第252話 シャーロットの戦場らしいです
雄一達が出発して3日目のお昼過ぎ。
ザガンの冒険者ギルドで、何やら相談するミラーとエイビスを訪ねる者が現れた。
近寄ってくる人物に気付いたミラーとエイビスは歓迎するように笑みを浮かべる。
「ユウイチ殿が居られない時にお会いするのは、初めてでしたか? シャーロット嬢?」
「はい、2度ほどお会いしておりますが、主に紹介されただけで、いつもは主の後ろに控えており、お声を交わすのも今回が初めてになります」
メリーを抱っこするシャーロットは抱いてるメリーが落ちない程度に腰を曲げて礼をする。
少し前のシャーロットなら、こんな中途半端な礼は良しとせずにメリーを降ろして正式な挨拶と礼をしたであろうが、冒険者ギルドでするには浮くという事を雄一の下で生活する事で身を持って覚えた。
そんなシャーロットに微笑を浮かべるミラーが話しかける。
「そういった自然な挨拶ができるようになったのを見ると感慨に更けてしまいそうなりますね?」
「すまないが、そろそろ、そのネタでからかうのは勘弁願えないだろうか? 今も思い出すだけで汗顔の至りなのだ」
汗顔というより赤面という具合で困ったように身を捩るシャーロットであったが、そんなウブな反応はこの2体のアクマには御馳走である事にまだ気付いていない。
雄一に剣を捧げたシャーロットは、雄一の周りを取り巻く要人に顔を売る為に手始めに雄一の専属受付であり、同時にエルダ―エルフの1人のミラーに挨拶に出向いた。
そこでシャーロットはミラーがいる受付に行くと自己紹介から、お日柄も良くから始まるような挨拶を述べ出し、慌てたリホウに止められて一悶着起こした。
止めるリホウに抗っていたシャーロットだったが、リホウがリーサルウェポンを持ちだす事で黙らされた。
「アニキが恥を掻くだけですよ?」
これには二の句がつげないシャーロットはおとなしくなる。
勿論、その展開を口許を三日月のようにして笑うエルフは、その日の内にキュエレーの商人に手紙を送った。
『英傑の下に新たな英傑が現る!』
今、2人の間のホットな情報の一つに数えられていた。
「それで今日はどうされたのですか? ユウイチ殿が恋しくて探しに来られたのなら、まだ帰っておられませんよ?」
「そ、そんな用事で伺った訳ではない!」
楽しそうに笑うエイビスとカウンターの上に両肘を着いて掌の上に顎を載せて見つめてくるミラーから視線を逸らす。
赤面している事には気付いてないようで、咳払いをして仕切り直したつもりのシャーロットは話を再開する。
「エイビス殿とちゃんとお話させて頂いた事がありませんし、お二人が揃って仕事に追われてない状態という珍しい機会を逃すのもどうかと思い、伺った次第であります」
「ほう、つまり、目的があって私達を訪ねたという事でしょうか?」
少し感心するように見つめるエイビスはシャーロットの評価を修正する。
確かに雄一の下に来て砕けてはきてるが、どうしても生まれというのは考え方に影響を受け易い。
まだ、ミラーであれば、エルフの現人神として敬意を払えるが、商人は金を持っていても貴族育ちの者からすれば下に見る傾向があり、自分から挨拶周りをするのは没落貴族ぐらいである。
そうしないシャーロットは、雄一の為、剣を捧げた人の為に変わろうと頑張っている事が本気でないとこんな短期間で変われるものではない。
エイビスの言葉に頷くシャーロットは、メリーを降ろして先程より深く腰を折って頭を下げる。
「恥知らずと言われる覚悟で色々、教えを受けたいというお願いと、私がしようとしている事に協力をお願いに伺いました」
「私達でお力に成れる事でしょうか? とりあえずは、御用件を伺っても宜しいでしょうか?」
シャーロットの真剣な瞳を見つめて、ミラーが微笑みながら聞き返す。
深呼吸をするようにしたシャーロットは意を決して話し始めた。
「私は主に剣を捧げた。だが、私は主の役に立てる事は何があるだろう、と今まで、特にこちらに来てから考えた。家事? 私は不得手だ、勿論、お手伝いができる程度には成長する気はあるが、そっち方面で主を支えるティファーニアとディータがいる」
考え込むようにして話すシャーロットは、残念だという気持ちを隠さずに溜息を零しながら続ける。
「ならば、主の盾として御身を守る? 主の身の危険を感じる事に対応は勿論できないだろう。むしろ、助けられて窮地に追い込まれかねない。そして、ある結論に達した。私は主の盾になろう、と」
「今、言った事と矛盾してませんか?」
シャーロットとの会話を楽しむようにエイビスは突っ込みを入れてくる。
