第18話 メモリが足りません

 掴んだ手を離さない。振りほどこうとする度、この男が絶妙のタイミングで力を込めて握って来るのだ。良い歳した大人が何を……と思うが、果梨は止めてくれと言えないでいた。

 抱き付いて離れたくない……。

 そうちょっと前に感じた想いが、胸の中でくすぶっている。このまま全部彼に任せて、自分のくだらない悩みや思考を放棄できたらと願ってしまう。

(でもそのためには……)

 嘘を告白しなくてはならない。

 思わずぎゅっと彼の手を握り締めると、先程とは別の雑貨屋でも……と辺りを見渡していた康晃の視線が落ちた。

 強烈な怒りが過ぎ去ると、後に残ったのは使命感だった。

 あんな男と付き合っていた過去など今直ぐ消してやりたい。

(果穂が俺を受け入れないのは……アイツと同類だと思われてるからか?)

 だとしたら失礼極まりない。

 あんな男と一緒にしないでほしい。確かに自分も女性に対しては褒められる人間ではない。だが、果穂にはそんな扱いは絶対にしない。その事をどうしても彼女には判って欲しい。

 ここ数日の、自分のアホさ加減を改める意味でも。

 強く握られた手にひかれて視線を落とすと、複雑な顔で彼女がこちらを見上げていた。

 何かから逃げているような気がする、その瞳。黒くてきらきらしているそこを見通せば、彼女が何を望んで何から逃げているのか見えるような気がする。

 だが、絡んだ視線はやはり、彼女が振りほどいてしまった。

「……なんであんな男に引っかかったんだ?」

 グリーンの内装がお洒落な雑貨屋で足を止める。再びこちらを見る果穂をしっかりと見詰めた。

「あー……」

 彼に仕事が丁寧だね、と言われた。それから何かする度に褒めてくれて、単純に嬉しかった。

 日頃の感謝を込めてバレンタインに送ったチョコに、返って来たのが「もっと君が知りたい」という返答とキス。

 思い返し、果梨は苦く笑った。

 あの男から、一言だって「付き合おう」というセリフを聞いたことが有っただろうか。

 もちろん……無い。

 淡い恋心を利用された……と言えば悲劇だが、ただ果梨が愚かだったのだろう。

 簡単に落ちて盲目になり、闇雲にあの男を信じた自分が馬鹿だったと言う事か。

「……普通に、褒められたからです、多分」

 途端、藤城が唖然とした顔をした。

「お前……」

「だ、だって嬉しいじゃないですか! 仕事が丁寧だねとか……これ良く出来てたよとか言われたら……」

「俺だってそれくらい言うだろ」

 ムキになった藤城の発言に果梨は呆れた。

「無駄だって言われました」

「今それを言うか、普通ッ」

 噛みつき、そこではたと気付く。仕事が丁寧?

「……あの野郎、うちと取引あるのか?」

「え?」

 考え込むような藤城の台詞。そこで果梨は自分の失言に気付いた。ああ、何をつるっと零してるんだ私はッ! 今ここで『仕事』と言えばもちろん、果穂の就職先であるICHIHAの事だ。彼女は大学を卒業してからここで働いているのだし。

 咄嗟に誤魔化そうと、脳内フル回転だ。

「……む、昔の話です。せ、先輩でしたから……」

「ああ、ナルホドね。学生が落ちがちなシチュエーションだな」

 嘘は言っていない。ただ部長が勘違いしただけ……そう、学生時代のバイト、と。

「まあ……確かにベタベタですケド……私は嬉しかったんです」

 視線を逸らし、並んで立ちながら目の前の陳列商品を見る振りをする。

 どう言う訳か視線の先に有るのは、一度買おうかと考えたアロマディフューザーだ。いい香りがする真白い蒸気が、丸いフラスコのようなガラスの中で緩やかに漂っている。音が流れる物らしく、せせらぎの音が響いていた。

