小生とカクヨム

誰が為にロボットは戦う

スパロボ基礎講座

　というわけで『スパロボ』基礎講座です。

『スパロボ』って何ぞよ、というお方向けのお話です。

　正式名称は『スーパーロボット大戦』

　タイトルで分かるとおり、ロボット大戦のスーパー版です（笑）

　基本的にはゲームです。ジャンルは『シミュレーションＲＰＧ』　

　もう少し詳しく説明しますと、ロボットが出てくるアニメなどを一つの世界にまとめて放り込み、ついでにそれぞれの物語の敵たちにも大暴れしてもらうという作品です。分かり易く言うと、公認の二次創作。パラレルワールドでございます。

　例えば『ガンダム』と『ゲッター』と『マジンガー』が一緒の世界で大暴れ、それぞれの登場人物が会話を交わしたりするのです。　

　子供が考えたような夢のコラボですが、それを商売として成り立たせているのが凄いわけで、今年で２５周年らしいですよ、お兄さん。

　ですが、同じロボットとは言え、それぞれ別の世界なのでもちろん強さの基準が違います。本来ならば困った問題ですが、『スパロボ』ではその辺りはわりと適当だったりします。

　例えば敵だとちょー強かったのに、味方になると機体が弱体化します（笑）

　ちょっと例えが違いますが、能力はある程度味方に合わして変化していくという感じでしょうか。

　そもそも設定とゲームの中での強さが違うというのはよくある話ですよね。

　そういう細かい設定が気になる方は、あまり向いていない作品かもしれません。

　矛盾を広い心で許せる方向きの作品でございます。

　では、次は『スパロボ』の魅力について。

　いつも通り『てけとー』にやりましょう。

『戦闘シーンは感動するよ』

　今でこそバリバリ動きますが、初期の頃は違いました。

　機体がほとんど動かずビームが出たり、機体が棒立ちのまま格闘したりという感じでしたから。現代ならば子供だましにすらなりません。

　ですが、それでも感動したのです。

　あのロボットたちが戦っていると。

　カッコ良かったのです。

　いや、まあ、バリバリ動くのを見た後だとさすがに昔には戻れませんが（汗）

　技術の進歩に慣れるということは恐ろしいことですね。

『ストーリーがクロスオーバーするよ』

　昔の作品は原作を再現する展開が多く、あまりクロスオーバーという感じもしなかったのですが、最近の作品は原作の枠を超えて交流しているという気がします。

　一番分かり易い作品は『エヴァンゲリオン』でしょうね。

『スパロボ』だと人類を守るために戦う仲間がたくさんいるため、『エヴァンゲリオン』の主人公が前向きになる展開が多いです。

　原作では死亡した登場人物が『スパロボ』では助かるという展開もよくあります。視聴者の妄想を具現化するのも『スパロボ』の良いところでもあります。

　まあ、蛇足だと嫌う人もいますけどねー。

　場合によってはキャラクターの性格が原作と違うということもあります。

　クロスオーバーすることが必ずしも良いとは言えませんが、小生は『パラレルワールド』であると割り切っているので好きです。

『オリジナルのストーリーがあるよ』

『スパロボ』は原作のある作品のストーリーを再現するだけではありません。

　オリジナルの主人公がいて、オリジナルの物語があるのです。

　小生は毎回好きなのですが、これも賛否両論あったりします。

　初期作の頃は主人公があまり目立たなかったのですが、最近の作品では主人公の物語が目立ち過ぎるという意見もあります。

『スパロボ』の主役は『参戦作品』であり、オリジナル要素ではないという考えでしょうかね。それぞれ好きな作品があってプレイすることが多いので、これもある程度は納得できる理由でしょう。　

　でも、小生はオリジナル作品を毎回楽しみにしているので、もちろん賛成の立場は崩しません。それが『スパロボＯＧ』にも繋がったわけですし。

　後は『自分の好きな機体をある程度活躍させることができるよ』とか『最近の作品では中断メッセージも面白いよ』とかありますが、長くなるのでカット。

　もうしばらく続きますの、興味がある方はお付き合いください（ぺこり）

＜続く＞