欲求

人は皆、何かを求めてしまう。


愛し愛される相手を求めたり。

豊かな時間を齎してくれる物を求めたり。

或いは居心地のいい環境を求めたり。


それらを手に入れる事が出来れば、

それに越した事はないだろう。


しかし、そういつもいつも、

手に入れる事が出来るとは限らない。


また、手に入れる事が出来たとしても、

次の何かを求めてしまうだろう。


人は皆、何かを求めてしまう。


勿論、その様な欲求から解放される事は、

一つの理想ではあるのかもしれない。

それでも、結局は、その理想を求めてしまう。


もし、その理想に到達したら、どうなるのか。


それは誰にも分からない。

命ある者に、それを知る事は出来ないだろう。


それを知ろうとする事も欲求になる。


また、求めるものを失ったら、どうなるのか。


それは、どうなんだろう。

もしかしたら、それで死にたくなるのかもしれない。


でも、それも死を求めるだけの事。


結局、人は何かを求める。

そして、求めている間に命が尽きるのかも。


求める事すら出来なくなってまで、

生き永らえる事が幸福なのか。


一つの側面では幸福なのかもしれない。

そして、その幸福は、そんなに多くはないだろう。


一方、別の側面では幸福ではないとも思う。

そして多くの者は、その前に死んでしまう。


そう。

殆どの者は"道半ば"。


生きている間は求め続けて死んでいく。


それもまた、幸福なのかもしれない。


Not Bad Halfway Also...

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます