメージと違うキャラになってますけど(汗)


 逆に『清少納言』と『カイニス』は掘り下げるというより『狂言回し』的な立ち位置でした。『アキレウス』と『ティーチ』も同じですね。後者の二人は便利なのか他のイベントでもよく似た立ち回りをしてますね。


 えーと、後はガチャですね。

 もちろん今回は回しましたよ(笑)


 でも、深追いはしませんでした。

『沖田オルタ』は諦めました。


 すでに『沖田オルタ』のアルターエゴは召還してあるので、無理して追って沼に嵌るよりは別のを回すという判断です。重課金では無い限りこの辺りの判断は冷静にしなくてはなりません。


 一番欲しかったのは『シャルロット・コルデー(術)』ですね。アサシンの星1だとちょっと活躍する場面が少ないのですが、こちらだと特長がきちんとあるので使える場面も多いです。


 そんな感じで終わり。

 今回も『夏』という感じがあるイベントで面白かったです。


 さて、次は遂に帰ってきてしまったあのイベントですね(笑)


 もう一段階上乗せになるのか。

 それとも別の形に進化するのか(汗)


 次の次元のハロウィンに乞うご期待(笑)

 おそらく『シリアス』という言葉が吹っ飛ぶことでしょう。


<完>

  

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