機械

僕は機械。

言葉を紡ぐ機械。


世の中を監視して、

異常を見つけたら、

警告音を鳴らす。


僕の言葉は、

その警告音。


ただし、その警告音は、

僕の基準で決められる。


全く融通は利かない。

だって機械だからね。


そして、その対応は全て、

周囲の者達に委ねられる。


僕は警告音を鳴らすだけ。

基準を超えた時にだけね。


その警告音を聞いた者が、

対策の必要性を考慮する。


そして必要性がある様であれば、

何らかの対策を講じるのである。


必要性が無かった場合に、

僕はポンコツと言われる。


そんな事を言われても仕方がない。

だったら基準を更新して欲しいな。


僕は機械。

警告音を鳴らす機械。


全く融通は利かない。

だって機械だからね。


I'm Alert Machine...

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