第60話 会いたさ見たさに


雪江 「ふみ殿ぅ」

絹江 「まあ、今日もいいお天気で」

ふみ 「お越しなされませ」

 

 今は廃れつつあるが、昔は他家を訪問する時には手土産を持参し、受けた方も何か返礼をするのが習わしだったが、雪江と絹江の姉妹がやって来る時の手土産は二人で一つと決まっている、それも交代制のようだ。二人とも嫁いでいるのだから、各自で持って来るのが普通なのになぜかいつも一つ。それでも、ふみはいつも二人にそれぞれお返しをしている。

 今日持って来たのは串団子だった。これは絹江が買ったもの。雪江の時はどこかで貰った様な手ぬぐいであることが多かった。それも使わずに仕舞い込んでいたもので、畳んである縁の方が既に薄汚れている。ふみはそれをすぐに雑巾に下ろし、串団子はそのまま茶菓子にした。


雪江 「ふみ殿、まあ、いつも、お気使い頂きまして」

 

 今日の二人は特に上機嫌だった。


雪江 「これ」

 

 と言って、一両小判を差し出す素振りをするが、雪江のすぐ側に置いてある。


雪江 「それでですけど」


 そら来た。


雪江 「実は色々ありまして…。先日、お願いしました五両の件、お考えいただき

   ましたかしら」

ふみ 「その事でしたら、先日も申しましたように、その様な大金は持ち合わせて

   おりません」

雪江 「どうして?今のふみ殿にとっては、それほどの額ではないと思われますけ

   ど」

ふみ 「とんでもないことです。当家は禄の低い御家人です故、その様なゆとりは

   ございません」

雪江 「でも、真之介殿は資産家では」

ふみ 「真之介の実家のことでございますか。実家の内情は存じませぬが、今は実

   家を離れた身ですので」

雪江 「それこそ表向きのことで、実際は真之介殿が今も本田屋の…。いえ、お伸

   殿の婿が決まったとはいえ、まだ、年も若く当分は補佐が必要なのでは」

ふみ 「それも、夫の実家のことでございます。嫁の私が口を出すことではないと

   思われます」

絹江 「だから、あなたは駄目だって言うのです!」

 

 それまで黙っていた絹江が声を上げた。


雪江 「家の財布を妻が握らなくてどうするのです。私達があれほど教えて差し上

   げたのに、まだ、何もしていないとは、情けない…」

絹江 「そうです、そんな事だから。いいえ、あなたがしっかりなさらないと私達

   旗本が軽く見られてしまいますのよ」

ふみ 「別に、その様なことは…」

雪江 「これは経験上から申し上げてるですけど、あなたのところは姑がいないので

    すから、やりやすい筈でしょうに」

ふみ 「いいえ、真之介は経済の専門家です。任せておいた方が、気楽と言うもの

   です」

雪江 「まあ、およろしいこと」

絹江 「本当!いいですわね。私達の様に姑にいじめられる訳でなし」

 

 絹江こそ、輿入れ早々から負けずにバトルを繰り広げ、今では年老いた姑を邪険に扱っていることも知っている。


絹江 「でも、ふみ殿。このままではきっと、後悔なさいますわよ」

ふみ 「後悔とは」

絹江 「夫婦と言っても所詮は他人です。その…、私達は血のつながった従姉妹同

   志ではありませんか。もっと仲良くすべきと思いますけど」

 

 と、その後も二人は同じような繰り言を並べるが、ふみははっきりと言った。


ふみ 「でも、ない袖は振れません」

雪江 「そうですか、では、お邪魔いたしました」

 

 雪江は小判をさっと懐に仕舞い込むと、すぐに立ち上がる。


ふみ 「まあ、何のお構いも致しませんで、お房」

 

 お房が昆布の包みを持ってくる。

 二人は昆布をしゃくるように受け取り帰って行く。


久  「姫様、さすがでございました。よくぞ、あそこまで」

 

 と、久が感激している。真之介の前で、ああは言ったものの久の心中は穏やかではなかった。何だかんだで言いくるめられ、つい貸してしまうのではないだろうかと思ってしまったからだ。 


ふみ 「私もいつまでも貧乏旗本の娘ではありません」

 

 そうなのだ。真之介はともかく、あのおっとりした感じの妹のお伸ですら、経済観念がしっかりしているのだ。武士と商人は違うと言ってしまえばそれまでだが、その違いに驚かされることも多々あった。

 いや、そうではない。武士があまりにも金に無頓着すぎるのだ。金のことをとやかく言うのは、はしたないこととしながらも、困ればやはり商人達から金を借りるのだ。

 雪江達もその感覚でやってくる。なのに、見下げ半分、妬み半分。でも、欲は人一倍。


ふみ 「今頃は、あの二人」

久  「そうですわね、きっと」

 