「何だよ。自分の上司と恋愛するのはベタじゃねぇのか?」

 藤城が渋面で告げる。彼の親指がゆっくりと果梨の手の甲を撫で、どきりと心臓が跳ね上がった。

「…………まあ……ベタだとは思いますケド……」

 それはそのシチュエーションが「普通」ならだ。

 ここに果梨が居るのは……完全なるイレギュラーだ。再び康晃を掴む手に力が籠る。

 果梨を見詰める康晃の目に、苦痛を堪えているような顔が飛び込んで来た。

 何故あんな奴に落ちるのに、俺に落ちてくれないのか。

 苛立ちと、彼女が抱える不安に触発され康晃は身体が緊張するのを覚えた。

「アイツに……酷い事されたのか? その所為で男嫌いとか?」

 掠れた声に、慌てて果梨が眼を合わせる。じっとこちらを見下ろす藤城の目には切羽詰まった色が滲んでいた。

「違います!」

「じゃあ、なんで俺を拒絶する?」

 落ちたいのに落ちることが出来ない……その堂々巡りに付き合うほど果梨は元気では無かった。

 藤城の腕に抱かれたいという、ひっそりと芽生えた甘く温かな誘惑に抗えない。

 抱き締めて欲しい。

 ぎゅっと。

 そして離さないでほしい。

 あんな男に付き合ったのだ。だったら……多少は……。

「………………藤城さんとしてみたいです」

 俯き、ぼろっと零れた言葉に、果梨ははっと我に返った。聞こえたかと確認すれば、片手で口元を抑えた男が、明後日の方向を見て居た。

 微かに耳の端が……赤い?

 その様子に、何故か果梨も真っ赤になった。慌てて手を振りほどこうとする。だが、しっかりと掴んだ熱い手はそれを拒絶しぐいっと自分の方に引き寄せた。

「お前……馬鹿なのか?」

「も、元はと言えば藤城さんが変な事言いだすから!」

「俺はただお前があの野郎に酷い目に遭ってないか確かめたかっただけだ」

「な……なら、酷い目には合ってませんからご心配なく」

「…………もうちょっと可愛く言えないのか、お前は」

「ご心配してくださってぇ、ありがとうございますぅ……あんな酷い男、忘れたいんですぅ」

「やめろ」

 苛立たしげに宣言するも、ふと可笑しさが込み上げて康晃は小さく吹き出した。

「ホント、馬鹿だな」

 はは、と笑いながら果穂の頭をくしゃくしゃに撫でる。子供扱いに憤慨しても良かったが、頭を撫でられた猫のような、甘ったるい感情が溢れて拒否できなかった。

 というか、拒絶する力が残っていなかった。

 いいじゃないか、ほんのちょっとなら。

 果梨である、果穂である、という縛りを忘れてただ一人の「女性」としてここに居てもイイではないか。

 折しも季節はクリスマスだ。

 ほんの少しだけ……終わったらもとに戻るしちゃんと立場も理解するから。

 だから今だけ。

 今だけ。

「藤城さん」

「ん?」

 いい香りのする男に少し擦り寄って、果梨はじっと藤城のコートを見詰めた。

「プレゼント買って……帰りましょう」

 普段よりもずっと甘やかなその声に、康晃は目を細める。それから二人の前にあるアロマディフューザーを見た。







 二人でオイルを選ぶ際、果梨はリラックスしたり落ち込んだ気持ちが前向きになると表示されている「ゆず」の香りを、対して康晃は「効能がエロい」という理由で「イランイラン」の精油をチョイスしていた。

「……生殖機能向上って……部長、枯れてるんですか?」

 小さな用紙に書かれた効能を読む果梨に、寝室の隅にそれをセットし、早速「恋人同士が二人で過ごすのにピッタリ」と手書きポップが付いていたオイルをタンクの水に垂らしてみる。

