お祭り歩行者天国

 あれほどはしゃいでいたお日様が

 いつの間にか黙って知らない間に帰ってる

 もう大空の主役を星たちに譲ってる


 風の色も透き通っていく

 みんな思い思いのオシャレして

 予定のない買い物楽しみにしてる


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 派手な飾り物の上にちょこんと座って

 道行く人々を眺めているよ


 土曜の今夜は店を上げてのお祭り騒ぎ

 いつもは無愛想な店長さんも

 今宵はスマイル大サービス


 浴衣ゆらゆら練り歩き

 相変わらず金魚すくいとかやってみたり

 綿菓子なんていつもは欲しいとも思わないのに


 ちっちゃなちっちゃな女の子

 賑やか楽しい事が大好きで

 いつの間にか人ごみの中に混じってる


 子供たちここぞとばかりに駄々をこね

 雰囲気に負けた両親が後悔を覚える頃

 遠くの海に火の華が咲いていた

 その手にはファミリー花火セットが踊ってる


 大切な夏の想いでまたひとつ

 ひとつひとつ大切にして行こう

 いつか楽しく話せる日の為に

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