◆Climax01◆世界の外より来たる(2)

●第1ラウンド

GM:では、戦闘を開始しよう! まずセットアップの開始時、みさとに呼びかける判定だ! さあ、【精神】の判定を行なってもらおう。最初の難易度は8だ。

菫:わたしの【精神】は2!(ダイスを振る)9で成功。コブシを効かせて歌います!

ルイン:おお、これが地球の演歌というものか!(笑)

GM:菫のコブシが効いた歌声は、悪しき魂に取り込まれたみさとに届き……ソウルイーターはその動きを止めた。では、次は魔族の乱入判定に入る……!


 まず先陣を切って判定したクロウはフェイトを1点使い、ディブロウの乱入を見事に阻止……残る三方向の判定も成功し、このラウンドに魔族の乱入は起きなかった


GM:ち! 生徒会長やマッスル先輩の活躍により、魔族の乱入は食い止められた。

フジヤマ:生徒会長の眼鏡をくいっと直すごとに、インプが一体焼け死んで―――。

ルイン:どんな技だ!?(笑)

GM:「ふんっ!」と、マッスル先輩はハゲンティの攻撃を筋肉ではじき返している。ではここでセットアッププロセスだ。


▼行動値

ソウルイーター(みさと) 18

フジヤマ 13

菫 8

クロウ 8

ストラス 8

フォモールABC 7

ルイン 5

戦闘図版↓(お手数ですが下記URLをコピーして、ブラウザに入力してください。戦闘図版を閲覧できます)

http://www.fear.co.jp/kakuyomu_gazou/30C02_R01-01battle.jpg


 GMが、セットアッププロセスの宣言しようとしたその時だった。

 セッションを行なってる会議室のドアが、軋んだ音を鳴らして少しだけ開かれた。


ドアの向こうにいる人物:ち、ちら……ちらっ。

菫:……えっ!?

GM:あ、来た。なんというナイスタイミングだ。

味里:おはようございます~!(と、ドアを開けて入ってくる)

菫:え、あれっ!? みーちゃんっ!? リアルみーちゃんだっ!?

クロウ:なに、味里ちん!? どういうこと、にーやん?

GM:今日、近くで仕事があったそうでさ。ちょっとのぞきに行ってもいいかって、さっき「LINE」で連絡がありまして。面白いから、エネミーのダイスを振ってもらおうかと。

菫:すごいタイミングだよ、みーちゃん! ちょうどみーちゃんの行動だよ!

味里:おお!!

菫:でも、みーちゃんは今、肉塊になってるよ!(と、絵を見せる)

味里:ど、どういうこと!? やめて―――っ!?(一同爆笑) しょ、庄子! 助けてっ!

菫:もちろん……っ!

GM:うひひ。では、あらためてセットアッププロセスを始めよう!


 セットアッププロセスでスキルの宣言をしたのはルインだけだった。《ヘイスト》を使用した彼はフェイトを1点消費し、クロウは【行動値】16まで上昇させた。

 そして、戦いはメインプロセスに突入―――《ヘイスト》の力をもって先手を取ったクロウは、《マジックブラスト》で《エンチャントウェポン:地》の対象を拡大……菫とフジヤマの攻撃を〈地〉属性の魔法攻撃に変更する。

 続くフジヤマは、フォモールのエンゲージに移動、《ワイドアタック》で範囲(選択)の攻撃を敢行―――したのだが……。


味里:じゃあ、回避しますね! (ダイスを振る)フォモールAは回避失敗。Bは11が出たので回避成功! Cは回避失敗!

菫:あぁっ! 一体に避けられた! そこはがんばらないでよ、みーちゃん!?

味里:ごめーん!(笑)

GM:今、フォモールはソウルイーター・みさとの加護の下にあり……!


 フジヤマの放った短剣の一閃は、フォモールA、Cに21点の魔法ダメージを与えた。

 一体が回避に成功したのを確認しつつも、菫はフォモールを無視して迷うことなくソウルイーター……いや、みさとの元へと全力で駆け込む。


GM:では、菫は眼前に浮遊する巨大なアンデッドを見据える。そして感じた。その体内に取り込まれたみさとの意識が、急速に弱くなっていくことに。代わりに感じられるのは絶望、後悔、断念―――そんな負の感情だ。そう、みさとは今……はい、台詞をどうぞ。

味里:(朦朧とした、しかし切なげに)「……もう、なにもかも、どうでもいい。あたしはなにもいらない……あたしの周りには誰もいない―――」

一同:おお……っ!?

クロウ:なんか芝居が本気すぎるんですけどっ!(笑)

菫:ああっ!? みーちゃんがっ! アイドルになるんじゃなかったの!

味里:「す、みれ……?」……って、あっ!?(時計を見て)あたし、そろそろ仕事に行かないとっ! すみません~、そろそろ失礼します!

一同:早っ!?(笑)

クロウ:忙しい中、遊びに来てくれてありがとねぇー。

菫:またね~。みさとは必ず助け出すから!

味里:頼んだよ、庄子……!(←退室)

GM:……ああ、みさとの中の人が現実世界へと帰還してしまった。えー……そう、先ほどまで微弱ながらも感じられていたみさとの意思が今、ソウルイーターの怨念の中に消えた。

菫:ああ……っ!

クロウ:(テーブルに並ぶコマを見て)く……この生き残ったフォモール、邪魔だ!(笑)

菫:じゃあ、ソウルイーターを《バッシュ》で攻撃します!


 菫はソウルイーターめがけて、渾身の力で剣を叩きつけた。

 フェイトを使って振り直し、確実に命中させたはずの攻撃は……しかしストラスの《プロテクション》によって妨害され、わずか13点ダメージを与えるに留まった。

 お返しとばかりに、ストラスは菫に《アースバレット》を叩き込む。石礫の奔流がアーシアンの少女を襲った。ひやりとする瞬間であったが、ルインの《プロテクション》のおかげで、ダメージは12点止まり。ただバッドステータスの[スリップ]を受けることとなった。


GM:というわけでストラスは終了。次はフォモールたち。まずフォモールAから。ターゲットは目の前にいるフジヤマ。その首を刎ねる。(ダイスを振る)出目は10。命中は17。

フジヤマ:ぐべらばあ!?


 フォモールの攻撃がフジヤマとルインを襲う。しかし、フジヤマはクリティカルで回避。ルインが新調したサークレットと《プロテクション》でノーダメージと、事なきを得た。

 その後、ルインが菫に《ヒール》。一気に29点を回復して第1ラウンドは終了した。

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