『スレイヤーズ 17巻』 感想(ネタバレ)
流行の『異世界召還』っぽさを出しつつ、従来の『スレイヤーズ』を展開させる。
この辺りの構成力は見事だと思います。
スレイヤーズも本編はいちおう終わりましたが、まだ使ってない設定が山盛りなので、ばりばり続編が書けるという恐ろしさ。『本当に第三部が始まったなー』という感じです。
『新鮮さ』と『懐かしさ』の二つがブレンドされた上手さがありますな。
読み終えた後も『早く続きが読みたい』と思わせるだけの力強さがあります。
いや、話的にはほぼ『状況説明』の一巻でそれほど話が進んでないのにめっちゃ面白い。『主人公たち』が物語をぐいぐいと引っ張っていくからテンポの悪さをまったく感じないというのも大きいでしょう。
『従来の設定』をくるっとひっくり返したのも面白い要因でしょうね。
『お前らが敵かよ』って感じです。
よく考えると『魔王』とかの力を借りた魔術を使ってるんですから、一見すれば悪い奴と思われてもおかしくないという状況。使える力を何でも使うのが人間らしくはありますけどねー。
あれ?
『スレイヤーズ』の魔術の発展って作中でやったっけ?
そもそも何で『魔族』の力を借りて魔術を発動できるか言及してたかな?
さすがにその辺りの記憶は曖昧です。
少なくとも外の世界では『黒魔術』は発展してないようですし。
もっとも『彼ら』が敵を排除しているという理由もありそうですけど。
外の世界の魔族がどうなってるのかも覚えてないなぁ。
魔族が活動しているのって結界の中だけだっけ?
まあ、これを切欠にもう一度読み直す予定なので細かい部分も補足できるでしょう。時間があればですががが(汗)
新キャラ(仲間)の『ラン』も良い感じですね。レギュラーキャラが変わるたびに面白さも変わるというのが『スレイヤーズ』の凄いところだと思います。
『リナ』と『ガウリイ』の定番の掛け合いに『第三者』が加わるだけでまた違った風味が感じられ、同じような会話でも飽きないんですよねー。
そのうえ『スレイヤーズ』の戦闘は基本的に『連携』なので、仲間(や装備)が変わると戦い方も大きく変わり、今回も新鮮な気持ちで戦闘シーンを楽しめました。
『弱体化』の使い方も上手いです。『リナ』も今は『必殺技』が使えない状況ですから、それに合わせた『敵』を配置することができます。
『スレイヤーズ』の『敵キャラ』というのは強さが思いっきり上下するんですよね。
なぜなら、『スレイヤーズ』の世界では『人間』が弱い存在だからです。
なので『魔族』を倒しただけでもふつーに凄いことだったりします。
そのため『敵キャラ』の設定にけっこう幅を持たせることができるわけです。
その度に面白い戦闘シーンが読めるというバランス感覚も素晴らしいと思います。『ラノベ』だから適当というわけではなく、きちんと面白さを追求しているからこそ今でも人気なんだと推測できます。勉強になるぜよ(坂本風)
さてさて、問題なのは続編がいつ発売するのかということですな。
ペース的には一年に一冊ぐらいでしょうか。二年に一冊だとちときつい。
いや、まあ、このまま続編が出ないというケースもあるのが恐ろしいです(汗)
せっかく続きを始めたのですからなるべく最後まで書いて欲しいものですです。
二巻目も一巻目より大きく話が動くでしょうから、もっと面白くなると思うと今から楽しみですですです。おそらくもう一人ぐらいレギュラーキャラが追加されそうな気もしますし。
さてさて、のんびりと待つとしますか。
『第三部』までの時間を考えれば今更ですしおすし(笑)
でわでわ、いちおう次回予告です、
『デス・ストランディング』のゲーム感想になる予定です。
まあ、上手く書けたらですけど(大汗)
或いは『FGO』の感想が先かもしれません。
でも、予定は未定(久々)
このまま『ヴォイドアウト』する可能性もありおりはべり。
覚えた言葉を使いたくなる『中二病』です。あべし。
<りょす>
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