目指せ100万円!「ゲームシナリオ用小説コンテストへの道」・転
こんばんは、埴輪です!
何とか三話が書き終わり、いよいよ明日は完成予定です!
……それから見直しとかなんやかんやがあるわけですか!
とにかく第三話は「転」になります。
ここは小説の醍醐味とも言える部分ではないでしょうか?
一話、二話ときた流れを、三話で思いっきり転換!
これは相撲で言うところの、うっちゃり的な感じでしょうか?
……はい、忘れてください。
実は、この辺りになると毎回陥る問題があるのですが、今回もバッチリです。
それは何かと言えば、物語の整合性です。
繰り返しになりますが、三話は一話、二話と来た流れをうっちゃるところです。
つまり、一話、二話で描かれたものがあってこその三話なわけです。
三話は大きな展開を入れたいがために、急な展開が発生します。
ただ、本当に急な展開過ぎると読者が置いてきぼりになりますし、それまでに全く伏線がないのに事件が起こっても、「そう来るか!」とはなりません。
つまり、一話、二話の流れを受けた上での三話になっているか、逆に言えば、三話によって一話、二話で築いてきたものを台無しにしてはいないかという部分は、とても重要になります。
でもって。
私は毎回この辺りで苦労するわけです。
……というのも。
これは小説あるあるなのあもしれませんが、頭の中で閃いたアイディア、ストーリーは、そのままだと理路整然として、何の破綻もなく、素晴らしいものなのですが、それを実際に書き出すと、思うようにそれが繋がらないことがあります。
これを数学で例えると、問題を見て答えは分かっているのに、そこに至るまでの計算式が分からない……といったところでしょうか。
作者的には直観的な閃きにより、そこに明確な答えが見えている分、「なんで途中の式なんて必要なんだ? 答えが合っていればいいだろう!」となりがちですが、これでは読者は「なぜその答えにいたったか」を読み取ることができません。
……私もさすがにここまで酷いことにはならないのですが、プロットというか、下書きをしている段階だと、ここではこうなる展開になるはずだと、途中の計算式も書き添えているものの、それはもう「大体」という感じになります。
それを改めて清書していく過程で見直してみると……何でこんな流れになっとるんや……と戸惑うことが多々あります。
それは、清書の段階だとそのシーンにいたるまでの流れ……その制約を受けているわけで、そうしたモードで下書きモードで書かれた文章を見ると、「説得力がねぇ!」となるわけです。
こうなるとどうなるかというと、まぁ答えは分かっているので、そこに至るまでの計算式を苦心することになります。
ある意味、逆算といいますが。
ただ、これができるのは、最初のプロット、下書きの段階でストーリーが破綻していないことが前提になります。
もし、この段階で破綻していて、それに気づかぬまま執筆を開始してしまうと……途中で手痛い目に合います。
最悪、書き直しや執筆中断も考慮すべきでしょうが、大概はどうにかしようと頭をひねり、どうにかそれっぽい感じに仕立て上げますが……その場合、客観的に見るとバレバレだったりします。
その一方で。
下書きやプロットの段階では思いもよらなかった道筋や解決方法、自分が書きたかったのはこういうことだったのかという気づき……それが起こることもあります。
……まぁ、それも自己満足というか、錯覚であることもあるのですが、そうしたアイディアが思いつくのは、執筆をしていて楽しいところでもあります。
三話ぐらいまで進むと、作品にも書き慣れ、キャラクターや世界観に頭が慣れている段階だと思います。
こうなると、勝手に物語がつながったり、キャラクターが動き出すこともあります。
ただ、そのまま好き放題にしていると、思ったような展開にならないこともありますが、このキャラクターならこの場面でこうするはずだというのが見えて、それが最初のアイディア、ストーリーと異なる場合は、どちらを変更するかを慎重に検討する必要があると思います。
ラノベ……いわゆるキャラクター主体の小説の場合、「このキャラはこんなこと言わない!」「こんなことしない!」みたいな場面に遭遇すると、急に冷めてしまうようなことがあると思います。
逆に言えば、「ああ、やっぱりこうなるよね!」「これ、言いそう!」というのにドンピシャにはまると盛り上がったり、その上で、「あ、こんな一面もあるんだ……!」みたいなのも演出できれば、もう最高です。
……何だか話が取り留めなくなってきましたが、三話ともなるとお話の結末まで意識して書く段階となります。
最高のフィナーレを迎えるためにも、時に暴走しそうになるキャラクター達とうまく付き合いながら、お話を盛り上げていきたいところです!
では!
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