笑みを浮かべ、そのままのシャーロットは首を横に振ってみせた。
「最初に言った意味とは違う。物理的な話ではなく、間接的な話だ。私は学校の運営に携わろうと思う」
「ほう」
溜息を洩らすように相槌を打つミラーがシャーロットに続きを、と促す。
「主の両手には一杯抱えているモノがある。その一部であれ支えるのが私の役目だと思っている。あの学校はもっと大きくなるだろう。運営をするうえで金勘定は付いて回る。あれだけの有能なモノを排出してると学校に政治が絡んでくる」
そこで一旦言葉を切ったシャーロットはミラーとエイビスを交互に見つめ、腹に力を入れて話しかける。
「確かに私は社交、計算を人並みには教育は受けている。だが、百戦錬磨の者達と対峙した時、それがどれほど役に立つだろうか? ないよりあった方が良い程度の話。だから、お願いします。私に知恵を授けて下さい。そして、お願いします。私のコネになってください」
迷いも感じさせないシャーロットは胸を張るようにして言い放つ。
それを見て、笑いを堪えるようにする2人。
「素直なのは美徳ですが、そうも捨て身で来られると良いように利用されて終わりますよ? それにコネですか、ユウイチ殿はお好きではないでしょう」
「ええ、主はお好きではないでしょうが、私は選びます。コネを求める、素直に胸襟を開く相手を。貴方達であれば問題ないと判断しています」
「伺いましょう」
揺るがぬ自信を感じさせるシャーロットの様子を見つめるエイビスが余り人に見せない柔らかい笑みを浮かべた。
「貴方達は決して主を裏切らない。主の為に頑張るモノを利用しない。むしろ、力を貸したがる。何故なら、主が進む道の先に貴方達が思う優しい場所があると信じている」
2人をジッと見つめて迷いもなく言い切るシャーロット。
この2人にしては珍しく自分達から視線を切り、ミラーは乱れもしない髪を撫でつ、エイビスは眉間を揉むようにして顔を覆う。
どちらの口許は嬉しげに弧を描いていた。
「そんな大袈裟な理由はないんですけどね?」
「ただ面白いからしてるだけでね?」
本当に珍しく押され気味の2人が顔を見合わせて、ねぇ? と首を傾げ合う。
シャーロットも珍しく少しイヤラシイ笑みを浮かべる。
「公式見解はそのようにしておいてもいいですよ? ですが、貴方達がここにいる事が全て……ではないでしょうか?」
「おやおや、私達に脅迫ですか? シャーロット嬢もお人が悪い。さてさて、これほどの方に教えて差し上げられる事がどれほどありましょうか?」
「ええ、本当にユウイチ様も草葉の陰で泣いてらっしゃるでしょうに、「俺の可愛いシャロは死んだ!」とね?」
ミラーの最後の一矢報いた雄一の創作のセリフを聞いたシャーロットが顔を真っ赤にする事に成功した事で2人はいつもの調子の張り付いた笑みを取り戻す。
そして、どちらかとなくシャーロットに手を差し出す。
「これは良かった。まだシャーロット嬢に教えて差し上げられる事がありそうです。微力ながら尽くしますよ」
「ええ、助力を惜しまないつもりです。ですが、少しづつ今回の借りは返していきますので、お忘れなきように?」
してやられた事をしっかり根に持ちながらも協力する事を伝える2人と握手していくシャーロットは困った顔をしながら笑う。
「早速、後悔が過り出してるのだが……大丈夫であろうか?」
若輩者を困らせながらも1歩も譲る気のない年甲斐もない年長の2人は高笑いしたい衝動に耐えていると冒険者ギルドの入口が騒がしい事に気付く。
そちらに視線をやる3人。
騒ぎの中心にいる30過ぎの男に見覚えがあるらしいエイビスが口を開く。
「あれは、解体屋では老舗と言えるブラッドの代表のようですね。無闇に騒ぎたてるタイプではありませんので気になります」
そう言うエイビスは早速とばかりに現場へと向かう。
エイビスを追いかけるように野次馬するミラーも着いて行こうとするのでシャーロットもメリーを抱っこすると追いかけた。
声が聞こえる辺りに到着すると耳を傾ける。
「おいおい、馬鹿話に付き合う程、俺達も暇じゃないんだ。そういう騒ぎで遊ぶのなら酒場でしてこい」
「ち、違う! 本当にザガンを目指してやってくるモンスターの集団があるんだ。家の団員からの緊急の狼煙が上がったから千里眼のスキル持ちに確認した結果、1万を超える数でこちらに近づいて来ている」
どうやら、既に同じ話がされてた後のようで代表で聞いていた者が小馬鹿にするように周りを巻き込むように見渡してから肩を竦める。
「ああ、つまり、大群でやってくる儲け話だから金を寄こせ、と言いたい訳だな? そんな与太話に払う金はないぞ?」