 と、予想にたがわず雪江と絹江の、今日も歩きながらも、ふみ下げ下げ舌戦は繰り広げられていた。


女中 「お二人とも声が大きすぎます」

   「お話はお屋敷で」


 と、お付きの女中が形だけ諫めれば、その後しばらくは声を潜めているが、すぐに忘れてしまい元の音量に戻ってしまう。それは静かな武家屋敷に響き渡り物笑いの種にすらなっているのに、二人にとっては正義の語らいでしかないのだ。


絹江 「まあ、何ですか、ふみのあの態度。あれではすっかり呉服屋の嫁ではあり

   ませんか、ねえ、姉上」

雪江 「そうです。最早、武家の心意気もたしなみも失われ、いえ、魂も売り渡し

   たのです。実に、嘆かわしい…」

絹江 「こんなことなら、仁神へ行ってくれれば良かったのに」

雪江 「でも、仁神があの様な次第になったでしょ」

絹江 「だから、その前に行ってくれればよかったのですよ」

雪江 「絹江、今更過ぎたことを言っても始まりません」

絹江 「でも、あの兵馬まで、恥さらしなことをしてくれたじゃないですか。も

   う、私は口惜しくて口惜しくて、夜も眠れません。夫や姑にさんざん嫌味を

   言われ、どうして私達だけがこんなに悔しい思いをしなければならないので

   す」

雪江 「それはもう致し方ないことです。過ぎたことよりこれからのことを考えた

   方がいいのです。そなたは過ぎたことにこだわり過ぎます」

絹江 「まあ、それは…。でも、これからのことって。たった五両の金すら出渋る

   のに」

雪江 「だから、それを。いえ、ちょっと」

絹江 「なになに、何ですの」

雪江 「それはちょっと、ここでは」

 

 と、後ろに続く女中たちを警戒している雪江だった。


絹江 「そうですね。では、私の屋敷でゆっくりと…」

雪江 「ええ、私達は苦労が絶えませんもの」

絹江 「本当本当」

 

 女中たちにとっては、それらは聞き飽きたフレーズでしかない。なのに飽きもせず、いや、すぐに忘れてしまうのだ。そして、ろくでもない『計画』をたて、そのほとんどが成功したかいないかはっきりしないままに、次の計画が持ち上がるのだ。

----やれやれ…。

 女中たちは顔を見合わせる。

 なのに数日後、またも縁の薄汚れた手ぬぐいを手土産に雪江と絹江の姉妹はやって来た。今日の茶菓子は饅頭。


絹江 「ふみ殿は、こんふぇいとと言う菓子をお食べになったことがありまして」

雪江 「まあ、絹江、その様に失礼なことを。今のふみ殿に知らない食べ物なんて

   ある筈ないじゃないですか」

絹江 「あら、そうでしたわね。これはこれは」

ふみ 「はい、こんふぇいとは頂いたことがあります」

絹江 「あれは甘くておいしいそうですね。また、形もおもしろいとか」

ふみ 「ええ、丸くて突起が出ておりまして、それが何ともかわいいのです」

雪江 「本当に、あなたはよろしいわね。毎日おいしい物が食べられて、すっかり

   ふくよかにおなりになって」

 

 ふみの場合、元が栄養不良で痩せていたのが、普通の食事によって普通の体型になったにすぎないのだが、それすら妬むとは…。

 これでは到底、一度だけ食べたカステラのことなど言えない。


絹江 「あの、カス、カス、何でしたかしら」

雪江 「カステリャです」

絹江 「そのカス、とか言う異国の菓子。ふみ殿はお食べになったことありますか

   しら」

雪江 「聞いたことはあるのですけど、私達には想像がつかなくて」

 

 と、まるで、ふみの気持ちを見透かしたかのように言う。


ふみ 「それは私もまだ…」

絹江 「あら、ふみ殿でも食べた事のないものがおありになるの。まあ、真之介殿

   にお願いすれば容易いことではありませんか」

ふみ 「私は毎日お米のご飯が頂けるだけで満足しております。それに、こうして

   お饅頭もありますし、言うことはございません」

雪江 「まあ、それは殊勝なお心と申し上げたいところですけど、金は天下の回り

   ものと申します。お金持ちが金を使わなくてはそれこそ経済が発展しないで

   はありませんか」

 

 と、雪江がどこかで聞きかじって来た様な知識をひけらかす。


ふみ 「でも、当家は禄の低い御家人でございます」

雪江 「でも、ご実家は豪商ではございませんか」

ふみ 「それは真之介の実家のことでございまして」

雪江 「ですから、そのご実家にお願いすれば」

ふみ 「それは…」

 

