金封『御供え』の顛末
60歳位になりますと、法事で親族が集まる事が多くなります。
昔から続く家なら、集まる人の数は多人数で、
お供えの品も、数多く用意する事になります。
本家から、数を指定され、事前に『御供』の品をデパートから送付します。
ですから、仏前に供える金封は持参しない、と暗黙の了解になっていた様なのですが、それを知らずに仏壇に供えて帰宅しました。
何日かして本家から「供えて貰ったお金は返すので、書留で送ります」と電話がありました。
てっきり2・3日で送られてくるものだと思っていましたが、1週間経っても、10日過ぎても届きません。
もしかして配達で間違いがあったか…と思い、本家に電話を入れますと「もう、そろそろ送ろうかと思っていた。」と言います。
そういう事もあろうかと事前に答えを用意しておきました。
「それなら、もうすぐ御盆ですから、そのお金で御供え物を買って、お仏壇にお供え下さい
」と伝えました。
事、お金に関しては少額でも神経質になります。
電話をする私は、ひとつ間違えると、「お金はまだか」と、要求する様な格好になるところです。
この答えを出すまで、しばらく頭をかかえて悩みました。
結婚して30年以上になりますが、人との付き合いは苦労がつきません。
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