「だから、そんな事言ってる場合じゃない。このまま何もしなかったら……くそっ、こうなったら自分達だけでも逃げるか? いや、上空に飛んでたドラゴンも普通じゃない、逃げ切れるとは思えない」
陸路はモンスターが行進しているし、海路に逃げてもドラゴンに追われたら海の上では勝負にもならない、と焦った顔でブツブツと言うブラッド代表。
それを聞いていたシャーロットは、ブラッド代表が嘘を吐いているようには見えなかった。
仮に嘘だとしたら、同じスキル、千里眼を持つ者に確認されたらすぐにバレる。エイビスの言う解体屋の老舗という看板を背負うモノを穢す行為は安い代償なのだろうか、とシャーロットは考える。
自分の中で答えが出たシャーロットは横にいたミラーにメリーを預けると人を掻き分けて渦中に向かう。
シャーロットが2人の前に到着した時、話し相手の体格の良い男が呆れた顔して離れようとしていたところであった。
「待って欲しい。今のブラッド代表の言葉が本当だった場合、手を打たなければザガンの街の壊滅を意味する。ブラッド代表、そのモンスターはどの方向から?」
立ち去ろうとしてた男を呼び止め、ブラッド代表にはモンスターがやってくる方向を聞くと偶然の一致か雄一が向かった『精霊の揺り籠』と一致する。
「この一致は偶然か?」
「あの方が噛んでいる以上、偶然と片付けるのは危険ですね」
いつの間にか隣に来ていたエイビスがシャーロットの独り言に答える。
その言葉で覚悟が決まったシャーロットは周りを視線を集めるように大きな身振りをして注目を集める。
「皆、聞いて欲しい。今の情報はブラッド代表の手の者が調べてるから、という理由の1つでイマイチ信用ができないのではないか? なら、今、話をしていて否定的だった者が知る千里眼持ちに確認して貰うのはどうだろうか? 頭越しに否定するには怖すぎる情報だ」
本当だったら嫌だという思いもあるのか、他人の顔色を伺うように見渡す姿が見受けられるがシャーロットに頷いてくる。
体格の良い男に向き直るシャーロットが依頼する。
「千里眼持ちは誰かいないか?」
「いるにはいるが、ただじゃねぇ。俺は金を払うのは嫌だぞ?」
そう言いながら、その人物はこの場にいたようで体格の良い男が細い体をした1人の男を見つめるのでシャーロットも見つめて話しかける。
「見てくれないか? ブラッド代表の妄言であったら、貴方に依頼した仕事として私が金を払おう。詳細を見ろとは言わない。本当にこちらに向かうモンスターの群れがあるかどうか分かればいい」
「毎度あり、すぐに見てくる」
そう言うと冒険者ギルドを出て行った。
出て行ってから5分程すると真っ青な顔をした細い体をした男が逃げ帰るようにして戻ってくる。
その様子を見たこの場にいる者達が例外なく信じられない顔をした。
「ぶ、ブラッド代表の言う通りだった。こっちにやってくるモンスターの群れはある。しかも飛んでるドラゴンの1頭に見覚えがある火を放つ竜ファイアドラゴンだ、間違いねぇ!」
細い体をした男は、見た自分が信じられないようで続けていってくる。
「モンスターの群れだけでもおかしいが、もっとおかしい事があった。モンスターの進行を止めるように黄緑のオーロラのようなもので大型モンスターが足止めされてた……」
「なんだと? それは家の千里眼持ちは発見してないがどういう事だ?」
その話を聞いたシャーロットが頭に浮かんだのは主である雄一の顔であった。
「おそらくユウイチ殿が何かしてくれているのでしょう。ですが大型モンスターは抑えているようですが、それ以外はこちらに来てるようですね」
シャーロットも同意だったので頷いてみせる。
今の情報を聞いた冒険者達は浮足立ち始め、逃げ腰、弱り目といった様子を見せ始め、キッカケさえあれば飛び出して逃げようとする者が現れそうな空気が張り詰め始め、一瞬の静寂から暴走の気配が弾けそうになるタイミングでシャーロットが叫ぶ。
「拝聴!!」
逃げようと動き始めた集団がビクッとさせて叫んだシャーロットを見つめる。
何百という瞳を向けられたシャーロットは意も解さない。
ゆっくりと歩いて中央に立つと周りを見渡す。
「どこに行かれようというのだ。この大陸の隅で海にしか逃げ道がないザガンで? そんな都合の良い逃げ道がある訳がない。ここで踏ん張って戦うしかない。日頃、モンスターと戦い続けている貴方達ならきっとそれができる!」
「馬鹿野郎! あれほどの数を相手を普段からしてると思うなよ、お嬢ちゃん!」
