夜を超えよ

遡及的変遷

宵闇に紛れるレスキューのコスプレと

閃光にほとばしる銃弾の断末魔

天道を渡る賢者は何処へ

天命待つして人動かず


君の頬に染めた牡丹の冷たさに

忘れた彼方に見出す過去の廃棄物

爆発を待つ星々のその彼方

黒い瞳のその奥に君を見つめて


明日の閃光に怯めや道化

昨日の宵闇に憂いて解ける

月の大地に落とされて星を見よ

瑠璃色を砕いて散々に

南風忘れた旅人のように

突き進めよ堂々と


かつての未来に過去をみて

帆船は進まぬ凪のうち鏡になる

鎖につないだ閑古鳥のように

どこへと行こうか君の名よ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る