忠犬ぱち公


ぱち公は渋谷駅西口に主人を迎えに来た。

ところが、主人は降りてこない。

とうとう終電も終わり、

駅の灯りが消えても待ち続けるのだった。

そこへ…

「ぱち公、またこっちにいたのか」

「ご主人が降りるのは東口! 毎日通ってんのに、ダメ犬だなあ」

「ク~ン」

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