前のエピソード――ゴールデンウィーク

おはようございます、埴輪です！

ゴールデンウィークも残り二日ということで、絶賛、だらだら過ごしている私ですが、だらだらついでに、某ゲームでちょっと話題になっているレイドレースの件について、個人的な見解を書いてみようと思います！

この手の話題は、Twitterや某ゲームの掲示板に書くと炎上するリスクが高いのですが、この近況ノートをご覧頂いている方には、私の基本的な考え方について耐性がある方であろうと思われますので、あえて書いてみようと思った次第です！

──そもそも。

高難易度コンテンツを誰よりも先にクリアすることを目指すのがレイドレースですが、公式のイベントという訳ではありません。

なので、明確なレギュレーションがある訳でもなく、まさに誰よりも先にクリアすること……その一点のみが肝心となります。

昨今は、クリアに至るまでの道程を、配信という形で楽しむということも増えてきましたが、それらも別に公式というものではなく、あくまで、ユーザーが自主的に行っているものになります。

なので、高難易度コンテンツを誰よりも先にクリアするということは、確かに凄いことだと思いますが、成し遂げたことは高難易度コンテンツを誰よりも先にクリアしたということで、それ以上でも、それ以下でもありません。

それがどうも、それ以上の価値があるものと考えている人がいる、ひいては、それ以上の価値があるものにしようとしている人がいるということが、色々な問題の根幹にあるような気がします。

本来、価値基準というものは人それぞれで、ある人にとっては価値があることが、他の人にとっては価値がないということはよくあります。

何に価値があるかということを決めるのも人それぞれなので、そこに問題はないのですが、どうも、自分にとって価値があるものは、誰にとっても価値のあるものだとしたい、そうあるべきだという考え方をしている人がいるのではないか……そう考えることがよくあります。

一方で、自分が価値があると思っていることも、周りの人が価値を認めてくれないと、自分が間違っているのではないかと考えてしまい、誰もが価値があるというものを選ぶようになっているのではないか……というのは、レイドレースに限らず、今の世を生きていると、よく感じることでもあります。

万人が認めるような価値あるものが、埋もれてしまっているということもあり、それを発掘し、広めようとすることは利益になると思いますが、そのものの価値以上の価値を付与しようとするのは、やはり無理があることなのではないかと思います。

レイドレースはどんどん規模が大きくなり、注目する人も増えているというのは事実だと思いますし、それを意識して、高難易度コンテンツが提供されているということもまた、事実だと思います。

ただ、公式のイベントとしてレイドレースが実施されていないという線引きが行われているということは、決して忘れてはいけないことだと思います。

どれだけ注目する人が増えたとしても、それが全ての人となることはありません。

某ゲームを知っている人ならまだしも、全く知らない人にとっては、その価値をどれだけ力説しても届かないと思いますし、それが自然のことだと思います。

結局のところ、ゲームは自己満足の世界なので、ゲームをプレイする時間、また、それを見守る時間、そしてクリアに至る瞬間を楽しめれば、それだけで十分価値があるものだと思いますし、それだけでいいのではないか……そう思います。

個人的には、配信も何もせず、どこぞにアピールすることもなく、チーム名なども決めていないようなメンバーが、人知れず、誰よりも先にクリアしている……そんなことがあったら面白いのではないかとも思います！（現状は、そんな感じでクリアすることは到底できないような難易度であり、だからこそ、私は挑戦しようとは思わないわけですが……！）

果たして、このレイドレースの問題に公式はどう答えを出すのか。

今後のレイドレースのありようにも影響することだと思いますので、静かに動向を見守っていきたいと思います！

【追伸】

レイドレースの後、ワールドファーストが正式に決まると、公式が発表するということが通例にはなっています。

ただ、それもクリアおめでというという意味合いでしかなく、公式が認めたのは、そのチームが最初にクリアしたという事実のみなのですが、どうも、それ以上の何かが認められていると考える人がいることも、こうしたことが問題になっていしまう原因の一つではないかとも思います。

要は承認欲求を満たしたいということなのだとは思いますが、他の誰でもない、自分自身が認めてあげることが全てなのではないか……私は、そう思います。