No.54【伝説の剣】

男「しっかしそんだけ色々あると子供が入り込んだりしたら遊んだりして危なさそうだな」


少女「あぁ、一度みかけたことがありますよ。なんだか怖くて注意できずに見守ってただけでしたが」


男「見守ってただけってコミュ障かよ」


少女「今さらですね!男さんならそのシチュエーションで注意できると言うのですか!?」


男「……無理」


少女「そうでしょうそうでしょう!ということでですね、見守っていたら案の定エクスカリバーで遊び始めてましたね……」


男「模造……刀?なのか……?危なくねぇ?」


少女「えぇ、そうですね。少年が剣を鞘から抜いた途端、勢いよく輝きだして地面に突き刺さりました。その後に少年はすごい表情をして帰っていきましたね」


男「おい、ちょっとまて。ということはそのエクスカリバーは」


少女「その後、私が頑張って抜こうとしましたがびくともせず、依然ピロティに突き刺さっています」


男「廃墟のピロティとか全世界において一番ロマンのない場所に刺さってる伝説の剣だな……」


少女「というかこんな話を無条件で飲み込めるいまの精神状況って結構酷いですよね」


男「確かに」

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