行間を読むということ ~「脱・異世界」を掲げた最大の理由~

こんばんは、埴輪です!


昨日の近況ノートでも書かせて頂いた通り、このところ近況ノートが滞り気味なのは「忙しいから」なのですが、それはつまり「書くのに時間がかかる」ということで、なぜ時間がかかるかと言えば、ついつい力を入れ書いてしまうからに違いない……というわけで、「さらっと気軽に書いてみよう!」をコンセプトに書き出してみたところ、下書きの段階で三十分以上経過しているので、うーん、やっぱり、さらっと気軽に書けるようなものでもないと実感しました!


――でもって。


本日取り上げるのは、これまた昨日の近況ノートでも書かせて頂いた「大人が読みたいエンタメ小説コンテスト」についです。


コンテストの主催者である「NOVEL 0」のTwitterを覗いてみたところ、コンテストについて寄せられた質問に編集長が答えており、質問・回答共に中々興味深いと思いましたので、ご紹介させて頂きます!



◆作品ジャンルについて①

Q.異世界転生以外は必須、成人男性主人公は推奨という理解でよいのでしょうか?

A.こちらは、成人男性主人公は「推奨」となります。必須ではございません。


◆作品ジャンルについて②

Q.異世界転生ではなく異世界転移ならOK、ということでしょうか?

A.「異世界転生は禁止」となります。


◆作品ジャンルについて③

Q.募集しているのはレーベルの色にあった硬派な小説でしょうか?

A.オールジャンルOKです。硬派な小説に限らず、恋愛小説、痛快娯楽小説など、あらゆる作品のご応募をお待ちしております。


◆成人男性主人公の定義について

Q.「成人男性」とは具体的な年齢の事なのでしょうか? それとも経済的に自立しているという事なのでしょうか?

A.作中・物語世界での「成人」の定義に準じていただければと思います。



……いかがでしょうか?


私がまず思ったのは、「何でこんな質問をするんだろう?」ということです。

別に「何でこんなことが分からないんだ!」と言いたいわけではなくて、コンテストの要項を十分に吟味し、その意図を読み取ること……つまり、行間を読むことが最初の一歩ではないかと思うからです。(読み間違え、勘違いもよくありますが!)


もちろん、分からないことを質問するのは何も悪いことではありませんし、こうして編集長御自ら回答している点からしても、多くの方から同様の質問が寄せられているということは間違いありません。


……ただ、こうした「答え」を求めれば求めるほど、作品の幅を狭めてしまうような気もしますし、それは出版社側も望んでいないことではないかと思います。


かといって、自分の都合良いように解釈された作品を応募されるのも困りますから、ちゃんと明言すべきことは明言すべきでしょうし、要項に反している作品は審査の対象外とすることも必要だろうと思います。


……これらを踏まえた上で、上記の質問・回答がということまで含めて考えて見るのも、面白いのではないかと思います!


ちなみに、私が「大人が読みたいエンタメ小説コンテスト」に求められているであろうと考える作品は、以下の条件を満たすものだろうと思います!


①主人公は成人男性(見た目は子供だが、設定だと大人はNG)

②ジャンルは異世界転生以外なら何でもOK(異世界転移を含む、異世界転生という言葉を聞いてパッと思い浮かぶような作品は全てNG)


これを「異世転生以外ならオールジャンルOK! 成人男性主人公求む!」というコンテストのキャッチコピーと見比べると……うん、ほぼ同じです!


別に小難しく考えたり、裏をかこうとすることもなく、素直に求められている作品を書けばいいと思いますし、それが書けない、書きたくないなら応募しなければいいと思うのですが……実際に上記のような質問が寄せられ、それに回答しなければならないという現実こそ、「脱・異世界」を掲げた最大の理由なのかもしれません。


-追伸-


これだけ書き上げるのに、見直しを含めて2時間以上かかりました……!

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