小生とWEB小説

 前に『なぜWEB小説を読むの?』という文章を目撃。


 楽だとか、無料とか、気軽に読める。

 そんな感じの意見が多いかと思いますが、


 小生が考える理由の一つはこれです。


『ネットには失われた小説とこれからの小説があるから』


 残念ながら、どの時代に商業的に受け入れられ難い作品があります。


 今よりも昔の話です。

 かつて幾つかの作品が、あるジャンルのゲームから生まれました。

 それらは本来、一般的には作ることが難しい作品でした。


 もしかしたら、この世界に無かったかもしれない作品です。


 ですが、特殊な受け皿がその作品たちを誕生させる土台となり、

 完成したその作品たちは、一部の人間に熱狂的に受け入れられたのです。


 それらの作品が生み出した波紋は、徐々に一般的な場所にも浸透して、

 今も共鳴した人々により、新たな作品が生み出されています。


 

 小生は思います。

 WEBという土台も、また新たな作品を生み出すための土台ではないかと。

 

 商業的に失われた作品に命を灯し、

 商業的に成功するか分からない作品を試す場所。


 それが今のWEB小説(作品)という場所かなぁと思います。


 無学な小生には、この流れが今後どうなるのか分かりません。

 

 ネットという土台が生まれたように、

 いずれまた別の土台が生み出されるかもしれません。


 全ては失敗に終わり、

 かつての場所へと帰っていくだけかもしれません。


 まあ、何にせよ。

 小生は作品をかいて、作品をよむだけです。

 つまり、『カクヨム』というわけです。


 小生、ここまで文章を書いて、

『カクヨム』というサイトの名前が良いモノだと思いました。


<ネットを徘徊しながら> 

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