恋愛小説とは何ぞや?
こんにちは、埴輪です!
「恋愛小説とは何ぞや?」……というのが本日のテーマでした!
……と、唐突にこんなことを言い出すぐらいですから、私はこれまでの人生において「これぞ恋愛小説ですぜ!」というものを読んでこなかったわけです。
それでも「恋愛小説を書いてみよう!」と思ってしまったのだから、さぁ大変!
何から手をつけていいのか分かりませんでしたが、「実際に恋愛小説を読んでみるしかなかろう!」というわけで、2冊ほど買い求め、目を通した次第です!
そして気付いたのは、「恋愛小説は恋愛要素だけではない」ということ。
「何を当たり前な……」と思われるかもしれませんが、私が恋愛小説に抱くイメージと言えば……そりゃーもう、徹頭徹尾、恋愛要素ぎっしりで、それ以外の要素が付け入る隙間など、猫の髭ほどもなかろう……というものでした。
……というより、正直に言えばろくなイメージすらできず、「何だかよく分からないけれど、何となく避けていたもの」……つまりは、食わず嫌いだったわけです!
でもって。
実際に「これは恋愛小説であろう!」という作品を読んだところ、もちろん恋愛がメインになってはいるものの……決して、それだけではありませんでした。
単刀直入に言えば、とても面白かったです!
そして、これまでの読書を振り返ってみると、「これって恋愛小説だったんだなぁ」と思える作品が、いかに多かったことか。
それらはジャンルとしては「ファンタジー」や「SF」となっているものの、そこで描かれているものは紛れもなく「恋愛」で……というより、そうじゃない作品の方が少ないぐらいではないかと思います!
……ただ、考えてみれば当たり前のことで、作品にヒーローとヒロイン、男と女が登場する以上、そこに恋愛が絡まないわけがありません!(断言)
ここで改めて「恋愛小説とは何ぞや?」と考えると……やはり、比重でしょうか?
小説はメインテーマとサブテーマ、主題と副題、メインシナリオとサブシナリオ……ともあれ、一つのことしか描かれていないということは、希ではないかと思います。(アイディア勝負のショートショートは例外かもしれませんが)
何をメインで、何をサブにするか……すなわち、メインに恋愛を据えた作品が、恋愛小説と呼ばれているのではないでしょうか?
……とはいえ、メインとサブは相互になくてはならない存在ですから、実際は二元論で語ることは難しく、ポイントになるのは見せ方、表現方法だろうと思います!
――そして、行き着く先は読者の視点。
全く同じストーリー、キャラクターでも、それをどの角度、視点から見せるかによって、全く違ったものになるのではないかと思うのです!
そう考えると、ストーリーやキャラクターを考える上で、「恋愛小説だから!」と構える必要はなく、それをどう描いていくか……それが肝心だと思います。
もちろん、企画の段階から恋愛を意識したストーリーやキャラクターを考えることも大切だと思いますが、「恋愛小説だから!」と変に縛られるのではなく、自由な発想でいいのではないかと!
なので、私は「恋愛小説」を書くのではなく、「恋愛をメインに据えたエンターテインメント小説」を書く方向で、次回作を考えてみようかなと思っております!
……それが結局「恋愛小説」なのかもしれません。
そして、単に自分の中で敷居を上げていただけだったのではないかと。(恋愛小説って、どこか気恥ずかしい響きもありますからね……!)
何だかんだで、これまで書いてきた自分の作品も恋愛……と明確ではなくとも、それに繋がる可能性のある、それらしきものは書いてきたので、そこがメインとなるようなお話を考えたいと思います!
……と、ここまで書いたら「恋愛小説コンテスト」への参加を宣言しているようなものですが、まだ保留……前向きな……いや、まぁ、頑張ります!
最後に、今日読んだ小説をご紹介しておきます!
『
『百瀬、こっちに向いて。』中田永一 祥伝社文庫
では!
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