帰ってきた!「漫画原作小説コンテストへの道」⑩ ~「第1回 カクヨムWeb小説コンテストを振り返って」~

こんばんは、埴輪です!


先日、受賞作が発表された「第1回 カクヨムWeb小説コンテスト」。

「第2回」の詳細が待たれますが、改めて「第1回」の「良かったこと」と「悪かったこと」を振り返ってみると、共に「公平さ」に尽きるのではないかと思います!


……というわけで、「公平」にそれぞれ一つずつ挙げたいと思います!


まず、「良かったこと」。


これはコンテスト開始からしばらくの間、トップページに表示される作品は完全にランダムだったということを挙げたいと思います。


読者が評価した作品が選ばれるコンテストにおいて、全ての作品にチャンスがあるということはこの上なく「公平」なことで、個人的にはずっと継続して欲しかったことでもあります。


次に、「悪かったこと」。


これはコンテスト参加者が、他のコンテスト参加作品を評価することができたということを挙げたいと思います。


コンテスト参加者は自分の作品が一番だと思うからこそ参加しているわけですから、他の作品を評価することは相対的に自分の作品の評価を下げることにつながり、結果としてコンテストの結果が「不公平」になってしまうと思います。


「自分の作品の評価が下がるなら、自己責任でいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、これがこの「悪かったこと」の「悪かったこと」である所以で、どういうことかと言うと、自分の作品が評価されたから、評価し返してあげたくなるのが人情というものだからです。


もちろん、この「評価返し」は強制的なものではありませんが、十人を評価して一人が評価を返してくれた場合、単に一人の評価を得られる以上の恩恵が期待できます。

それはすなわち、「評価返し」をしてくれた方の人脈です。


自分の知り合いが評価している作品は、他の作品より興味が湧くのも人情というもので、こうした人情の繋がりが、作品を見て貰うという、作品の善し悪し以前の段階でかなり有利に働きます。


多くの人が見てくれれば評価される可能性が高まるというのは必然で、その評価がコンテストの結果に影響することを考えると、この「悪かったこと」がいかに「悪かったこと」なのかが、ご理解頂けるのではないかと思います。


さらに言えば、「カクヨム」を問わず、いわゆる「ラノベ」を楽しむ読み手は、そのまま書き手であることが多いのが特徴だと思います。


ぶっちゃけ、「カクヨム」に登録している方の大半がこの「読み手兼書き手」ではないかと思います。


そうでなければ、コンテスト参加者自身の評価がコンテストの結果に反映することはあり得ないと思います。


つまり、そうしなければコンテスト応募作品に対する評価の総数が激減すると考えているか、あるいは、コンテストで受賞し、書籍化される作品の読み手……読者層を、「読み手兼書き手」だと想定しているかだと思います。


売れる作品を発掘するということがコンテストの趣旨であるならば、公平さは度外視しても、とにかく評価が多い作品の中から、編集部で「これだ!」と思う作品を選べば良いだけですから、とても合理的だと思います。


ただ、多くのコンテスト参加者は、ここがどんな作品にもチャンスがある「公平な場」であると信じている、あるいは信じたいからこそ、渾身の作品を期待と不安で胸を膨らませながら、投稿しているのだと思います。


ですので、願わくば「第2回」の際には、「第1回」以上に「公平さ」を意識したコンテストになってくればと思います!


……と、これでは余りにも「悪かったこと」に傾倒して、とても「公平」ではないので、もう一つぐらい「良かったこと」を挙げたいと思います。


それは、書籍化が決定した作品がとても多かったこと。


それだけチャンスが増えると言うことですから、これは夢のある話だと思います。

これをさらに「公平」にするためには、読者審査を突破できなかった作品が書籍化されることですが……いつか、こんな素敵な前例が生まれることを、切に願います!


……と、これで終わると「漫画原作小説コンテスト」に全く関係ないことに!


今日もそれなりに進みました!


ただ、今はプロットを書いている段階なのですが……ほぼ小説そのものに近いような描写もあるので、執筆時には楽になる、楽になるはずだ、楽になるといいなぁ。


では!

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