冬休み

エピソード41/クリスマスパーティー

今年のクリスマスイブは日曜日だった。


そして今日が、そのクリスマスイブ。


夜になったら、俊之としゆきの家で絵美えみの家族達と共にパーティーをする予定だった。


絵美の母が俊之の家に昼過ぎからやって来て、俊之の母と二人でパーティーの準備に大忙しである。


そして夕方になって、アルバイトを終えた絵美が父と一緒に、やって来た。


俊之はまだアルバイトから帰って来ていない。


絵美はすぐに母親達の手伝いに加わる。


絵美の父はリビングに一人で座っていた。


今から酒を飲む訳にはいかないよな、と思いながら。


暫くすると、今度は隆行たかゆきが彼女の香織かおりを連れて、やって来た。


俊之の母が出迎えに出る。


俊之の母「いらっしゃい。隆行君の彼女!?」


隆行「はい。香織っていいます」


香織「初めまして、立花たちばな香織です。宜しくお願いします」


俊之の母「こちらこそ、宜しくね」


隆行「俊君のお母さんなんだ」


香織「そうなんだ」


そして二人はリビングに通される。


俊之の母は台所に行く。


入れ替わりに、台所から絵美の母がリビングにやって来た。


隆行が両親に香織を紹介する。


隆行「香織です」


香織「初めまして、立花香織です。宜しくお願いします」


絵美の父「可愛らしい子じゃないか」


絵美の母「私が隆行の母で、この人が隆行の父なのよ。こちらこそ、宜しくね」


香織「はい」


絵美の母「絵美、ちょっと来なさい」


絵美「はい」


母に呼ばれて、絵美もリビングにやって来る。


絵美の母「この子が隆行の姉で、絵美っていうの」


絵美「あなたが香織ちゃん!?」


香織「はい」


絵美「これから、仲良くしようね」


香織「はい。宜しくお願いします」


絵美の母「それじゃ、あんたは隆行達と一緒に、お父さんの相手でもしていて」


絵美「分かった」


絵美の母は台所へ戻った。


そして隆行が父の右の側に絵美が左の側に香織が対面へ座る。


絵美「いきなりなんだけどさ。 香織ちゃんに、ちょっと訊きたい事があるんだけど、いいかな!?」


香織「何でしょうか?」


絵美「隆行の何処が良かったの?」


隆行「姉貴、何を訊いているんだよ」


絵美の父「ははは」


絵美「だって、気になるじゃん」


香織「隆行、カッコイイし、優しいし」


絵美「へぇ~、隆行、香織ちゃんには優しいんだ」


隆行「姉貴、止めろよな~」


絵美「いいじゃ~ん」


隆行「それより、俊君はまだ帰って来ていないの!?」


絵美「ざんね~ん。俊君はまだ帰って来ていませ~ん」


そして絵美の母がポテトフライを盛った皿を持ってくる。


絵美の母「残念なのは、あんたもじゃないの!?」


絵美「バレちゃった」


絵美の母「暫く、これでも摘んでいて下さいな」


そう言って、絵美の母はポテトフライを盛った皿をテーブルに置いて台所に戻った。


真っ先に絵美がポテトフライに手を伸ばして口に運ぶ。


絵美「おいし~。香織ちゃんも食べなよ」


香織「はい。頂きます」


香織も促されてポテトフライを口に運ぶ。


それに釣られて隆行もポテトフライを食べる。


絵美「お父さんは食べないの?」


絵美の父「私はお酒の方がいいんだけどな」


絵美「お父さん、いつも、そればっかり。俊君が帰って来るまで待っていてよね」


絵美の父「分かっているって。それじゃ、私も一つだけ頂こう」


そう言って、絵美の父もポテトフライを一つ、口に入れた。


絵美「ねぇ、隆行」


隆行「何?」


絵美「香織ちゃんに何て告白をしたの?」


隆行「姉貴、何でそんな事ばかり、訊いてくるんだよ」


絵美「いいじゃん。隆行が言わないなら、香織ちゃんに訊いちゃうけど~!?」


隆行「父さん、姉貴をなんとかしてよ~」


絵美の父「あはは。いいじゃないか」


絵美「ねぇ。それで、どうだったの?」


絵美が香織ちゃんにターゲットを代えた。


香織「えっと。普通に付き合って欲しいって」


絵美「そうなんだ」


香織「絵美さんは、どうだったんですか?」


絵美「さん、なんて堅苦しいから、ちゃん、でいいわよ」


香織「分かりました。じゃあ、絵美ちゃんは、どうだったんですか?」


絵美「俊君も普通だったな~」


香織「そうだったんだ」


絵美の父は二人の会話をジッと聞いている。


隆行は何か言いたそうだったが、何も言えないでいた。


