埴輪通信 vol.16 ~『牛島先輩の迷宮事件簿 』電子書籍化と公開終了のお知らせ ※「カクヨムロイヤリティプログラム」と「電子書籍販売」の違いに関する考察付き

こんにちは、埴輪です!


牛島先輩ミノタウロスの迷宮事件簿 』の電子書籍化に伴いまして、カクヨムでの公開を終了させて頂きましたことを、お知らせ致します!


緊急事態宣言が発出されたことを受けまして、私は現在「自宅待機」の真っ最中なのですが、これを機に、長らく停滞していた自作の電子書籍化を進めたいと考えており、まずは『牛島先輩ミノタウロスの迷宮事件簿 』を電子書籍化した次第です。


電子書籍化したからといって、多くの人にお読み頂いたり、お買い上げ頂けるわけではありませんが、私は「お金を払って作品を読んで頂く」ということは、「お金を払って読んで頂ける価値のある作品作り」にも繋がると考えており、また、『牛島先輩ミノタウロスの迷宮事件簿 』は「お金を払って読んで頂ける価値のある作品」だと判断し、電子書籍化に踏み切りました。


カクヨムでも「カクヨムロイヤリティプログラム」がスタートしたものの、「だれでも文章を書いて収入を得られる作家の新しい可能性」は、私を含む多くの作家にとっては、可能性でしかないのが現状です。(下記の【考察】を参照)


収入となると、それで生活していけるような大きな金額を思い浮かべる人が大半だと思いますが、数十円、数百円という少額でも収入は収入です。


何より、自分の作品をお金を払って買って頂いた、読んで頂いた読者がいるという事実は、作家にとって大きな励みとなり、それはより面白い作品を書きたいという強いモチベーションに繋がります。


読者が作家を育て、作家は面白い作品で恩返しをする……そうしたサイクル、文化が根付いて欲しいという願いも込めて、私はこれからも自身の作品の電子書籍化を進めていきたいと思います!


……と、肝心な『牛島先輩ミノタウロスの迷宮事件簿』についての説明が疎かになってしまいましたが、詳しくはAmazonで『牛島先輩の事件簿』または『ミノタウロスの事件簿』(電子書籍化に伴い、改題しました)を検索して頂き、作品ページをぜひご覧下さい!(無料サンプルも配信されております!)



【考察:「カクヨムロイヤリティプログラム」と「電子書籍販売」の違い】


「カクヨムロイヤリティブログラム」は、ざっくり言えば広告表示を許可した作品の閲覧数で「収入」=「カクヨムリワード」が決まるという仕組みですが、「カクヨムリワード」は12ヶ月で失効するため、1年間で換金の下限である3000リワード以上を獲得できない場合、収入を得ることはできません。


ちなみに、私の「カクヨムリワード」は10月から3月までの5ヵ月間で「354リワード(キャンペーンで獲得した163リワードを含む)」です。


「カクヨムリワード」は「閲覧数」とイコールではなく、これまでの傾向からすると、閲覧数の5%ほどの値となっているため、1年間で3000リワードを獲得するためには、毎月5000以上の閲覧数が必要となります。


一方、Amazonの電子書籍は1冊お買い上げ頂くごとに収入が得られるだけでなく、作品を読み放題サービス(KindeUnlimited)に対応させることで、お買い上げ頂かなくても、お読み頂いたページ数によっても収入を得ることができます。


「カクヨムロイヤリティプログラム」については、小説を連載することで状況を改善できないかと考えておりますが、現状、電子書籍にこそ「だれでも文章を書いて収入を得られる作家の新しい可能性」を感じずにはいられません。


ただ、「カクヨムロイヤリティプログラム」は、会員登録さえすれば読者はお金を払う必要がないため、こちらで誰でも収入を得られるようになれば、理想的ではあるのですが……中々、上手くはいかないものです。


なお、Amazonの電子書籍も、1ヵ月に1作品が数ページお読み頂ければ御の字で、得られる収入は月額数十円というのが私の現状です。(一冊でもお買い上げ頂けると100円以上の収入になることもありますが……お金を頂くということは、本当に大変なことだと実感すると共に、お買い上げ頂いた方には感謝しかありません!)

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