 ふわりと甘やかな香りが微かに漂い始めた所であり得ない発言に振り返った。

「そうだな。確かに枯れてるから、明日お前、起き上がれないぞ」

「………………すいませんでした」

 手持無沙汰に佇む女に、くすりと笑う。そわそわと足を踏みかえて、視線を彷徨わせる果穂の姿に急激に欲望が膨らんで来た。

「で?」

 広い寝室の窓の向こうは既に真っ暗だ。

 知らず身体が引け、果梨はじりじりと窓に近づく。

「き、昨日冬至だったんですねぇ」

 くるりと康晃に背を向けて、地上の星に目を向ける。車のヘッドライトに街灯。浮かれ騒ぐ街の灯り……。

「そうだな」

 康晃の両手が果梨の身体を挟むようにして窓ガラスに触れる。

「明日は……雪なんでしょうか」

 空は闇に沈んでも分かる曇天だ。マフラーに顎を埋めて冷たい風をやり過ごした帰り道。

 今、部屋の中は適温だが、後ろに居る康晃がゆっくりと身体を倒し果梨の首に顔を埋めた途端、一気に五度くらいは上昇した気がする。

 この人の傍にいると……熱い。

「だったら大雪で電車が止まればいいな」

 温かく、清潔な香りがする彼女の首元に鼻を擦りつける。脈が触れ、思わず微笑んだ。

「緊張してる?」

 顎で囁かれ、果梨はくすぐったいような甘い感触にぶるっと身を震わせた。

「お、お腹空きません? 先に何か食べたいなぁ」

 一オクターブ上の声が必死だ。それが非常に可笑しくて、康晃はこらえきれずに笑いだす。

 腹を抱えて笑う男を横目に、果梨は真っ直ぐに寝室を横切ると、ダイニングテーブルの上に置いてあったテイクアウトの料理を開けに向かった。

「それ、もってこい」

 笑いながらその後に続き、冷蔵庫から冷えたシャンパンを取り出す。

「なんでですか?」

 鼻歌交じりにグラスを二個手にする康晃が、真っ直ぐにみられない程艶やかな笑みを返した。

「ベッドで食うから」






「……退廃的ですね」

「馬鹿言え。非常に効率的だ」

 枕とクッションを並べたヘッドボードに背を預け、脚を伸ばした康晃は、半ば強引に果梨を隣に侍らせる。

「……どこかの王族ですか」

 クッションにもたれかかり、取り分けたラザニアにフォークを突き立てた。口に持って行こうとして、手を伸ばした康晃に手首を掴まれて強引に男の口に運ばれる。

「ちょっと!」

 ぱくり、と口にし熱かったのか呻き声が上がる。その様子が珍しく、思わず吹き出した。

 けらけら笑う果梨の姿が、やや涙目になった康晃には貴重だった。

 彼の前では大抵怒っているか、喚いているか、困惑しているかだ。

 だからかもしれない。白石の前で微笑んでいるのを見て苛立ったのは。自分には一切見せないその笑顔を、いとも簡単に眺めている男に無性に腹が立った。

 すると回転の速い康晃の脳が、今日出会った男の姿も引きずり出してくる。

 果穂をコケにする発言を連発していたあの、男。

「……なぁ」

「はい」

 シャンパンのグラスを取り上げて、やや熱かった口内を冷ます。再びラザニアにトライし、ふーふーする果穂の口元を眺めながら、康晃はゆっくりと手を上げて彼女の頬に人差し指の背を滑らせた。

 微かに果穂の身体が震え、ちらと見えている耳元がゆっくりと赤くなる。

 まだ感じる緊張感。

 それは自分の前でだけなのか。あの男の前では……どうだったのか。

 康晃はどうしてもそれが知りたくなった。

「今日のアイツとどんなデートしてたんだ?」

 思わず咽る。

 げほげほと咳き込みながら、果梨は仕方なくサイドテーブルに置かれていたグラスを取り上げた。喉に心地よい、冷たいシャンパンを一口飲み干す。

「…………そんなこと知ってどうするんですか?」

 グラスを置いて改めて彼に向き合えば、気怠そうに両手を頭の下で組んで凭れかかった男が半分落ちた目蓋の下から果梨を見た。

「どうするって……同じ事をして上書きするか、それ以上の事をして上書きするか」

「しなくていいです」

 ため息交じりに答え、果梨はラザニアの入った丸い容器に視線を落とした。

「それに、大したデート、してませんから」

「ベッドで飯は?」

 振り返ると、彼が挑発するようににやにや笑いながらこちらを見て居た。眉間に皺を寄せて睨み付ける。

「やったことありません」

「洋服一式買ってもらった?」

「むしろ私が買って与えてました」

「前戯だけで止めてやったことは?」

「藤城さんッ」

 真っ赤になる彼女が可愛い。

「ちょっと!」

 唐突に引き寄せられて、果梨は寸での所でラザニアのパックを落としそうになった。慌ててテーブルに手を伸ばす。置くと同時に引き寄せられて康晃の胸元に倒れ込んだ。

 セーターを脱いでシャツ一枚の藤城に触れた頬が熱い。

 跳ね上がった鼓動が、彼の熱さと背中に回された腕の感触に徐々に落ち着いて行く。

「なぁ」

 しばらくして、触れた身体から響くように康晃の声がする。また質問かと果梨は身構えた。

 微かに強張る彼女の身体に気付き、康晃は逡巡した。あの男に付いて一から十まで聞き出したい。その上で自分はあんな奴とは違うのだと、この女に叩き込みたいのだ。

 だが……当たり前だが彼女はそれを良しとしていない。

 硬くなった体が訴えるのは、これ以上踏み込まないでほしいという願いだ。

 そこで昨日ふと思った疑問へと話題を転換した。

「昨日なんで自宅に居ないであんなところに居たんだ?」

「え?」

「お前を探して、家まで行ったんだぞ」

 白石が果穂に電話をし、指定された場所は彼女の自宅からだいぶ離れていた。昨日はかなり頭に来ていたし、今日の予定を取り付けた事に気を良くして場所について疑問を差し挟む余裕は無かった。だが、こうして彼女が隣に居る状態で大分落ち着いて来ると、それが妙に引っかかった。

 溜息交じりに言い、抱き寄せた果穂の髪を撫でながら返事を待つも、なかなか返って来ない。

「果穂?」

 そっと顎に手を当ててこちらに顔を向けるも、彼女は視線を合わさない。

 うろ~っと泳ぐ瞳にいぶかしげに顔を顰める。

 対して果梨は猛烈に焦っていた。

 何故なら白石に指定した場所は、果梨の近所だったからだ。

(だから白石さんはあんな遠回しな聞き方を……ッ)

