竟憶のリトロス

作者 鉄機 装撃郎

71

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★★★ Excellent!!!

いくつの死線を潜り抜けたベテラン軍人バルト隊長が率いる試験先行運用部隊。その彼らを待ち受けるのはフェンリルという謎の組織、そして文字通り命がけの硝煙漂う戦場。

ロボット――トールの設定が秀逸で、まるで本当に存在しているのではないかとう錯覚に陥るほどに細かくて、そして戦術もまたリアリティが込められていてまさに『むせる』。

また出てくるキャラクターも個性的。何と言ってもある事件で奥さんを失ったバルト隊長。奥さんを失った虚無を抱きながらも戦場を駆ける姿は、まさ「歴戦の戦士」とも言ってもいいカッコよさがあります!
もちろんもう一人の主人公であるナオトも青臭いながらも親近感があり、決して目が離せません!

ガンダムでよく言われる、いわゆる『オッサンの活躍』が見たい貴方、ぜひ手元に取ってはいかが?

★★★ Excellent!!!

人が巨大ロボットに乗り戦う世界が存在したら、
そこにあるであろう物、起こるであろう出来事、
それらが圧倒的な筆力で緻密に再現されています。

軍のロボットを作っている会社がある、
会社と軍の関係からこういうことが起きる。

ロボットはこういう仕組みで動いている、
だから操縦者や整備班にはこういう苦労がある。

訓練・作戦・人間関係
全てが必然の連なり。

そう感じるほど確かな『世界』がそこにあります。
あなたもこの『世界』に没入してみませんか?

★★★ Excellent!!!

こんな作品が無料で読めてしまっていいのであろうか……!
そんなことを考えてしまう程に、一文字一文字から感じられる熱意と情熱は、ただただ圧巻の一言。
これを読まずしてカクヨムロボは語れない。

舞台は、架空の二大国家が採掘資源を巡り、幾度となく戦火が上げられる戦場。
そこでは、全高20m程の巨大人型兵器「トール」が陸の覇者となっていた。
主人公・バルト=イワンド大尉は、エークス軍における最新鋭のトールの運用を行うことが主目的である「試験先行運用部隊」隊長として、他の者がそうであるようにトールパイロットとして戦場を駆けていた。
そんなある日、自身が隊長を務める部隊に新規に最新鋭のトール一機とパイロット一名が配備されることとなり──。

冒頭でも書いた通り、とんでもない質量を持った作品です。
細かな機体描写、心理描写、戦闘の様子……その全ての言葉にとてつもない存在感があり、没入感も相まって、まるで自分自身がトールに乗っているかのように錯覚し、また目の前にトールが存在し、巻き上げる砂塵や吐き出される放熱まで感じられてしまう程。

そして何より、魅力的なキャラ──この世界に生きる兵士や士官達の、人間味溢れた存在感は必見。
戦場に立つ者の決意や生への執着、抱える復讐心、整備士の苦悩から、果てには無能な上官達の安っぽいプライドまでもが、いきいきと、ありありと、余すところなく表現され、それがドラマ性として物語に奥行きを与えています。
これもひとえに、作者様の筆力の高さの賜物。

現在公開されている総文字数から見ても、ものすごく長いです。
異世界転移もハーレムも、ラブコメも主人公チートもありません。
ただあるのは、広大な荒野と、硝煙と炎と陰謀が渦巻く戦争と、そこで必死に生き抜こうと足掻くトールパイロット達の人間ドラマです。
それでも、この物語の行く末は見届けなくてはいけない。
そう感じさせ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

膨大な設定、描写、歴史、お腹がいっぱいになること間違い無しのリアルロボットの満漢全席です!

とは言えすべて読むのは体力を使うと思われるのできっちり時間をとって最初から一気に読み込むことをおすすめします。

ただ一度読み始めればキャラが良いので嵌まることは間違いありません!

皆さんも是非どうぞ!