小学館ライトノベル大賞への道 第十話「話の流れ」
こんばんは、埴輪です!
お陰様で、「第十話」を書き上げることができました!
……昨日がさくさくだった分、今日は難航しました!
原因は至って簡単、プロット及び試し書きの段階で、「ここで何を書くか?」という所が十分に練れていなかったからだと思います。
ただ、昔の自分だったらこうしていただろう、そして失敗していただろうというのが見え、その点を注意しながら書き進めることができた……ように思います。
第十話は作品の設定を公開するパートになっているので、あれも説明しよう、これも説明しようとなりがちでした。
せっかく考えた設定、余すところなく読者にお伝えしたいのが人情ってものです。
……が。
ここで注意しなければならないのは、自分が今書いているのは小説であって、設定資料集ではないということ。
つまり、そこは設定公開パートであると同時に、小説のシーンでもあるわけです。
そこで長々と設定を語ったら、シーンは単調なものになりますし、読者の方も疲れてしまうと思います。
そこで重要なのは、話の流れ、展開のさせ方だと思います。
例えば「この設定について説明したい!」というものがあっても、キャラクターが唐突に語り始めたら、読者は「あれ?」と思ってしまうと思います。
ですから、説明したい設定があるのなら、会話の流れを自然とそこに触れる感じに誘導しなくてはなりません。
……これが難しい!
ただ、ここで優先すべきは、設定の説明よりも、会話の流れだと私は思います。(まぁ、ケースバイケースだとも思いますが)
「絶対に説明しないと!」という設定があれば、それはどうにか説明しないといけませんが、できれば説明したいとか、裏設定の場合は、話の流れ的に言及しないようであれば、いっそスルーしてしまった方がいいのではないかと。
私はまさにこの部分、説明したいけど話の流れ的に不自然になるという局面にぶつかり、執筆が停滞してしまいましたが、話の流れの方を優先することを心に決め、執筆を開始したところ、最後まで、無理なく書き切ることができたと思います!
結局、説明できなかった設定はありますが、よく考えてみれば、その設定は本作を楽しむ上で必須というものではありませんし、その片鱗、及び設定を読者が想像する余地は、十分あるのではないかと思いました。
その一方で、当初は考えてなかったやり取りや受け答えのシーンが加わったことで、面白味が出ただけでなく、その新たな切り口から設定に迫ることもできたので、一石二鳥、一挙両得……とにかく、良かったと思います!
明日以降も、キャラの心の動きや設定について言及する場面が多い……というか、ほとんどがそうなので、しんどいことになりそうですが、話の流れに注視し、設定を説明して自己満足に浸るのではなく、シーンとして、小説として面白くなるように心がけたいと思います!
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