絵美「香織ちゃん、俊君に会った事があるんでしょ!?」


香織「はい。一度だけあります」


絵美「俊君の印象、どうだった?」


香織「えーっと、」


香織が視線で隆行に助けを求めた。


隆行「香織は俊君の事を馴れ馴れしいって言っていたけど」


香織「隆行、何、そんなに、はっきり言う事はないじゃん」


隆行「大丈夫だって」


絵美「あはは。香織ちゃん、そんな事は気にしないでいいのよ」


香織「あ、はい」


隆行「ほらね」


絵美「俊君って誰に対しても、そうなんだね~。可笑しい~」


香織「そうなんですか!?」


絵美「うん。私の友達も俊君の事を馴れ馴れしいって言っていたんだ」


香織「そうなんだ。絵美ちゃんは俊君の何処が良かったんですか?」


そこで勝手口が開く。


俊之がアルバイトを終えて、帰って来た。


俊之「ただいま」


絵美の母「おかえりなさい」


俊之の母「おかえり」


俊之の声はリビングまで聞こえた。


絵美「俊君が帰って来た。その話はまた後でね」


香織「はい」


絵美は立ち上がって台所へ行き、俊之を出迎える。


絵美「おかえりなさ~い」


俊之「ちょっと遅くなっちゃったね」


俊之の母「もうすぐ準備が出来るわよ」


俊之「分かった。すぐにシャワーを浴びてくる」


俊之がリビングを通る。


俊之「こんばんは」


絵美の父「お邪魔しているよ」


俊之「香織ちゃん、いらっしゃい」


香織「お邪魔しています」


隆行「俊君、遅いですよ~」


俊之「ごめん、ごめん。もう、ちょっと待っていてな」


そして俊之はリビングを出て、風呂場へ行った。


絵美の母「あなた、今日はこっち」


台所から絵美の母が父に声をかける。


絵美の父「ん!?」


絵美の母「今日は子供達がそっちで、私達、大人はこっちなの」


絵美の父「そうか、そうか」


そう言うと、絵美の父は立ち上がって台所へ行き、椅子に座る。


入れ替わって、絵美がリビングに戻り元の位置に座った。


絵美「それで、さっきの話」


香織「はい」


絵美「俊君って、馴れ馴れしいのかもしれないけど、すごく優しいところがあるんだ」


香織「そうなんだ」


絵美「面倒見もいいし。ね」


絵美が隆行に相槌を求める。


隆行「うん。俺もすごく助けて貰っているし」


香織「そうみたいだね~」


隆行「何だよ!?」


香織「だって隆行、俊君の事を兄貴が出来たみたいだって言っていたじゃん」


絵美「そうなんだ。へぇ~」


隆行「いいじゃんか。姉貴、俊君にプロポーズをされたんだろ!?」


香織「え!?そうなんですか?」


絵美「うん。一応ね。まだ仮みたいなもんだけど」


香織「いつから付き合っているんですか?」


絵美「今年の4月頃からなんだ」


香織「それで、もうプロポーズなんだ~」


絵美「プロポーズをしてくれたのは7月の終りくらいだけどね」


香織「すご~い。それで絵美ちゃんは結婚をするつもりなんですか?」


絵美「うん。私も俊君と結婚をしたいって思うし。だから、俊君が大学を卒業したらって」


香織「そうなんだ。羨ましい~」


絵美「香織ちゃんは隆行と結婚をしたいとか思わないの?」


香織「まだ、そんな事までは考えられませんって」


絵美「そりゃ、そうよね。普通は。だってさ~、隆行」


隆行「そんなの俺だって分かっているよ。姉貴達の方が普通じゃないだけじゃん」


絵美「本当、あんた、生意気よね」


隆行「そんなに生意気じゃないって」


絵美「あんた、香織ちゃんに私の悪口を言っているんじゃないでしょうね!?」


隆行「え!?」


絵美「やっぱり、図星なんだ。ね、そうなんでしょ!?」


香織「はい。悪口って言う程でもないけど、良くは言っていません」


隆行「香織~」


香織「いいじゃん。さっき、大丈夫だって言っていたじゃん」


隆行「それは、そうだけどさ~」


絵美「まあ、いいわ。今日は香織ちゃんに免じて許してあげるから」


香織「ありがとうございます」


隆行「別に姉貴に許して貰う必要はないって」


絵美「ほら、生意気でしょ。香織ちゃんも、そう思わない!?」


香織「うん。でも、こんな隆行、今まで見た事がなかったな~」


絵美「そうなんだ」


香織「私と居る時は素直な感じで、それが、また可愛かったりもするんだけど」


絵美「へぇ~。香織ちゃんと二人きりだと、素直なんだ~」


隆行「姉貴は一々、うるさいんだよ」


絵美「また、強がっちゃって。もう隆行の化けの皮は剥がれているんだからね」


