No.13【部屋】
少女「着きました。この部屋です……っと。鍵はかかんないんですけど扉開けるのに少しコツがいるんですよねぇ。まぁそこが秘密基地感あって素敵なんですけど」ギィ
男「うわぁー。めっちゃ廃墟みてぇ」
少女「廃墟ですからね。ライフラインは通ってませんし。しかしこれでも女の子の部屋なんですよもっと感激してください」
男「無理難題だわ……廃墟なのにベッドとか机とか、ちゃんとあんだな」
少女「この部屋、元は保健室的な部屋だったようで。それらは最初からあったものです。あぁ、シーツなんかは新しく買ってきたものですし、ちゃんと定期的にお家に持って帰って洗ってますから寝転んでも問題ないですよ?……女の子の部屋のベッドですよ?寝転んでも問題ないですよ?」
男「そこを強調すんな。しかし自分で買うってめちゃくちゃ秘密基地エンジョイしてんな」
少女「えっへん。居心地も悪くないでしょう?お気に入りです。さっきまでもここで勉強してたんです」
男「勉強?」
少女「夏休みの宿題が山積みですからね!」
男「あー。俺も家にレポートとか積んだままだわ」
少女「やーいだめにんげーん」
男「まだ夏も半ばだしいーんだよ」
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