共感

 つまり、『いいね』です。

 嘘です。あれはたぶん『承認欲求』なので違います。


 そんな小生ジョークで始まる今回のお話。

 実は前回書き忘れた内容だったりします(汗)


 えーと、何だっけ(笑)

『物語の三パターン』でしたね。


 それとは別に『読者が評価するポイントがいろいろある』というお話でしたが、今回の『共感』もそれです。『芸術性』とかの同類だと思ってください。


『物語に共感することができるか?』


 これを重要視する読者も多いわけです。

 まあ、小生は『感情移入』なのであまり『共感』する読者ではないのですががが。


 さて、『共感』と一言で言っても分からない方もいるかもしれません。分かり易く例えるなら『主人公が読者と似たような立場の人間である』という作品がその読者が『共感し易い作品』です。

 

 具体的には『リストラされたサラリーマン』のお話は、現実でも『リストラされたサラリーマンの読者の共感』を得られる可能性があります。


 微妙に嫌な具体例ですけど(汗)


 お仕事小説など特定の職業を扱った作品では、その職業に就いたことがある読者の共感を得られるということも珍しくありません。


 もっともその反対にツッコミを入れられることもありますが、まあ、特定の職業を題材にするならきちんと取材をしましょうねということで。


 その職業の人間に共感される作品にするか。その職業を知らない人間に楽しんでもらう作品にするか予め決めておいた方がよかですよ。


『灰色の大学生活』を扱った物語などは、同じく『灰色の大学生活を送ったことのある読者』の共感を得られることが多いですね。いや、これも微妙な例ですけどど。


 基本的には『主人公の年齢』=『共感して欲しい読者層』という感じです。ライトノベルで学生の主人公が多いのも、その辺りがメインターゲットだからですね。


 もっとも『共感』だけではなく『憧れ』とか『尊敬』とか『応援』とか作品によって利用する感情がいろいろ違うのですが、具体的にはカットカット。


 まあ、なぜ『共感』という感情を利用するかと言えば、その方が『物語を受け入れ易い』からです。理解し易い。分かり易い。感情移入することができる。物語を身近に感じる。様々な利点があります。

 

『物語に共感させる』

『テーマに共感させる』


 もちろんこれを絶対にしなくてはならないというわけではありませんが、面白い作品を作るための手法の一つではあーりませんか。


 逆に『まったく共感させない』ことで物語やテーマを深く掘り下げることもできます。読者の『見たくないモノ』を叩きつけるようなやり方はこれになります。


 ちなみに肝心の『どうやって共感させるか』ということに関しては、『王道を使う』というのが一番簡単です。各ジャンルごとに様々な王道があるので、これまた自分で勉強しなさい。


 読者が納得したり共感したりし易い展開を『王道』と言ったりするわけです。

 まあ、『王道』も万能ではありませんけど。


『王道』というのは多くの読者が納得し易い展開というだけで、その物語にとって『最高の正解』とは限りません。


『王道』は別名『陳腐』です。『王道』を外し続け、たった一箇所で読者の望む『王道』を使用するという手法もあることを覚えてオケー。


『異世界転生』や『異世界召還』という作品も、大雑把に言えば『共感』を利用した作品と言えるかもしれません。この場合は『自分もそんな世界で冒険してみたい』という共感かな。あるいは『憧れ』かもしれません。


『駄目な人間が異世界で活躍する』という展開は『共感』というより『応援』なのかな。あまりこの手の分析はしないので、わーかーりーまーせーん(正直)


『正義は必ず勝つ』というのは多くの読者が持つ『共通共感』かと。

 まあ、ここまでいけば『願望』と言った方がいいかもしれませんぬ。


 ここら辺も深く追求すると『現実と幻想』のお話になるんでカット。

 読者が必ずしも『幻想』を求めないというのが物語の難しいとこでもあります。


 まあ、小生は『幻想』の方が好きですけど。

 現実はくそげー(以下略)


 くそげーだから美しいものもあるわけですけど。

 ぎゃーまた別のテーマになりそうなので終わり。


 まとめ


『多くの読者が共感する作品がヒットし易い作品』


 たぶソ。

 

 ただ『共感』も『あっちを立てれば』状態なので、全ての読者が共感する作品などありません。『共感』しなくとも面白いと思える作品、『共感』すれば更に面白い作品というのが理想的かなーと。


『物語とテーマ』の関係性にも似てますね。

 物語が面白い思える作品。テーマを理解すれば更に面白い作品。


 まあ、理想系ですので、自分の実力が足りないと思ううちはシンプルな作品を書きましょう。特定の読者層だけを満足させる作品でも十分なんですよー。好みを超越させるのは至難の業なのでふ。


 この『共感』というのは『マーケティング』のお話でもありますから、『潜在的読者数』を数えるとき『どれだけ共感できる読者が見込めるか』という商業的には重要な要素になります。


 この『小生とカクヨム』は読者の共感を得ようとしていないので、商業的にはクソ駄文です。『共感』を超えて『崇拝』にまで辿り着けば売れますが、そんな文章かけるなら一儲けしとるわというお話(爆笑)


 まあ、世の中には『崇拝』されるような作品を書ける作家さんもいるので、そういう作品に触れてみるのもいいかもしれません。合わないとまったく面白くないんですけどねー。


 でも、合ってしまうと人生が変わる危険性もあるので厄介ですが。

 あまり読書初心者にはお薦めしません。


 世の中には知らないほうがいいことも多々あります。

 ホラー作品とかね(笑)


 怖がりな人が読むと人生が怖くなりますよよよ。

『人間が一番怖い』という結論に達するのもあれですが(汗)


 ま、基本的には『読者が共感できる作品を書く』というのが物語の土台ですかね。

 分かる人だけに分かればいいという『芸術』を目指すなら話は別ですけど。


 ヒット作を作りたいならある程度作品の完成度を下げ、『共感(理解)』できる作品を書かなければならないときもあります。凄い作品とヒットし易い作品の違いなんてのも勉強するといいかもしれませんヨ。


 凄い作品は理解できれば面白いのですが、こちらの魂が削られる作品も多く、二度と読めないということもよくあります。ヒットし易い作品は何度も読みたくなるというのが分かり易い違いですかね。

 

 眠くなったので終わり。

 

<おわr>

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