隆行は何も言い返せなくなってしまう。


香織「何で絵美ちゃんには、そんなに強がるの?」


隆行「だって」


そして俊之がシャワーからリビングに戻ってくる。


俊之「お待たせ~」


俊之は絵美の父が座っていたところへ座る。


絵美の母「それじゃ、そろそろ始めましょうかしら」


台所から絵美の母が言った。


絵美が立ち上がって台所へ行く。


そして俊之の母と絵美の母と絵美が次々と料理をリビングへ運んでくる。


鳥の腿を焼いたものが一人に1皿づつ。


それと魚介類のフライ、マカロニサラダが、それぞれの器にたんまりと盛られている。


そして俊之の母が作った餃子も、皿の上に山積みにされていた。


絵美「香織ちゃん、ご飯はどうする?」


香織「私はご飯はいらないかな。おかずだけで十分です」


絵美「私と香織ちゃんのご飯はいらない」


絵美は俊之の母にそう伝えた。


俊之の母が俊之と隆行のご飯を盛った茶碗を持ってくる。


そして俊之と隆行に茶碗を渡すと台所へ戻った。


最後に絵美が4人分のコップとアルコールの入っていないシャンパンを持って、リビングに戻ってきて、シャンパンを俊之に渡し元の位置に座る。


台所では絵美の父が待ちきれない様子で、アルコールの入ったシャンパンを抱えていた。


俊之の母「それじゃ、準備は整ったわ」


「メリークリスマス」


皆の声と共に絵美の父と俊之がシャンパンのコルクを飛ばした。


そして台所とリビングで、それぞれのコップにシャンパンが注がれる。


絵美の母「あんた達、食べ終わったら呼んでね。ケーキがお待ちかねだから」


台所から絵美の母が子供達に声をかける。


絵美「分かった」


絵美が母に返事をした。


俊之と隆行はすでに、すごい勢いで食べ始めている。


そして絵美と香織も食べ始めた。


台所では絵美の父が美味しそうにシャンパンを飲んでいる。


母親達も今日は1杯だけとシャンパンを飲んでいた。


暫くすると、リビングの方では、あんなに沢山あった料理を全て平らげてしまう。


それも三分の二以上は俊之と隆行で食べた。


台所の方では絵美の父がシャンパンを飲み終えて、ビールへと切り替えている。


料理の方は、まだ半分くらい、残ったままだった。


絵美が立ち上がって空になった食器を台所の流しへと持って行く。


香織も絵美を手伝って食器を流しまで運ぶ。


絵美の母「あんた達、もう食べ終わったの?」


絵美「うん」


俊之の母「それじゃ、ちょっと待っていて。今、ケーキを切り分けるから」


そう言うと、俊之の母は立ち上がってケーキを切り分ける。


そして絵美と香織は切り分けられたケーキを2つずつ持ってリビングへ戻る。


香織が隆行に絵美が俊之にケーキを渡して、それぞれ元の位置に座った。


すぐさま俊之と隆行はケーキを食べ始めて、すぐに食べ終わってしまう。


絵美と香織もケーキを食べ始めてはいたが、まだ半分も食べてはいない。


俊之「俺が来る前って、何の話をしていたの?」


隆行「何だっけな!?」


絵美「隆行が何で私にだけ強がるのかって」


香織「そうそう」


絵美と香織がケーキを食べながら、口を挟んでくる。


俊之「そうなんだ。何でなの?」


絵美「丁度、それを訊いた時に俊君が帰って来たんだ」


俊之「何で?」


俊之が隆行に聞く。


隆行「え!?何でって言われても」


絵美「はっきりしなさいよ」


俊之「香織ちゃんも知りたい?」


香織「はい」


俊之「じゃあ、俺が教えてやろう」


隆行「俊君~」


俊之「いいじゃねーか。此処まできたら、言うしかねーって」


絵美「そうよ、そうよ」


香織「何でなんですか?」


俊之「それは姉弟だからだと思うよ」


絵美「そんなの当たり前じゃん」


俊之「当たり前だけど、そうなんだろ!?」


隆行「うん」


香織「そうなんだ」


俊之「男って結構、シャイな部分があるからさ、兄弟みたいに近い関係だと、時には強がってしまったりしちゃうもんなんだよ」


絵美「そうだったんだ」


香織「確かに隆行って、シャイな部分はあるけど」


絵美「そういえば、俊君も少しだけだけど、シャイなところはあるよね」


俊之「ははは」


隆行「俊君もそうなんだ」


俊之「でも、俺は母一人子一人で育ってきたから、隆行程じゃなかったりはするんだけどね」


絵美「何で?」


俊之「だから、俺には兄弟がいないし、シャイになる必要があるとしたら、お袋だけだしさ」