 まさか藤城が果穂のマンションに押しかけているとは思ってもいなかった。

 着信拒否だと判って素直に諦める御仁じゃないだろうし。

「果穂?」

 促すような声音に、果梨はほんの少しだけ真実を告げた。

「……あそこは妹の家の近所なんです」

「妹?」

 驚きからか彼の声が跳ね上がる。果梨は複雑な気持ちを隠してこっくりと頷いた。

「なんで妹さんの家に?」

 自分の家だから。

「――――妹は……」

 ふと間が差した。昨日と今日とジェットコースター並に色々あった為に、気持ちが緩んだのかもしれない。

「失恋して休職中なんです」

 気付くと果梨は低い声でそんな話をしていた。






「それで彼氏の浮気相手が、更に妹の先輩で。彼氏をぶん殴った後も普通に働いてたんですケド、馬鹿と顔を合わせて仕事をするのが阿保らしくなって。それで辞めたんです。で、妹の事暫く尋ねてなかったし家に帰る気分でも無かったんで押しかけたんです」

 ふう、と溜息を一つ吐く。自分の事を他人事として話すのは割と気を遣った。藤城は途中口を挟まず、ずっと果梨の髪を撫でながら黙っていた。今も。

「馬鹿な妹だと思います?」

「んー……お前は?」

「え?」

 肩を抱いている果梨の頭を顎の下に挟んだ男が、ふにっと彼女の頬を押す。

「妹さんは、馬鹿だと思う?」

 言葉に詰まる。これは他人の話ではなく、自分の話なのだ。

 再会した元彼は最低の男だった。それと結婚しようとしてる先輩の神経を疑う。

「……馬鹿だと思います。ケド……目が覚めて良かったかなって。このまま続けて良い事が有るとも思えなかったし」

 凭れかかる男がふっと笑うのが判り、果梨は顔を上げた。少し身体を離した藤城がじっと果梨を見詰めている。

「どうやら二人揃って男運はあまり良くなかったみたいだな」

「ほっといてください」

 果梨は思わず眉を寄せた。その彼女から目を逸らす事無く、康晃は考え込むように彼女の頬を人差し指で撫でた。

「何はともあれ、妹さんもお前みたいな図太さがあれば良いな」

 その言葉にどきりとする。困惑したように瞬きをすると、藤城が果梨のおでこに自分の額を押し当てた。

「お前……うちの会社に入ってからずーっと男探してます、結婚退職希望です、って顔してただろ。あんな最低野郎にヴァージン捧げて、過ちを取り戻そうとするのは分かるが手あたり次第は駄目だろ」

 軽い物言いに、果梨は内心複雑な気分になった。

 確かに。自分に果穂の図太さが有ればよかった。果穂はどんな時でも積極的で、振られた事よりも振った方が明らかに多い筈だ。

 彼氏も頻繁に違う人だった気がするし。

 その果穂が、果梨に突拍子もない提案をして姿をくらましている。

「手あたり次第ってわけじゃないです」

 考え考え、果梨が告げる。

「どうにかして……理想の幸せを追求してたんだと思います」

「…………お前が? それとも妹さん?」

 促され、果梨は藤城に凭れかかった。

「二人とも、です」

 そう。

 現実に耐えられなくなって逃げ出したとしても、果穂はきっとちゃんと理想の幸せの為に現実と向き合う日が来るはずだ。その結果が果たして理想的だったのかどうなのかは判らないが、絶対に向き合う日は来るのだ。

 そしてまた果梨も、己の現実と向き合う日が来る。

 ある意味彼女も自分の現実から逃げているのだから。

 手を出してはいけない所に、手を伸ばそうとしている。

 でももう、「ここ」を否定する気力もない。

 藤城を諦める事を考えて、胸が裂ける程痛かった。そして痛みばかりで何のメリットも無かったのだ。

 ならば、手を伸ばして触れてしまっても良いではないか。

 その後に何が待っているのかはわからないし、今度こそ胸が裂けるかもしれない。

 でももう……甘美な夢を拒絶し続ける理由も判らない。

 ふっと彼女の身体から力が抜けた。おずおずと伸ばされた手が、康晃の腹部に触れる。

 腰に抱き付き、自ら身を摺り寄せる果穂に、男の心臓が跳ね上がった。

 あの最低男も、その後彼女と付き合ったかもしれない男達も知らない女がここに居る。

 康晃は直感でそう悟った。からにはもう……手放す気は無い。

「……それで? 選んだ結果は?」

 顔を上向けた女がどこか切なく……憧れを込めて微笑みを返した。

 康晃にはそれだけで十分だった。


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