小学館ライトノベル大賞への道 第十四話「涙の理由」

こんにちは、埴輪です!


お陰様で、「第十四話」を書き上げることができました!

残り二話……ついに、クライマックスが近づいて参りました!


もう、この段階に来ると、いつもの「いけない病気」が出てきます。

それは、「早く楽になりたい症候群」or「早く書き上げたい症候群」。

なら、書けばいいじゃない! ……とはいかないのが難しいところで、気持ちばかりが焦って空回りしがちなのが、この時機だと思います。


でもって。


本日のタイトルですが、別に私が泣いているというお話ではありません!(それを期待していた人は……ごめんなさい!)


第十四話では、追い詰められた主人公が号泣するシーンを予定していました。


……ところが。


実際そのシーンを書いてみたところ……うーん、泣けない。

というか、これで泣き出すって、変だろ?

……そんな感じでした。


こういう場合、一昔前の私なら、なんとか泣かそうと苦労したり、とりあえず泣かしていたように思います。


ただ、そこで泣くという行為がなければストーリーが進行しない、伝えたいことが伝わらないのかと考えると、そうでもないなとの結論に達し、泣かなくなりました。


……まぁ、中年男性が泣くシーンがあったところでねぇ。


そして、結果的には思っていたよりスムーズかつ簡潔になったと思います!

文字数がオーバー気味だったこともあったので、削って良かったかなと。


やはりそのシーンで何を伝えたいのか、何が重要なのかという視点は、常に持ち続けていたいなと思った次第です!


これに関連して、本日ちょいと悩んだことがありました。


それは、凄く良い感じの台詞があったのですが、それを入れるとテンポが悪くなってしまう……さてどうしたものかと悩んだ結果、テンポ優先で台詞を削りました。


これは、やはり良い台詞は良い場面で喋るからこそ生きるもので、それを喋らせるためにわざわざシーンを作る必要はないだろうとの判断です。


またいずれ、別の機会に、同じような台詞を喋る機会がきっと来るはず……!


あと、その台詞で言いたかったことが、すでに作品を通して語れていたのではないかと思ったことも、削った理由の一つです。


台詞は便利なので、そこに作者の主張を詰め込んでしまいがちですが、一番は台詞よりも行動、そしてお話全体で表現することだと思います。


今回私が書いている作品は、ただでも台詞に自分の考えが投影されているので、台詞は極力削ったぐらいで丁度良いかも……とも思いました。


ともあれ、残り二話。

最終話は実質的にエピローグなので、クライマックスは次の第十五話となります。

さて、私が当初思い描いていたような、胸が熱くなる展開になってくれるかどうか……自分でも楽しみです!


では!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る