FGO日記 イベント編

 スマホゲーではメインシナリオよりも、期間限定イベントの方がメインであることが多い。理由は単純で、その方が長く儲けられるからである。


 メインシナリオは進めれば進めるだけ終わりが近づくのに対して、期間限定イベントはスマホゲーの寿命をあまり短くしないという利点があるのだ。

 そのうえイベントの度に新しいガチャを追加できるため、多くのイベントを開催すればするほど儲かるという仕組みとなっている


 まあ、期間限定イベントをやり過ぎて、メインシナリオが終わる前に作品の寿命が尽きることも多々あるのだが、それはさておき。


 『序章編』と『メインシナリオ編』でも語ったように、FGOの初期はトラブルの連続であり、それはこの『イベント編』でも何ら変わりない。


 まず最初に始まったイベントは『激闘!クラス別サーヴァント戦』というシナリオが無いただの戦闘イベントであった。

 報酬もまったく美味しくなく、当時の不安を更に煽る結果となった。『これがFGOイベントか』とプレイヤーに戦慄さえ感じさせる出来であった。


 その次に『金ぴか』様の『300万DL突破キャンペーン』とかいう企画があり、これは星4サーヴァントを配ったこともあり、かなり喜ばれた配布イベントであった。ちなみに『100万DL』と『200万DL』はどこかに消えて、現在も行方不明である。カムバック(切実)


 そして、その次のイベントが『ネロ祭 勝ち抜け熱闘コロシアム』であり、報酬は当時の状況を考えるとかなり美味しかったのだが、これもただの戦闘イベントでしかなかった。


 ただ素材(報酬)難民が多かったため、『金ぴか』様の配布イベントより喜ばれ、『金ぴか』様の名誉が傷ついたことだけは記録として残して置こう。我もつらい。


 

 このようにメインシナリオの追加無し。

 シナリオ付きのイベント無し。

 という状況が約二ヶ月ほど続いた2015年9月25日。

 ようやく待望のシナリオ付きイベントが始まったのである。


 それが『月の女神はお団子の夢を見るか?』である。

『奈須きのこ』氏の完全書きおろしストーリーということもあり。短いストーリーでありながら、プレイヤーの満足度はまずまずだったと思う。

 

 ネットで広まっていたFGOネタを素早く取り入れるなど、今後のイベントシナリオの方向性を決めた最初のイベントでもあった。


 プレイヤーの多くが次のイベントに期待した。

 これならやってくれると。


 運営は期待を裏切らず、やってくれたのだ。

 まあ、違う意味でだが(爆)


 それがFGOイベント史に残る大ハプニングを引き起こしたイベント。

『歌うカボチャ城の冒険 マッドパーティー2015』である。


 このイベントは人気のあるサーヴァントの別バージョンを、配布で入手できるということもあり、かなり期待値の高いイベントであった。

 シナリオも『奈須きのこ』氏と『東出祐一郎』氏が手掛けるということもあり、これなら大丈夫だろうという安心感があった。


 だが、『FGO』は小生たちの想像を遥かに超えていたのである。

 その最大の問題が『ゲリライベント』であった。


 これは特定の時間になると報酬が美味しいクエストが展開されるという企画だったのだが、多くのプレイヤーの予想通りアクセス過多でサーバーダウンするという結果となった。


 もっともそのイベントのギミック自体が、サーバーの負荷になっていたのではないかという説もあり、いろんな意味で運営側の未熟さが招いたトラブルだっと考えられている。


 最終的にはいろいろと調整し、何とか無事ではないがイベントを終えることができた。肝心のシナリオの評価は良く、配布サーヴァントが強かったということもあり、ここでサービスが終了するという事態は回避された。


 だが、このときの小生たちは知らなかったのである。

 これがまだ『FGOイベント』と『プレイヤー』の前哨戦でしかなかったことを。


 その後もイベントの度にサーバダウンが発生し、走り続ける『フォウくん(ロード役)』の姿が目撃された。それは辛く長い戦いであった。フォウくんがマッチョになってしまうほどであった。


 運営側はイベントの度に新しいことを試みるのだが、その度にトラブルが発生するという負のスパイラルに陥っていた。それは幾つかのイベントが深夜に開催されたという事情からも推測できるだろう。

 

 メンテ時刻が未定というのが当たり前の世界であり、寝たら負けという誰と勝負しているのかも分からない現実がそこにはあったのだ。その頃はメンテ明けの三十分が勝負と言われており、それを過ぎるとまたメンテになるという苦しい戦いが続いた。


 それに対して運営は『不正ツール排除』『サーバー強化』などの様々な対策を施した。それが効果的だったのかは不明だが、最近ではイベントでトラブルが起きることも少なくなっている。


 まあ、それでも予想外のことをするのが『FGO』さんなのだが、もう慣れた。初期の混乱期を突き抜けたプレイヤーは鋼の精神を獲得したのである。楽しむとストレスって似てるんだぜ、あははは(爆笑)



 さて『歌うカボチャ城の冒険 マッドパーティー2015』の後も


『ぐだぐだ本能寺』

『ほぼ週間 サンタオルタさん』

『セイバーウォーズ ~リリィのコスモ武者修行』


 など、様々なイベントが繰り広げられたわけだが、もう好き勝手やっているという感じが強く、FGOプレイヤーには概ね好評に受け入れられた。


 メインシナリオはシリアスな展開が多いが、イベントの方はギャグシナリオが多く、二つ合わせていつも通りの『型月』さんであることを実感させてくれる構造となっている。 

 

 というわけで、次回はイベントの一言感想。

 軽く振り返ってみましょう。

 おまけ程度にやります。


<ギャグ時空編 完>

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