最初、ブラッド代表と話をしていた体格の良い男がシャーロットを覗き込むようにして威嚇してくる。
それにビビる素振りをみせないシャーロットに逆に後ずさりさせられる体格の良い男。
「ああ、私もそんな事をできるとは思ってない。先程、大型モンスターは足止めされていると言っていた、そうだな?」
「ああ、いつまで抑えてられるのか分からないが、確かに足止めされてた」
それに頷いたシャーロットはこの場にいる者によく聞こえる声を響かせる。
「聞いた通りだ。今なのだ。モンスターを分断して貰えている、今をどうにかして協力し合わないと!」
「そうは言うが、俺達は冒険者だ、軍のような事はできないぞ。それにここにコミュニティ同士の派閥もある。そんな場合じゃないと分かっていてもな」
どうやっても纏まらないと愚痴る体格の良い男を見つめる。
「では、冒険者ではない私が指示を出す。それでどうだ?」
これは名案だ、と頷くシャーロットを見て、呆れを隠さない体格の良い男が罵るように言ってくる。
「ふざけるなよ、小娘? お前のように弱いヤツの指示なんか!」
「勿論、存じております。貴方には勿論、ここに居られる方達の誰が相手でも剣を交えれば負ける自信がある。だが……!」
罵られても笑みを浮かべるシャーロットは皆を笑み越しで見つめる。
「今は、とある人に剣を捧げて市井の者ですが、先日まで私は伯爵でした。集団戦のノウハウを幼少の頃より叩きこまれてきました。何より、私は冒険者ではない。冒険者と触れ合う事が多いが違うのです。コミュニティの利害関係の外にいる私にかけてみてくれないか?」
そう言われた体格の良い男も難しい顔をして黙り込む。
他の者達も似たような感じであった。
否定する言葉が出てこないのであろう。
パーティ単位ぐらいであれば、どうとでもできるが何百、何千となるとどうしたらいいか分からない。そのうえ、誰に任せたらいいか誰も答えられる状況ではない。
これが冒険者の街と言われるザガンの最大の弱点。統治する者がいない街、それがザガンであった。
難しい顔は皆と同じだが、ここに駆け込んできたブラッド代表が声を上げる。
「私はこのお嬢さんに任せるのはアリだと思う。私が警告を伝えに来た時、誰がそれを受け止めて真実を見極めようとした? そう、このお嬢さんだけだ。正直、お嬢さんが声をかけなければ、本当に仲間を連れて駄目元で海に逃げる気だった」
いたと言うなら、名乗り上げろ、と叫ぶブラッド代表に何も言えない冒険者達。
最後に体格の良い男を見つめる。
「最初から聞いていたのに、頭ごなしに否定して調べる気もなかった。俺もこのお嬢さんを支持する。それでいいな、皆!」
迷いがないと言えば嘘という思いはありそうだが、他に手がないと呟く者に引きずられる形で一同は頷く。
それを確認したブラッド代表ブラッド代表と体格の良い男はシャーロットを見つめた。
「お嬢さん、名前は?」
「シャーロットだ。貴方達の名も聞いておこう」
そう聞き返すシャーロットに2人は答える。ブラッド代表はプラスと体格の良い男はボンズと名乗った。
「では、すぐに準備にかかってくれ。準備が済み次第、城門前に集合。コミュニティ単位、もしくは、パーティ単位で固まってくれるように頼む」
シャーロットの言葉を受け取った冒険者達は頷くとすぐさま冒険者ギルドから飛び出すように動きだす。
先程までの鈍い反応が嘘のようだ。動く指針があれば、身の軽い冒険者、騎士達のように建前など気にしない、今の自分達の利害に素直だ。
「では、後で」
そうボンズが言うと頷き返すシャーロットを見た2人も冒険者ギルドから飛び出す。
先程まで人で一杯だった冒険者ギルドにはギルドの職員を除いてシャーロットだけになる。
今まで隠してきた緊張を吐き出すようにしたシャーロットは後ろを振り返ると頭を下げる。
「言った傍ではあるが、早速、お力とお知恵をお借りしたい」
「勿論です。私達の力が及ぶ限り、何でもお貸ししましょう」
「そうですよ。私達はあの人に引き寄せられた同士で、今日から共犯者のような関係、沈む時は一緒ですよ」
「いや、犯罪に手を染めた事も終わる気もないのだが……」
困った顔をするシャーロットを楽しげに見るアクマは良い笑顔を浮かべる。
「良い感じに肩の力が抜けたところで、時間もないことなので作戦会議をしましょう」
ヘラッとした自信を感じさせる笑みを浮かべるミラーがそう言うと3人は顔を突き合わせて雄一が見れば悪巧みをしてるようにしか見えない作戦会議が始まった。
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