 ふみは唖然とするしかない。つまり、貸す金がなければ実家に頼めと言うのか…。


ふみ 「それは、無理です」

 

 ここで引き下がってなるものかと、ふみはきっぱりと言った。


ふみ 「恥を申しますと、夫の実家にはあれこれと世話になっております。ですか

   ら…」

 

 そうなのだ。自分の婚礼はともかく、弟兵馬の婚礼のことでも迷惑をかけていると言うに、とてもじゃないがこれ以上は何も言えない。


雪江 「だから、あなたは駄目だって言うのですよ!」

絹江 「そうですわ!」

 

 と、また、同じような問答の繰り返しとなる。

 この二人が言うところによれば、夫の財産は妻のもの、また、そうすべき。武家の女が金を持っただけの商人風情に舐められてはいけない。金はあるところから引き出すべき等々。


久  「お待ち下さい!」

 

 あまりのことに、久が思わず口を挟む。


久  「それはあんまりと申すもの。当家には当家の事情がございます」

雪江 「女中のくせに、何を言うの!」

絹江 「出しゃばりおって、余計なことに口を出すではない!」

ふみ 「無理なものは無理です!」

 

 ふみも毅然として言い放つ。


ふみ 「お房!」

 

 襖越しに聞き耳を立てていたお房だったが、側にはお返しの昆布の包みが用意されている。澄ました顔で襖を開け、昆布を差し出す。それを、また昆布かと言いたげに受け取る。

 雪江と絹江付きの女中達は、結局今日の訪問は何だったのだろうと首をかしげていた。いくら、ふみでもあんなこと言われて、はいそうですかと言う筈はなく、返って逆効果だったのでは思わずにはいられなかった。


女中 「まさか」

   「そのまさか」

 

 女中たちは小声で言う。


女中 「昆布」

   「だったりして」


絹江 「お前達!何をぶつぶつ言ってるの!」

雪江 「そうですよ、はしたない」

----どっちがはしたないのやらぁ。 


 その後も雪江と絹江はやって来ては、手を変え品を変え、ねちねちと癇に障ることを言うのだ。

 こうなったら、外出するしかない。出来れば実家へ帰りたいが、それこそ小姑が頻繁にやってきては弟嫁も面白くないのはよくわかるから、主に義実家でお弓やお伸と過ごし、たまにはかっぱ寺に行くこともあった。


ふみ 「これでは奥様ではなく、外様ね」

 

 妻の敬称が奥様なのは、奥にいて家の中のことを取り仕切ることからである。それを自宅にいれば、うるさい従姉たちがやって来て気分が悪いので出かけるのだ。それでも、義実家ではいつも笑顔で受け入れてくれるのだ。

 思えば、実家で息をひそめる様に暮らしていた日々。それが輿入れしてからは目の前の視界がぱっと開けたようだった。今では義実家周辺の商店もほとんど覚えた。いや、覚えられている。最早ふみは有名人なのだ。ふみが歩けば、わざわざ店から出て挨拶をされ、ふみは気さくに受け答えをする。だが、今日は絹江付きの女中とばったり出くわした。


久  「まあ、早苗さん」

早苗 「あら、久さん、奥方様も。まあ、いつもお世話になっております…」

久  「今日はお一人ですか」

早苗 「ええ、実家の母が具合が悪いのでちょっとお休みをいただいたのです」

久  「それで、お母さまの具合は」

早苗 「ええ、お陰でだいぶ良くなりましたので」

久  「そう、それは良かったですね」

早苗 「これから、旦那様のご実家ですか」

久  「ええ…」

早苗 「まあ、避難したくもなりますわね。あの、ちょっとよろしいでしょうか」

久  「どのようなことですの」

早苗 「どのようなって、うちの奥方様のことですよ」

ふみ 「早苗であったな。では、一緒に参りましょう」

早苗 「えっ、あの、私もよろしいのですか」

久  「それより、お時間の方はよろしいの。まだ、陽は高いですけど」

早苗 「そう言うところはうちの奥方様はうるさくないのです。親が悪いと言え

   ば、こうしてお休みも下さいますし…」

 

 そして、早苗も本田屋の二階からの眺めに興奮し、さらに、塗りの赤い皿に載せられた白いこんふぇいとにも驚くのだった。

 

早苗 「自分の主人のことをあまり悪く言いたくないのですけど、あの通りのご気

   性ですので…」

 

