2009年4月8日9:12

こんにちは、埴輪です!

タイトルは私の小説「久遠のシオン」の原稿データの更新日時です。


本作は某コンテストに応募したものの、結果は一次選考も通らずじまい。

つまり、私と下読みの方以外は誰も目にすることのないまま、パソコンの中に封印されていたのですが、昨年の「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」へ応募したことで、★9(内レビュー2件)という評価を頂くことができました!


そして今年、加筆・修正を加えた「久遠のシオン - Reminiscence -」として「第2回カクヨムWeb小説コンテスト」に応募しところ、なんと現在までに★39(内レビュー9件)という多数の評価を頂き、大変嬉しく思っております!


――約8年。


当時の私も、そんな何年も先になってから「久遠のシオン」が評価されることになるとは、夢にも思わなかったと思います!


それどころか、全身全霊の作品でも一次選考を突破できないという結果を受けて、「私が面白いと信じるものには価値がないのではないか?」と疑心暗鬼になり、それからの執筆活動は右往左往していたように思います。(私が面白いと思うものを書くか、世間が面白いと思うものを書くか、また、それが私に書けるのかという葛藤)


今なら「久遠のシオン」が誰でも楽しめるエンターテインメント作品ではなかったことや、ライトノベルにしてはテーマが重過ぎたことなど、一次選考を突破できなかった理由を分析することもできますが……「作品は出版されてなんぼ」と思い込んでいた当時の私は、自分自身が否定されたように感じていただろうと思います。


それでも、筆を折ることなく今日まで小説を書き続けてきたこと、そして「久遠のシオン」という作品を今日まで消さずに残してきたことは、きっと暗く閉ざされた心のどこかに、「自信」という名の灯火ともしびが残っていたからではないかと思います!


でもって。


私が言いたいことは、丹精込めて書き上げた渾身の作品は、いつまでも大切に保存することはもとより、カクヨムのような小説投稿サイトで公開すべきだと思います!


恐らく皆さんが初めて小説を書いた時に思ったことは、プロデビューしたいとか、有名になりたいとか、お金が欲しいとか……まぁそれもあったと思いますが、何よりも、自分の作品を誰かに読んで欲しいということではなかったでしょうか?


それは今、プロデビューすることなく小説投稿サイトで実現することができます!


……とはいえ、小説投稿サイトで作品を公開したからといって、すぐに読んで貰えるという保証はありませんが、少なくとも、どこにも公開することなく、パソコンの中に封印しているだけでは、誰に読んで貰うこともできません。


逆に言えば、公開すればいつか必ず読んでくれる人が現れるはずです!

現れなかったら、現れるまで声を上げ続けてください!

小説は誰かに読んで貰って初めて、完成するものなのですから……!


ただ、望んだ通りの評価が得られるとは限りません。

面白くない、つまらない……そんな厳しい感想が寄せられるかもしれません。

ですが、そうした感想も作品を読んで貰わなければ決して得られなかったものだと思えば、また違った捉え方ができるのではないかと思います!(それがちゃんと作品を読んだ上での感想かそうではないかは、作者ならすぐに分かると思います!)


ともあれ、作品を読んで貰えない、評価して貰えないとお嘆きの方は、まず8年……いや、2年ぐらいを目安にじっくりと宣伝してみることをお勧めします!


いつかきっと、誰かが貴方の作品と出会ってくれるはずですから……!

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