【パワハラ、モラハラが当たり前。最悪の会社です】

【毎日、無理な営業電話を強制されます。嫌がられているところに架電しているのに、“なぜ結果が出ないんだ！”と頭の悪い上司に激詰めされる…】

【心を病んで、今日も一人辞めていきました】

A社の口コミサイトには、こうしたネガティブなカキコミがズラッと並んでいる。相当酷い会社なのだろう。学生たちや中途入社希望者たちは、A社をスルーし、ライバル会社のB社に応募する。なにせB社は、キラキラしているのだ。SNSでもA社の評判は悪い。ネットで検索さえすれば、簡単に情報を集めることができるのだ。良い時代に生まれた。

「ハー。本当にしんどいな」と、カキコミをしていたA社の社員は呟く。なんせ、自分のプライベートな時間を使ってやっているのだ。面倒くさい作業になる。しかし仕方がない。優秀な新人などに来られたら、たまったものじゃない。こんなに働きやすい環境、絶対に他人になんて譲りたくないのだ。

一方、B社では過酷な労働下で社員たちが虚偽のカキコミをさせられていた。残業代も出ない深夜、愚かな上司に激詰めされながら…。