 と、早苗は甘いこんふぇいとを口にしながらも、悩みは尽きないようだった。


早苗 「絹江様はいい時はいいのです。でも、よくお気持ちが変わるのです。その

   度に周囲は慌てさせられ、あれではお姑様とは元より、殿様とのご夫婦仲

   も…。特に流産なさってからは。いえ、その流産ももう少しお気をつけられ

   ればよろしいのにいつもと同じように過ごされまして。今は大事なお体です

   と申し上げても気にされる様子もなく、それで、ちょっとしたことで…。そ

   の時、側にいた下働きの娘のせいにされ、その娘は暇を取らされました」

久  「それは聞いたことがあります」

早苗 「その後、ご側室が男子をお産みになられてからは、益々感情の起伏が激し

   く、お姑様との間はこじれるばかり。今では殿様も何もおっしゃいません」

久  「そうでしたわねぇ」

早苗 「そんな、絹江様の心の拠り所が姉の雪江様なのです。雪江様も流産なさ

   り、あちらも側室に男子がお産まれですので、合い通ずるものがおありにな

   り何と言っても実の姉妹ですから。でも、ご気性は違います」

  

 それはおわかりでしょと、早苗の目が言っていた。


久  「ええ…」

 

 雪江は何より欲深である。自分のものは自分のもの、人のものも手にすれば自分のもの。使用人たちの食事すらケチる。そして、形だけは夫を立てるが、常に自分が一番でなければ気が済まない。姑などは過去の産物。妹の絹枝に対しても当然態度がでかい、何と言っても自分は姉なのだから。それでも、絹江はすり寄って来るので態良く使う。

 更に、この姉妹の気が合うところは無類の悪口、陰口好き。人を悪く言うことで自分を正当化する。いや、すべて、周囲の者が悪くて自分達は苦労が絶えない。なんて、かわいそうなアテクシ達姉妹…。


早苗 「そして、いつも誰かを悪く言うのです。その都度標的になる者が屋敷内に

   もおりまして。また、共通の標的も…」

 

 早苗は尚も言いにくそうに言う。


早苗 「それがその、今までは主にご実家の弟嫁だったのですけど、ふみ様が本田

   様に輿入れなさると決まりましてからは…」

 

 つまり、新しいおもちゃを手に入れたと言う訳だ。


早苗 「ですので、今、しばらくは…。その内、お気も変わられると思われますの

   で、何を言われても聞き流して下さいませ」

ふみ 「回り燈篭の様に…」

早苗 「申し訳ございません」

ふみ 「早苗が謝ることはありません。しかし、その弟嫁もお気の毒に」

 

 ふみはほとんど会ったことのない、従兄の嫁に思いを馳せるのだった。


久  「奥方様はもう大丈夫ですので、その弟嫁様の方を気遣ってあげて下さい」

早苗 「はあ…。あの、それが、その、ご実家に帰られますと、最初のうちは雪江

   様も絹江様もにこやかに、甥御様や姪御様のお相手をなさってますけど、何

   と言ってもまだお小さく母親の側を離れません。それがお二人には気に入ら

   ないのです。特に、絹江様は血縁第一主義でして…」

久  「でも、ふみ様も血縁ではありませんか」

早苗 「絹江様のおっしゃる血縁と言うのは三親等くらいまで…」

ふみ 「従姉妹は付け足しなんです」

 

 絹江に言わせれば、ふみなど「従姉妹の端」でしかないのだ。


早苗 「また、弟君も大人しい方で姉君たちに何も言えないのです」

 

 そうなのだ、従兄のあだ名は昼行燈だった。それは雪江が付けたもので、それを絹江が烈火のごとく怒るとも、本当のことを言ったまでと平然としている。


早苗 「さらに、そのお嫁様もあまり気の回る方と言う訳でもなく…」

久  「それでは早苗さんだけでなく、泰恵さんも大変ではありませんか」

 

 泰恵と言うのは、雪江付きの女中である。


ふみ 「そうね。それに比べれば、私など何ほどのこともないのでは」

 

 と、ふみが余裕を見せる。


早苗 「その様におっしゃって頂きまして…」

ふみ 「ですから、私のことはあまり気にせず。私もいつまでも昔の私ではありま

   せん。先日はさすがに驚かされましたけど、もう、大丈夫です」

久  「ええ、これからは奥方様も…」

ふみ 「なに?」

久  「いえ、これから、お強くなられます」

ふみ 「ええ、柳に嵐」

久  「まあ」

 

 と、三人して笑ったが、早苗が笑うのも久しぶりだった。

 ふみは早苗にこんふぇいとに半襟、長襦袢の生地を持たせる。反物をとも思わないでもなかったが、それでは絹江の反感をかってしまうだろう。それでも早苗は思わぬ手土産に喜んで帰って行った。

 その後も三日にあげず雪江と絹江はやって来たが、適当に調子を合わせるだけのふみに飽きて来たのか、やがて顔を見せなくなる。

 











 

 

















 














  






 

 














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