絵美「そっか~」


俊之「だから、俺も中学ん時、お袋に対しては、そういう部分もあったんだよ」


隆行「そうだったんだ」


俊之「絵美は知っているけど、俺、中学の時、ちょっとグレていてさ」


香織「そんな風には全然、見えないな~」


俊之「それも俺がシャイだったからなんだよね」


絵美「今はもう平気なの?」


俊之「うん。だから、隆行もその内に少しずつ、余計なシャイな部分って減ってくると思うよ」


絵美「そっか~」


俊之「香織ちゃんはどう?」


香織「どうって、どういう事ですか?」


俊之「シャイな隆行と、そうじゃない隆行と、どっちがいい?」


香織「う~ん。難しいですね」


俊之「そっか」


香織「隆行のシャイなところが可愛くも思えるし、逆に頼りなく思ったりもするから」


俊之「だってよ~」


隆行「どうせ、俺は頼りないですよ」


俊之「あはは。可愛いとも言っているじゃん」


隆行「男が可愛いとか言われても、微妙ですよ」


俊之「いいじゃねーか。可愛いだって、好意ではあるんだからさ。ね」


俊之が香織に相槌を求める。


香織「うん」


絵美「俊君だって、可愛いところがあるんだよ」


俊之「それは言わなくてもいいだろ」


絵美「ほら、俊君も照れている~」


香織「絵美ちゃんと俊君って、本当に仲がいいんですね」


俊之「そう!?」


香織「隆行から色々と話は聞いていたけど、こうして見ていると本当にお似合いだなって」


俊之「ありがとう」


香織「私、最初は今日、此処に来るの、余り乗り気じゃなかったんです」


俊之「そうなんだ。って、そうだよな。俺と香織ちゃんは何の関係もないもんな」


香織「でも、隆行が絵美ちゃんと俊君の話をよくするし」


絵美「へぇ~」


香織「それで隆行、俊君みたいになりたいって」


俊之「そうなんだ」


隆行「でも、俺、俊君みたいに彼女の親にまで会う勇気は無いけど、 自分の両親くらいにはって、香織に話をして」


香織「それで、仕方なく来る事にしたんだけど。今は来て良かったって思う」


俊之「そかそか」


香織「絵美ちゃんも隆行が言う程、悪い人じゃないって分かったし」


絵美「でしょ~」


香織「隆行が俊君に憧れる理由も、なんとなくだけど分かった気がするし」


俊之「俺、憧れられているのか」


香織「本当はもっと絵美ちゃんと俊君の事を聞きたいんだけど、 私はそろそろ帰らないと」


俊之「そっか。それじゃ、また隆行に香織ちゃんを連れて来るように言うからさ、また来なよ」


香織「はい」


隆行「それじゃ、俺、香織を送ってきます」


そう言って、香織と隆行が立ち上がる。


そして二人は台所の方へ向かう。


香織「今日は本当にご馳走様でした。とても楽しかったです」


俊之の母「そう。それは良かったわ。また、いらっしゃい」


香織「はい」


絵美の母「隆行をよろしくね」


香織「はい」


絵美の父「今度はウチにもおいで」


香織「分かりました」


隆行「父さん達、何時頃まで俊君チに居るの?」


絵美の母「分かんないけど。こっちに戻って来なさい。それから帰るから」


隆行「分かった」


隆行と香織は玄関へと向かう。


俊之と絵美が見送りについて行く。


隆行と香織が玄関で靴を履いた。


香織「今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました」


絵美「私も楽しかったよ。また遊ぼうね」


香織「はい」


俊之「またね」


絵美「バイバイ」


香織「さようなら」


隆行「それじゃ、行ってきます」


俊之「行っといで」


隆行と香織は玄関から外へ出て行く。


俊之と絵美は一旦、リビングへ戻った。


そして台所にいる親達に話しかける。


俊之「俺達、2階に行っているね」


俊之の母「分かったわ」


絵美「お父さん、お酒は程々にしておいてよ」


絵美の父「分かっているって」


絵美の母「私が見ているから、心配はいらないわよ」


俊之と絵美は2階の俊之の部屋へ行った。


それから数十分も過ぎると隆行が戻って来る。


隆行は香織を送りながら、少しだけ二人きりのクリスマスイブを楽しんできた。


そして絵美を置いて、隆行と絵美の両親は自宅へと帰っていく。


俊之と絵美は俊之の部屋で、残りのクリスマスイブを楽しんでいた。

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